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【ドライブの小休止に♪ ヨガストレッチ】Vol.06 呼吸の力でリフレッシュ。ドライブ中のイライラ防止にも。

車内は肩こり、腰痛、目の疲れなど、体のお疲れがたまりやすい環境。体がだるくなると、心まで憂鬱になりますよね。そこでドライブ中の小休止に簡単にできて、即効性のある、ヨガのスパイスを加えた、ドライブ用エクササイズを紹介。
エクササイズを教えてくれたのは、カーライフアドバイザーであり、ヨガ講師でもある鈴木珠美先生です。

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片鼻呼吸法

鼻は呼吸をするとき、片方ずつ行っています。今、鼻の下に人差し指を置いて鼻から息を吐くと、片方の鼻から息が吐きだされていることが確認できると思います。これは鼻の奥にある鼻甲介(びこうかい)と呼ばれる部分の仕組みによって、無意識の中で、右の鼻、左の鼻は、片方ずつ呼吸しています。約2~3時間のサイクルで右の鼻、左の鼻は交換されています。多くの酸素を必要とするときは両方の鼻で呼吸している場合もありますが、基本は片方ずつ。

この仕組みを踏まえたうえで、ヨガで行うのが片鼻呼吸法(ナディショダナ)。これは意図的に呼吸のバランスを整えるために行う呼吸法です。日常生活では活発なときに働く、交感神経が高まっていることが多いので、片鼻呼吸をすることでリラックスするときに働く副交感神経を高めることができ、バランスを整えることが可能です。

ではやり方。まず、右手の人差し指と中指を曲げます。右手の親指で右の鼻をふさいで、左の鼻から息を吸います。吸いきったら右手の薬指と小指で左の鼻を塞ぎ、右の鼻から息を吐きます。ゆっくりとしっかりと吐ききったら、右の鼻で息を吸い、吸いきったら親指で右の鼻を塞ぎ、左の鼻から息を吐きます。これを5~6回繰り返します。片鼻呼吸法は、自律神経を整える効果があり、心の落ち着きやリラックス効果があるといわれています。ドライブの小休止時に、気分転換をしたいとき、ストレスを感じたときには片鼻呼吸を取り入れて、気分爽快なドライブ時間を楽しんでください。

Text:鈴木珠美(カーユニウーマン編集長&ヨガ講師)
Photo:小林克好