ルノー・ジャポンは、8月31日、ルノーのコンパクトSUV、カジャーの限定車「カジャー・Bose」を限定導入することを発表しました。
カジャーは、ルノーのCセグメントSUVで、日本にも来年より正規導入されることが予告されています。今回の限定車は、正規導入に先駆けて、いち早く日本のユーザーにカジャーをお届けするために仕立てられたものです。
日本でも人気のコンパクトクロスオーバーモデルのキャプチャーと共通性のあるスタイリングが与えられていますが、サイズアップに加え、より曲線が強調されたSUVらしいたくましいスタイルに仕上げられています。ボディサイズは、全長4455mm×全幅1835mm×全高1610mmなので、街中でも扱いやすそうです。
SUVとして重要な積載能力は、通常時でラゲッジルームは572L~最大1478Lまで拡大可能となっており、十分なスペースを確保。後席は6:4分割可倒式となっているので、後席に人と荷物をバランスよく載せることが可能です。
パワートレインは、低燃費とパワーをバランスさせた1.2L直噴ターボエンジンに7速DCTの組み合わせ。最高出力131ps/5500rpm、最大トルク205Nm/2000rpmとスペックは平凡ですが、2速と3速の低速域でのトルクを増加させるオーバーブースト機能により不足ない性能を実現しています。駆動方式は前輪駆動車のみとなります。
多目的に使われるSUVらしく装備も充実しており、フルカラーのTFT液晶メーターパネル、ルノーのインフォテイメントシステム「ルノー R-Link2」、LEDデイタイムライト付きのフルLEDヘッドライト、LEDテールランプ、ハンズフリーカードキー、クルーズコントロールなどに加え、様々な先進安全運転支援機能が搭載されているのも特筆すべき点です。
2台のカメラ、12個のセンサー、そしてミリ波レーダーによる運転支援システムは、車線逸脱警告機能、後側方車両検知機能、オートマチックハイビーム、エマージェンシーブレーキサポート(アクティブブレーキ付き)、イージーパーキングアシストを備えています。
これらの装備に加え、限定車Boseの特別装備として専用設計のBOSEサウンドシステム、大型のパノラミックルーフ、専用ファブリック×フェイクレザーのコンビシートが装着されています。
ボディカラーは、ブランナクレMと呼ばれる美しいホワイトメタリックのみで、限定数は100台。価格は344万円となっています。出だしは好調で既に店頭在庫のみだそう。また来年から設定されるカタログモデルの導入時期は年明け早々とのことです。
text & photo by OHTO Yasuhiro