カーリースは手軽に車を利用できる方法として、購入やレンタルとは違う新しい手法として多くの人に注目されています。しかし、リース会社によっては高齢者や未成年は利用するために制限があることをご存知でしょうか?高齢者や未成年でもカーリースを利用できる場合がありますが、審査を通過するためには対策が必要です。
本記事では、カーリースの年齢制限やその理由、高齢者や未成年が審査を通りやすくする方法、さらには利用のメリット・デメリットについて詳しく解説します。
カーリースは何歳まで利用可能?
カーリースは何歳まで利用可能か解説します。
カーリースの年齢制限
カーリース会社によりますが、一般的に20歳~75歳が申し込みの対象、または審査がより厳格化されることが多いです。
2022年4月から成人年齢が20歳から18歳に変わりました。また、日本では65~74歳を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と定義しています。以上より、18歳と19歳の未成年と後期高齢者はカーリース契約にハードルがあることがわかります。
カーリースに年齢制限がある理由
リース会社が契約期間中に支払いが滞るリスクや車の適切な利用が難しくなるリスクを回避する必要があるためです。未成年者は安定した収入がない場合が多くリース料金を継続して支払い続ける能力が疑問視されること、運転が不慣れで事故を起こす可能性が高いことがあります。また、高齢者の場合、年金以外の収入がないこと、長期間の契約における健康面のリスクや運転能力の低下による事故が考慮されています。
以上より、リース会社は安定して利益を出すために年齢制限を設けているといえるでしょう。
高齢者や未成年がカーリースの審査を通りやすくする方法
未成年や高齢者の申し込みを厳しくしているカーリースがある一方、年齢制限を設けていないカーリース会社も存在します。そんなカーリース会社で審査を通りやすくする方法を紹介します。
連帯保証人をつける
連帯保証人とは契約者本人が何かしらの理由でお金を支払えなくなった場合に、本人に代わって返済する義務を負う人のことです。
カーリース会社はお金を回収できないリスクを危惧しています。そのため、契約者本人が支払えなくなったときに備え連帯保証人をつけるとカーリース会社はリスクを回避でき、審査に通りやすくなります。
頭金を用意する
リース契約の際にある程度の頭金を支払うことで、カーリース会社がお金を回収できないリスクを軽減でき、さらに契約者の支払い能力のアピールにもつながります。これらによりカーリース会社は契約者のことをリスクの小さい人物と判断できるため、契約に進みやすくなります。
特に高額な車種を選ぶ場合は、頭金を多めに設定することがおすすめです。いくら頭金を用意するかは難しいですが、車両価格の20%程度の頭金を用意することが一般的ですので、それを下回らないように用意するとよいでしょう。
リース料金を抑えたプランを選ぶ
月々のリース料金が抑えられた支払いしやすいプランを選ぶことも有効です。リース料金が高くなればなるほど審査は厳しくなるため、自分の収入と相談し、それに見合った車やプランを選ぶことが重要です。
例えば、コンパクトカーや軽自動車など、燃費が良く維持費が安い車種を選ぶとリース料金を抑えられます。審査が通るか不安な方は、まずは最安値のプランで審査が通るかチャレンジしてみるのもよいでしょう。審査が通っても契約をしなければいけないわけではありません。キャンセルも可能なので、安心して申し込みしてみてください。
高齢者や未成年がカーリースを利用するメリット・デメリット
高齢者や未成年がカーリースを利用するメリットとデメリットを紹介します。
高齢者や未成年がカーリースを利用するメリット
- 初期費用が少ない
- 最新の安全機能が付いた車に乗れる
- 維持管理が簡単
高齢者や未成年に共通することは、収入が安定していないことです。カーリースは車の購入に比べて初期費用が格段に抑えられるので、車の購入資金として大きなお金を用意する必要がありません。さらに、少ない頭金で新型の車に乗れるため、運転技術に自信がないけど金銭的な問題で最新の安全機能が付いた車に乗るのが難しいという悩みも解決できます。
知識面、技術面でメンテナンスに自信がない方も安心です。カーリースには標準またはオプションでメンテナンスパックがあり、お店に持っていくだけでブレーキパッドなどの消耗品交換やメンテナンスを実施してくれます。メンテナンスパックはグレードによって手厚さが異なる場合があるので、自分が不安なところがカバーされているか契約時に確認を忘れないようにしましょう。
高齢者や未成年がカーリースを利用するデメリット
- 審査が厳しくなる
- 長期的な総額費用が高くなる場合がある
- 契約期間中の解約が難しい
上記と同じことになりますが、高齢者や未成年は一般的にカーリースの審査が厳しくなります。しかし、連帯保証人や安価なプランの選択、ある程度の頭金の用意などの工夫で審査を通過することは十分に可能です。また、カーリースは初期費用は押さえられますが、長期的にみると割高になるケースも少なくありません。初期費用を抑えてカーリースで車に乗るか、長期的にみて安い車の購入を選んでお金が貯まるまで我慢するか、ご自身の状況を考えて選択してください。
契約期間中の解約が難しいことにも要注意です。未成年の方は就職などで車が不要になったり、高齢者の方は運転に自信がなくなって免許を返納することもあるでしょう。そのようなことがあっても、契約を途中解約はできない、または割高な違約金を払わなくてはいけなくなるため注意してください。
まとめ
高齢者や未成年がカーリースを契約するために覚えておきたいこと、メリットとデメリットを解説しました。
カーリースは高齢者や未成年でも連帯保証人をつけたり、頭金を用意したりすることで、審査を通りやすくできます。ただし、利用に際してはメリット・デメリットを十分に理解し、自分に合ったプランを選ぶことが重要です。
カーリース会社は数多く存在します。最新のカーリースおすすめランキングを参考にしてそれぞれの条件や特典を比較し、ぜひ自分に最適な契約内容を見つけてください。
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