自動車保険の弁護士費用特約の特徴を徹底解説!メリット・デメリットとは?

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自動車保険に加入する際の特約として、人気を集めている特約が「弁護士費用特約」です。
「この特約はどのような特徴?」や「本当に必要な特約なの?」と疑問を持つ方もいることでしょう。
本記事では、自動車保険の弁護士費用特約の特徴を徹底解説します。

保険と一緒に加入する特約なので、加入するかしないかは自由に選ぶことが可能です。
また特約のメリットデメリットについても詳しく解説します。
弁護士費用特約について正しく理解し、特約を付けるか付けないかの判断に役立ててください。

目次

自動車保険の弁護士費用特約の特徴


弁護士費用特約の特徴について、以下の項目で解説します。

弁護士費用特約の特徴についての3つの解説項目
  • 弁護士費用特約とは?
  • 弁護士費用特約の補償タイプは2パターン
  • 弁護士費用特約の注意点

弁護士費用特約は、自動車保険に加入している人ならだれでも加入できます。
しかし、補償内容によっては「特約を使用したい」と思っても、使用できないケースも存在するのです。
内容を把握することで、自分に必要な特約かそうでない特約なのかが明確になります。

特約の特徴について正しく理解し、補償タイプについても把握しておきましょう。
ここからは、3つの解説項目について一つずつ詳しく解説していきます。

弁護士費用特約とは?

弁護士費用特約とは、自動車事故で自分が被害者になった場合に、相手に対して損害賠償請求を行うために必要な弁護士費用や法律相談費用などを補償してくれる特約です。
この特約に加入していれば、弁護士に相談したり、示談交渉を代わりに行ってもらえます。
追突事故の被害に遭った際や歩行中の事故など、自分に責任が生じない事故の場合には、自分が契約している保険会社が示談交渉することはできません。

なぜなら、弁護士法に抵触してしまうからです。
相手の保険会社と自分で交渉をして、どこまで保険で補償してもらうかを示談交渉しなければなりません。
示談交渉に慣れている方なら問題ないことですが、誰しも慣れているとは限りません。

そのような場合に、弁護士費用特約が活躍します。
示談交渉を弁護士に任せることができ、そこで発生した費用も保険で補償してもらえるのです。

法律の観点から交渉してもらえるので、自分で示談交渉するよりも話を有利に進められる可能性が高いです。
示談交渉など保険契約者が行う自信がない方は加入しておくと、万が一の際に利用できるでしょう。

弁護士費用特約の補償タイプは2パターン

弁護士費用特約の補償タイプは以下の2パターンです。

弁護士費用特約の2つの補償タイプ
  • 自動車事故のみ
  • 自動車事故と日常事故

1つ目の補償タイプは、自動車事故のみ補償される内容です。
「追突された」や「駐車中に車をぶつけられた」など、自分に責任のない事故の際、弁護士に相談する費用を補償してもらえます。
これは事故内容もそうですが、「自動車事故」のみに適用されるので、自動車が絡んでいないと補償されません。

2つ目の補償タイプは、自動車事故と日常の事故で補償される内容です。
自動車事故の他に、日常の事故でも弁護士費用を補償される内容になります。
日常の事故に当てはまる内容としては、「歩行中に自転車にぶつかられ怪我をした」など、日常生活で起こり得る事故のことです。

いつでも起こり得る事故の弁護士相談料を、保険でカバーしたい場合はこちらを選択します。
例えば「怪我をしたが加害者が通院費を支払ってくれない」というときなどに、弁護士に相談や示談交渉をしてもらう費用を保険で補償してもらえます。

このように、補償タイプ次第では特約を「使用できる」「使用できない」が関わってくるので、加入の際にはどこまで補償されるかをチェックしておきましょう。

弁護士費用特約の注意点

弁護士費用特約の注意点は以下の3つです。

弁護士費用特約の注意点3つ
  • その他保険と内容が重複しないようにする
  • 事故後に契約しても補償は受けられない
  • 補償額には上限がある

特約の注意点を理解しておくことで「補償されなかった」となることがありません。
契約する際には特約の注意点をよく理解しておきましょう。

自動車保険の弁護士費用特約のメリット・デメリット


弁護士費用特約のメリット・デメリットを詳しく解説します。
内容や特徴について理解できた方でも、メリット・デメリットを把握しないと「加入する」か「加入しない」かは、判断に迷うことでしょう。
自分に合っている特約なのかを判断できるように解説するので、ぜひ参考にしてください。

自動車保険の弁護士費用特約のメリット

弁護士費用特約のメリットは以下の4つです。

弁護士費用特約の4つのメリット
  • 自分に過失のない「もらい事故」に備えられる
  • 弁護士依頼料と相談料が補償される
  • 不利益な結果になるリスクを回避できる
  • 弁護士特約を使っても等級は下がらない

弁護士特約を使用しても等級には影響がないため、万が一の備えとして加入がおすすめと言えます。
特約を利用すれば、自分で示談交渉して不利益となってしまうリスクも事前に回避が可能です。

自分では難しく調べることも大変な内容を、弁護士を頼ることで正当な賠償をしてもらえる可能性が高くなります。
特約を使用しても等級は下がらないので、更新時の保険料に影響を与える心配もありません。

自動車保険の弁護士費用特約のデメリット

弁護士費用特約のデメリットは以下の3つです。

弁護士費用特約の3つのデメリット
  • 保険料が上がる
  • 補償額には上限がある
  • 保険会社に承認を得なければならない

特約に加入することで保険料が数百円~数千円値上がります。
また、補償額には上限があることや、弁護士に相談する時は保険会社の承認を得る必要があるなど、自由に利用できる補償内容ではありません。
加入を検討している方は、デメリットについても理解しておきましょう。

自動車保険の弁護士費用特約が必要になる場面とは?


弁護士費用特約が必要になる場面は以下の2つです。

弁護士費用特約が必要になる場面
  • もらい事故にあった時
  • 相手が無保険で交渉に応じてくれない時

特約が必要になる場面は多くないことから、自分に必要な内容なのかを良く考え判断しましょう。

もらい事故にあった時

弁護士費用特約が必要になる場面は、もらい事故にあった時です。
自分が無過失の場合は、弁護士法に抵触することから保険会社が間に入って示談交渉できません。

相手の保険会社と自分で示談交渉する必要があります。
示談交渉で有利に進めるためにも、特約に加入していれば費用は保険会社の負担で弁護士を頼れます。

相手が無保険で交渉に応じてくれない時

相手が無保険で示談交渉に応じてくれない時は、弁護士費用特約が必要になります。
交渉に応じてくれない時は、弁護士を頼り法律の観点から示談交渉を進めることが大切です。
その際の費用は保険で補償されるので、示談交渉に応じてくれない際は積極的に弁護士に相談できます。

まとめ


自動車保険の弁護士費用特約について、特徴やメリット・デメリットを詳しく解説しました。
弁護士費用特約は保険料に数百円~数千円プラスすることで、加入できます。
特約に加入していても自由に弁護士に相談できるわけではなく、保険会社の承認が必要なことや補償額に上限があります。

加入しておくと万が一の際に弁護士に頼れますが、自動車保険料の値上がりや保険会社の承認が必要などデメリットもあるのです。
加算される自動車保険料と弁護士費用特約の特徴を基に、「加入する」か「加入しない」か自分に最適な選択をしましょう。

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