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カーシェアで傷を見つけたら?傷を付けてしまったら?を徹底解説!

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カーシェアは、日々の買い物などでのチョイ乗りや、レジャーシーズンのみの利用など柔軟な使い方ができるシェアサービスです。

気軽に利用できるレンタカーのようなものですが、店員やスタッフが常駐しているわけではないので、実は車の傷については利用者が自分で気を付けておかないと大変なことになる可能性があります。

そこでこの記事では、カーシェアで傷を見つけたり傷を付けてしまった場合について、人気のカーシェア4社での対応方法や気を付けるべきポイントを徹底解説していきます。

カーシェアで出発前に傷を見つけたら?


カーシェアでは、ネットやアプリなどから予約をしてカーシェア車両のあるステーションへ行き、ドアロックを解除して車を利用します。

その際、レンタカーのようにスタッフが点検してくれた車を使うわけではなく、基本的には前の利用者が使った後の車をそのまま使うことになります。

そのため、車の状態は利用者自身でチェックする必要がありますが、もし出発前に車に傷を見つけたらどうすればよいのでしょうか。

人気のカーシェア4社での対応方法を見ていきましょう。

楽天カーシェアの対応方法


楽天カーシェアでは出発前の安全点検のために、予約した時間の15分前から車を利用することができます。

利用者はその15分を使って、車の異常の有無、安全点検、そして傷やへこみの確認をします。なお、この時間は点検のためのサービスタイムとなり、料金はかかりません。

もしも傷やへこみを発見した場合、専用の問合せ受付センターが用意されていますので、そちらの番号へ電話連絡しましょう。

楽天カーシェアでは、「オリックス」「カリテコ」という2つのカーシェアサービスを利用できますが、サービスごとに受付センターの電話番号が異なりますので、自分が使うサービスをよくチェックして該当の専用番号に電話する必要があります。

もし連絡をしなかった場合は、自分が利用する前の会員がつけた傷だということが分かりませんので、必ず連絡しましょう。

楽天カーシェア公式HP

三井のカーシェアーズ(旧:カレコ)の対応方法

三井のカーシェアーズ
三井のカーシェアーズ(旧:カレコ)では出発前の安全点検のために、予約した時間の10分前から車を利用することができます。

利用者はその10分を使って、日常点検、車の傷や忘れ物の確認をします。なお、この時間は点検のためのサービスタイムとなり、料金はかかりません。

傷については、車の外装をぐるっとひとまわりして傷や破損の有無を確かめ、手のひらサイズ以上の傷や、それ以下のサイズでも気になる傷があった場合は、専用アプリの「予約詳細画面 傷・汚れ・忘れ物を報告する」か、公式サイトの問い合わせフォームから報告をします。

さらに、灯火類やサイドミラーなど走行に支障がある損傷については会員専用のサポートセンター(フリーダイアル)への電話連絡が必要です。

走行への支障がない場合はアプリやネット、支障がある場合は電話連絡と覚えておきましょう。

なお、傷の大きさが手のひらサイズ以下の場合は連絡の必要はありません。

三井のカーシェアーズ
公式HP

Honda EveryGo(エブリゴー)の対応方法


Honda EveryGo(エブリゴー)では出発前の安全点検のために、予約した時間の15分前から車を利用することができます。

利用者はその15分を使って、安全点検、傷やパンクの有無など確認をします。なお、この時間は点検のためのサービスタイムとなり、料金はかかりません。

安全点検については道路運送車両法第47条の2に定める日常点検整備が目安で、その内容は「自動車の使用者は(中略)灯火装置の点灯、制動装置の作動その他の日常的に点検すべき事項について、目視等により自動車を点検しなければならない」となっています。

そして点検を行った後は、専用アプリに表示される「車両評価」画面で車の状態の評価を入力します。

もしも傷や異常があった場合は、アプリに入力するだけでなく、24時間受付のフリーダイアルのコールセンターへ連絡が必要です。

異常があれば車には乗らず、コールセンターの指示を仰ぎましょう。

Honda EveryGo(エブリゴー)公式HP

タイムズカーの対応方法


タイムズカーでは出発前の安全点検のために、予約した時間の約5〜10分前から会員カードにて車を解錠することができます。

利用者はその10分を使って、日常点検、車の傷などの確認をします。なお、この時間は点検のためのサービスタイムとなり、料金はかかりません。

もし傷を発見し、それが走行に支障がない範囲であれば、「予約登録完了」や「予約変更完了」メールに記載されているURLにアクセスします。

そのURLから問い合わせフォームが表示されますので、タイトルは「車両の損傷について」を選択し、ご意見・お問い合わせ内容欄に損傷箇所と傷の大きさ、損傷内容を入力して送信します。

なお、走行に支障がある傷であれば、会員専用フリーダイアルに電話連絡が必要です。

カーシェア中に傷を付けてしまったら?


ここまで、カーシェア車両を使い始める前に傷を発見した場合をご紹介しました。

では、車に乗車中に傷をつけてしまった場合はどうしたらいいのでしょうか。

先ほどと同様、カーシェア人気4社での対応方法を見ていきましょう。

楽天カーシェアの対応方法

前述のように、楽天カーシェアは「オリックス」「カリテコ」の2つのサービスを利用できます。

どちらの対応方法も基本的に同じですが、専用窓口の電話番号が異なりますので注意しましょう。

オリックス

1:人身事故の場合は人命救助や車両の安全確保をし、必要に応じて救急車を呼ぶ
2:人身事故でなくとも、場所や傷の大小に関わらず警察を呼ぶ
3:オリックスカーシェア事故トラブル専用窓口(フリーダイアル)へ電話する
4:警察の立ち合いで現場検証をする

カリテコ

1:人身事故の場合は人命救助や車両の安全確保をし、必要に応じて救急車を呼ぶ
2:人身事故でなくとも、場所や傷の大小に関わらず警察を呼ぶ
3:カリテコ・ロードサービス(フリーダイアル)へ電話する
4:警察の立ち合いで現場検証をする

三井のカーシェアーズ(旧:カレコ)の対応方法

1:人身事故の場合は人命救助や車両の安全確保をし、必要に応じて救急車を呼ぶ
2:人身事故でなくとも、場所や傷の大小に関わらず警察を呼ぶ
3:保険会社(フリーダイアル)へ電話する
4:三井のカーシェアーズ(旧:カレコ)・サポートセンター(フリーダイアル)へ電話する
5:警察の立ち合いで現場検証をする

Honda EveryGo(エブリゴー)の対応方法

1:負傷者がいる場合は救急車を呼ぶ
2:警察を呼ぶ
3:専用コールセンター(フリーダイアル)に連絡する

タイムズカーの対応方法

1:負傷者がいる場合は救急車を呼ぶ
2:車両を安全な場所へ移動する
3:その場から警察を呼ぶ
4:事故発生場所から専用の「事故受付番号」(フリーダイアル)に電話する
5:上記フリーダイアルで詳細報告ののち、保険会社へ電話がつながる

※なお、故障や盗難、傷をつけてしまった場合は会員専用フリーダイアルへ電話する

カーシェアの傷はバレない?


カーシェアの利用中に事故を起こしてしまったら、警察やカーシェア会社へもためらわず連絡することでしょう。

しかし、ちょっと車を擦った程度で傷がついた場合、返却時にチェックするスタッフもいないカーシェアではバレないのではないかと思ってしまうことはないでしょうか。

ほんの少しなら大丈夫だろうと連絡を怠ると、いったいどうなってしまうのでしょうか。

利用者履歴が管理されているのでバレる

カーシェアでは、まず利用者情報を登録してカーシェア会員になり、専用アプリ等で車両を予約して車を使います。

そのため、何時何分からどの車両を利用したのか、カーシェア会社にはすべて記録されています。

前述のように、カーシェア車両は利用前に点検のためのサービスタイムが設けられており、その点検で、自分より前に使った人が「傷ナシ」、自分より後に使った人が「傷アリ」と報告すれば傷をつけたのが誰かは容易に特定されることになります。

傷を黙っていてバレたらどうなる?

車両を傷をきちんと報告をしていた場合は、利用料金に含まれている補償制度によって損害額は免責され、利用者の負担はほとんどなくて済みます。

しかし、傷を報告せずに黙っていて後からそれが発覚した場合は会員規約に違反することになり、この補償制度が適用されません。

たとえかすり傷であっても事故は事故であり、事故の無申告は規約違反として利用料金内の補償やオプションの有料補償なども適用外となってしまうのです。

その場合は傷の修理代金の実費請求のほか、NOC(ノン・オペレーション・チャージ)、あるいはNOC外の実費を請求される可能性があります。

また、2回以上繰り返すなど悪質な場合は会員資格を取り消されることもあるので注意しましょう。

NOC ノン・オペレーション・チャージとは?

NOC(ノン・オペレーション・チャージ)というのは、カーシェア車両がオペレーション(稼働)していないことに対する料金、つまり利用者による休業補償のことです。

カーシェア車両は24時間稼働可能な商品です。その商品が傷の修理等で一時的に稼働できなくなれば本来得られたはずの収益がまるまるなくなってしまうこととなるため、会員の不注意等で車両に損害を与えた際はこのNOCが請求されます。

NOCはレンタカーやカーシェアなどで用いられている制度で、損害のケース別に「2万円」や「5万円」など金額が決まっています。

高いと思われるかもしれませんが、通常の利用であれば上限が決まっていて、NOC費用が免除される有料オプションなどもあるため、逆に安心とも言えるでしょう。

しかし、事故の無申告などの重大な規約違反をすると、NOCではなく休業損害の実費を請求されてしまうこともあります。

かすり傷といえど事故は事故となり、規約違反をすると高額請求のおそれもあるため、傷を黙っている行為はまったく得策とは言えないのです。

カーシェアの傷でトラブルにならない為に注意すること


ほんのかすり傷とあなどっていると、痛い目に遭いかねないカーシェアの傷。

そんなトラブルにならないため、以下のことに注意しておきましょう。

出発前の点検を必ずする

カーシェアの予約をし、ステーションに着いたら早速車で出発したくなるものですが、トラブルを避けるためには面倒でも必ず出発前の点検をしましょう。

カーシェア各社では予約時間の10分~15分前から車両を動かせる「点検サービスタイム」を設けており、この間は利用料金はかかりませんので焦らず安全点検を行いましょう。

なお、夜間の利用では小さなペンライトを用意したり、スマホのライトで照らすのも有効です。暗くて見えなかったというのは点検不足の理由にならないため、利用する時間帯を考慮して点検するのが大切です。

異変に気づいたら速やかに報告する

カーシェア利用中に異変に気づいたら、できるだけ早く警察やサポートセンターへ連絡しましょう。

これは、速やかに報告するのが義務というだけでなく、カーシェアでは返却時間や次の予約の兼ね合いなどもあるため、スピーディに手続きを行わないとさらなる面倒を招きかねないからです。

たとえばお出かけの途中で傷に気づいて警察に連絡した場合、まずは事故現場に行って検証しなくてはなりません。

いつ傷をつけたか分からない、または事故現場までが遠いといった場合はその場所に行くまでも時間がかかります。またもしも返却済みで次の利用者がいた場合、現場検証はさらに難しくなってしまいます。

短時間で乗れるのがカーシェアの利点ではありますが、事故や傷の際の手続きで焦ってしまわないよう、事前にマニュアル等をよくチェックしておきましょう。

到着後の点検も必ずする

無事にステーションまで戻り、返却する際も点検は欠かせません。

なるべく余裕を持って到着し、車の傷等をチェックしておきましょう。後から身に覚えのない請求を受けるのを避けるため、車両の写真を撮っておくのも有効です。

また、傷や汚れではないので見落とされがちですが、カーシェアでは忘れ物をしてしまった場合も次の予約者に支障が出るためNOCを請求される場合があります。

カーシェアでは返却時のスタッフ点検がないため、マイカーやレンタカー以上に念入りにチェックするのがいいでしょう。

もし出発後に傷を発見したらどうなる?

ここまで、出発前と返却時の点検が大事であるとお伝えしてきましたが、もしも出発前の点検が曖昧なまま、出発した後に傷を発見した場合はどうなるのでしょうか。

発見した時点でカーシェア会社に連絡したとしても、出発前の段階で報告していない以上、傷をつけたのはあなたということになってしまいます。

たとえ身に覚えがなくとも、あなたがつけた傷ではないと証明することもできないため、修理代等を自己負担することになる場合があります。

またさらに悪くすれば、点検や報告を怠った規約違反により補償制度や保険が適用されず、実費を請求される可能性さえあります。

こういったことから考えても、出発前の点検がいかに大事かということが分かるかと思います。

カーシェアの傷トラブルについての口コミ

それでは、カーシェア車両での傷トラブルは実際にはどんなものがあるのか、ネット上の口コミを見てみましょう。

  • 出発後にパンクに気づいて連絡したが、出発前の連絡ではなかったためレッカー代と修理代を請求すると言われた。
    結果的に払わなくて済むことになったが、今後は絶対出発前に点検・報告しようと思った。
  • 旅先で車に傷をつけてしまったことに気づき、どこかで擦ったようだが念のため連絡。
    すると警察を呼べと言われ、大げさだと思いつつ警官を呼ぶと現場が分からなければ検証できないということで、パトカーを引き連れて土地勘のない場所をウロウロし、気が気ではなかった。
    何とか検証できたため補償が適用され負担なしで済んだが、現場が不明だったらと思うとゾッとする。
  • 夜、自宅マンション前の縁石で擦ってしまったが、返却時刻間際だったためまずは返却して連絡。
    指示通り警察を呼んだが車両がなければ検証できないと言われ、次の予約者がいたがまだギリギリ利用できたので何とか対応が済んだ。
    次の人が乗った後だったらさらに面倒なことになったと思う。
  • 時間貸しの駐車場に停めていて、ロックバーで擦ってしまった。
    しかしバレないだろうとそのまま返却したら、後日カーシェア会社から連絡があり事故を指摘された。
    どうやらドラレコが作動して判明したらしく、修理代を払うことになった。

カーシェアのイメージとして、少し擦った程度であればカーシェア会社に連絡をして謝り、修理代金を払えばいいという認識でいる方もいるかと思います。

しかし、実際には擦っただけであっても警察の現場検証が必要になり、まさか警察沙汰なんてと驚いてしまうかもしれません。

出発前の点検が大事であることと、傷をつけたら警察を呼ぶ必要があることを事前に認識しておくことでいらぬトラブルやパニック、高額の請求や会員資格取り消しなどのペナルティを避けることができそうです。

カーシェアは報告が大事!正しく利用しよう!


ここまで見てきたように、カーシェアでは速やかな報告が何より大切となっています。

カーシェアはレンタカーと違ってスタッフが常駐していないために気軽に乗れるという利点がある一方、「シェア」して乗るため利用者一人ひとりが気をつけなければいけないサービスであることも忘れないようにしましょう。

ポイントをつかんで正しく利用すれば便利なサービスですので、賢く活用するのがオススメです。

カーシェアのことをもっと知りたい方、オトクなカーシェア会社を使いたい方はぜひ下記の記事を参考にしてみてください。
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まとめ


今回は、カーシェアで車の傷を見つけたり傷を付けてしまった場合の対応方法などを解説いたしました。

カーシェアでは予約した時刻の前に点検のためのサービスタイムが設けられているため、その時間を使って安全点検をし、もし傷などがあればすぐに連絡をしましょう。

連絡がない場合、利用者にはさまざまな負担やデメリットが生じるおそれがありますので、あらかじめ使い方やマニュアルをよく参照し手順通りに利用することが肝心です。

車の傷については、記事で述べたようなポイントを押さえておけば慌てることなく対処が可能です。

賢く便利にカーシェアを使い、安全でオトクなカーライフをお送りください。