カーリースは月々の定額料金で新車に乗れる便利なサービスです。しかし、興味があるが審査が通るか不安な方もいるでしょう。もし審査をして落ちた場合、どんな影響があるのかも気になるところです。
そこで本記事では、審査なしでカーリースを利用する方法はあるのか、また、カーリースの審査に関するよくある質問について解説します。審査のポイントや注意点を理解することで、安心してカーリースを利用できるようになります。ぜひ参考にしてください。
審査なしでカーリースを利用する方法はある？
審査なしでカーリースを利用する方法はあるかを解説します。
基本的に審査なしのカーリースはない
基本的に審査なしのカーリースはありません。リース会社や車の種類によって厳しい、緩いのハードルの違いはあるとはいえ、まったく審査がないということはないでしょう。
審査なしをうたっているカーリース会社もありますが、それは信販会社の審査がないだけでカーリース会社が独自に審査をしているケースが大半です。また、カーリース会社の審査は以下の特徴があるといわれています。
- 提出書類が多い
- 手数料が高い
カーリース会社は審査を専門にしているわけではないので、あくまで傾向ですが、提出書類が多く手数料が高いことがあります。出費が多くなると毎月の支払が大変になるため、審査なしという言葉に誘惑されずに審査に通りやすいカーリース会社を選ぶことをおすすめします。
カーリースの審査は通りやすいと言われている
一般的に、カーリースの審査は自動車ローンのものに比べて通りやすいと言われています。その理由は、カーリースがリース会社にとってリスクの少ない取引であるためです。
具体的には、リース期間中の車の所有権はリース会社にあり、支払いが滞った場合でもリース会社は車両を回収することで損失を最小限に抑えることができます。また、リースでは車両本体価格から契約満了時の残価（予想下取り価格）を差し引いた金額で料金が算出されるため、自動車ローンより貸付金額が低くなります。
これらの理由より、カーリースは審査基準が比較的緩やかで利用しやすいといわれています。
カーリースの審査で必ず見られる審査項目
カーリースの審査はさまざまな基準があります。ここでは、どの企業で実施される審査でも必ず見られる項目を紹介します。
本人属性
本人属性は必ずチェックされます。具体的には以下の通りです。
- 年齢
- 職業
- 居住状況
一般的に、年齢は18歳~75歳までとしているカーリース会社が多いです。会社によって20歳以上など多少差はありますが、若すぎたり高齢の方だと事故を起こす可能性が高いことと支払い能力が低い可能性があることを懸念されていることは共通しています。
また、安定した収入があることも審査でチェックされます。年収だけでなく、勤続年数は何年か、正社員やアルバイトなど雇用形態はどうかもポイントです。
居住年数や居住形態（持ち家か賃貸か）なども見られます。同じ場所に何年も住んでいるなら、生活の安定性も高いと判断されます。また、持ち家はある程度の資産を保有している証拠と見られます。
信用情報
信用情報とは過去の支払いの遅延、いままでの支払い履歴などを総合した情報のことです。カーリースは毎月一定の金額を支払う必要があります。この人は毎月お金を支払うだけの能力があるかを判断するため、ユーザーの過去の状況を確認します。
借入状況
他の借り入れがあってリース代の支払いが滞ることはないかも審査の大きなポイントです。審査とは、その人が毎月お金を滞りなく支払ってくれるかどうかを判断すること。つまり、他社からお金を借りていてそれも返済している状況だと、借り入れが過剰になり支払いが滞るリスクがあるというわけです。
借り入れがあると審査に通らないわけでなく、その金額がポイントです。何円以上は審査に落ちるという具体的な金額があるわけではありませんが、多すぎると審査に通りにくくなることは事実です。
カーリースの審査に関するよくある質問
カーリースの審査に関するよくある質問を4つ紹介します。
一度でも審査に落ちるとカーリースは利用できない？
一度審査に落ちても再度申込むことは可能です。ただし、他のカーリース業者でも審査は実施されるため、審査に落ちた理由を理解して次回の申込時に改善することが重要です。たとえば、返済を続け他社の借入金額を減らしたり、勤続年数が短い方はしばらく間を開けて再申請するなどの工夫が求められます。
ただ、落ちる理由はそのほかに書類の不備もあり得ます。すぐに他社での審査にチャレンジするのもひとつの手でしょう。
審査に必要なものは？
カーリースの審査には以下の書類が必要です。ただ、あくまで一般的な話なので、契約時にカーリース会社に確認をしてください。
- 運転免許証
- 住民票の写し
- 車庫証明（軽自動車の場合、一部地域で不要）
- 印鑑証明書（必要であれば）
車を借りるので、運転免許証が手元にないケースはほぼないでしょう。引っ越しして書き換えてない場合は、住所変更をしてください。住民票の写しは現住所の確認に必要です。
車庫証明は普通車では必ず必要で、軽自動車は自治体によって必要かどうかが変わります。カーリースの申込時に案内があるはずなので、それに従うようにしましょう。そして、印鑑証明書は住民票の写しがあれば不要というリース会社もあります。
審査に通らない人の特徴は？
審査に通らない主な理由は信用情報の問題や収入の安定性が低いと判断されていることです。過去に延滞や債務整理の経験がある場合や、現在の収入が不安定である場合は審査に不利となります。また、多額の借入や複数のローンを抱えている場合も、返済能力が低いと判断されてしまいます。
審査に通りやすくする方法はある？
審査には年齢や居住形態などの項目がありますが、通りやすくするためにもっとも重要で現実的に実施できることは、信用情報を良好にすることです。クレジットカードの支払いや他社のローン返済を滞りなく実施し、さらに収入を安定させることが審査通過のポイントです。
一般的には、勤続年数は3年程度あれば十分とされています。他社のローンを返し、勤続年数を増やしてから再挑戦してみてください。
まとめ
カーリースを利用する際、審査なしという選択肢は魅力的に感じますが、実際には審査がある上に高額な手数料が設定されているケースが多くあります。審査のポイントは信用情報です。他社の借り入れを少なくし、勤続年数をのばすことで、カーリース会社に支払い能力が十分あると認めさせられます。
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