【豆知識】くる検的2017年の自動車ニュースまとめ

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2017年も今日でおわり。みなさんにとっては、どんな一年だったでしょうか? 今年最後のKURUTOPiは、2017年の自動車ニュースを「くるまマイスター検定」公式ガイドブックのジャンルに沿って振り返ってみたいと思います。

目次

最新ニュース

次世代車開発に向けた業務提携が加速

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GMとホンダは、水素燃料電池システムの量産を行う合弁会社の設立を発表。トヨタは、スズキと2020年ごろにインド市場向けEV(電気自動車)の投入に向けた協力関係構築の検討を発表した他、マツダと業務資本提携に関する合意書を締結。トヨタ、マツダ、デンソーの3社で、EV技術開発の新会社を設立しました。また、フォルクスワーゲンが、イスラエルのモービルアイと自動車運転技術の開発で提携したり、ボルボが次世代コネクテッドカーのためのアンドロイド開発でグーグル社と提携したり、次世代車開発に向けて自動車メーカー、IT企業、サプライヤーによる協力関係構築が加速しました。

電動化に向けた発表が続々

フランス、イギリス、インドが相次いで、2030年あるいは2040年までにガソリン車・ディーゼル車の販売を禁止する旨を発表。ボルボは、「2019年以降に発売される全てのボルボ車にエレクトリックモーターを搭載し、電動化を将来の事業の中心に据える」と発表し、トヨタも「2025年頃までには、全車種を電動専用車もしくは電動グレード設定車に」というチャレンジを公表するなど、世界が“電動化”に向けて大きく舵を切りました。

日産・スバルの完成検査問題

国交省の立ち入り検査により、日産自動車の工場において法令で定められている完成検査を無資格の検査員が行なっていたことが発覚。さらにスバルでも完成検査の方法に不正があったことが判明しました。両社とも、対象となる車種をリコールし再検査を実施。法令順守が行われていなかったことは許されることではありませんが、長年改正されてこなかった完成検査制度の在り方を疑問視する声もあり、今後の動向が注目されます。

国内メーカー

懐かしの“あの車名”が続々と復活!

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トヨタのピックアップ「ハイラックス」の登場により、日本国内で13年ぶりに「ハイラックス」の名が復活。ホンダも、限定販売されたタイプRを除くと2011年以来6年ぶりとなる「シビック」の国内発売を開始しました。また三菱は、かつてのスポーツカー「エクリプス」の名を引き継ぐ個性派SUV「エクリプス・クロス」を発表。懐かしいビッグネームが続々と復活を果たしました。

JPN TAXIでタクシーも次世代に!

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トヨタから、1995年から22年にわたって生産されてきたトヨタ・コンフォート/クラウンコンフォートに代わって次世代のタクシーを担う、「JPN TAXI(ジャパンタクシー)」が登場しました。JPN TAXIは、これまでのタクシーとは異なり、スライドドアを採用した2ボックススタイルに。パワートレインには、LPGハイブリッドシステムが搭載されました。

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海外メーカー

まだまだ止まらないSUV人気

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いま世界ではSUVが大人気。アウディQ2、ボルボXC60、プジョー5008、ルノー・カジャー、レンジローバー・ヴェラール、キャデラックXT5クロスオーバーなど、海外メーカーのSUVが続々と日本デビューを果たしました。ランドローバー・ディスカバリーやBMW・X3、アウディQ5なども新型にフルモデルチェンジ。さらに、ランボルギーニからもSUVの「ウルス」も発表され、日本でも予約受付を開始しています。

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モータースポーツ

トヨタが18年ぶりにWRC参戦。2勝をあげる!

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トヨタは、「TOYOTA GAZOO Racing World Rally Team」として、18年ぶりにWRC(世界ラリー選手権)にワークス復帰。復帰初年度にも関わらずシーズン2勝をあげる戦績を残しました。すでに2018年の参戦も発表され、「タイトルを目指す」としています。2018年のWRC開は、1月25日(木)から始まる「モンテカルロ」で開幕します。

佐藤琢磨が日本人初のインディ500優勝を達成!

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「F1モナコグランプリ」、「ル・マン24時間レース」とともに世界3大レースのひとつに数えられる「インディアナポリス500マイルレース(通称:インディ500)」は、100年以上の歴史を持つアメリカの一大レース。ここで、佐藤琢磨選手が日本人として初優勝の快挙を遂げました。この功績から、佐藤琢磨選手は日本カー・オブ・ザ・イヤー「実行委員会特別賞」を受賞。さらに内閣総理大臣顕彰が授与されています。

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ヒストリー

トヨタ・プリウスが発売20周年を迎える

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世界初の量産ハイブリッド自動車として登場し、ハイブリッド車普及の立役者となったトヨタ・プリウスが、1997年の発売から20周年を迎えました。ハイブリッドを「未来の技術」から「当たり前のパワートレイン」へと導いた功績は大きいもの。トヨタは、2017年1月末に、ハイブリッド車のグローバル累計販売台数が1000万台を突破したことを発表しています。

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日産・スカイラインは60周年に!

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日産のビッグネームのひとつ、FRスポーツセダン「スカイライン」は60周年を迎えました。4月にはそれを記念して、「ハコスカ」や「ケンメリ」などの歴代モデルを展示するイベント「SKYLINE TIMELINE」を開催。多くの人が訪れました。なお現在、販売されているモデル(V37型)は、13代目に当たるモデルです。

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カーライフ

第45回「東京モーターショー」開催

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今回のテーマは「世界を、ここから動かそう。」。自動車メーカー各社やサプライヤーからは、自動運転やコネクテッド技術を搭載したコンセプトカーやテクノロジーが数多く出品されました。その一方で、ホンダ・シビック タイプRやスバルWRX STI S208といった馴染みのあるスタイルのスポーツモデルも目立ち、自動車が今、大きな変革期にきていることを感じさせてくれました。

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メカニズム

2つの「夢のエンジン」が実用化へ

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日産は、2016年に発表していた世界初の可変圧縮比エンジン「VC-T」を、インフィニティQX50に搭載してアメリカで発売することを発表。マツダは、ディーゼルエンジンのような「圧縮着火」を応用した自己着火型ガソリンエンジン「スカイアクティブX」を開発し、プロトタイプをメディアに公開しました。どちらも「夢のエンジン」といわれていたもので、テクノロジーの進化によって実用化が実現したもの。電動化が進む中、ガソリンエンジンもまだまだ大きく進化していくことを教えてくれました。

こうしてさまざまな出来事を並べてみると、自動運転や電動化など、「未来のもの」だと思っていたことが、目と鼻の先までやってきていることを感じますね。みなさんは今年、どんなニュースが印象に残っているでしょうか? 2018年もKURUTOPiでは、クルマを楽しむためのさまざまな情報をお届けしてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします!

text by 木谷宗義+Bucket
photo by スバル、トヨタ自動車、日産自動車、本田技研工業、マツダ、アウディジャパン

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