Vol.01から5回にわたって、クルマに乗る前に簡単にできる、寒さで縮んだ体を内側から温めるための「温活ストレッチ」を紹介してきました。ラストは、さらにお手軽な“反射区もみ”を取り上げます。
「反射区」とは、体の臓器と神経がつながる場所で、押したりもみほぐしたりすることで、その臓器に間接的に働きかけることができるポイントのこと。反射区もみで、体を温めて冬のドライブを快適に乗り切りましょう!
目次
いつでも簡単にできる手の反射区を活用しよう
体温を上げるためには、熱を作り出す肝臓、全身に血液を送る役目を果たす心臓、体温をコントロールする役割を担っている脾臓などの働きを上げることが必要です。肝臓の反射区は右手にあります。右手の小指の付け根から指一本分下あたりを、親指の腹で押してほぐします。
心臓と脾臓の反射区は、左手にあります。左手の薬指の付け根、指一本下あたりから手首に向かって、手のひらの中央辺りまでを親指の腹で押してほぐします。
続いて、ツボも押しましょう。東洋医学が起源のツボ。ツボは血などが流れる通路上に点在していて、押すことで複数の臓器に間接的に働きかけます。
血行をよくするツボは、指と指の間に存在しています。片方の手の人差し指と親指で挟むように、4カ所の指と指の付け根を押しましょう。反対の手も同様に行います。
“反射区もみ”もツボ押しも手軽にできるので、デスクワーク中にもおすすめです。また、冬のドライブでは、車内にブランケットを用意しておくと重宝します。とくに足先は冷えやすいので、下半身の冷え対策におすすめです。6回にわたってお届けしてきた「温活ストレッチ」、ぜひ活用して快適なドライブへお出かけくださいね!
text by インナービューティ講師 鈴木珠美/beecar編集部