ローンやクレジットカードを利用する上で、支払いの遅れなどを原因とし「ブラックリスト」に掲載される方がいます。
そうなると新規にローンの契約やクレジットカードの利用が出来なくなってしまいます。
当然避けたい事態ですが、やむを得ずブラックリスト入りしてしまう事情もあるかもしれません。
こうなってしまうと車が必要で検討したくとも、ローンを利用しての購入が難しくなります。
しかしあえてローンではなく、カーリースの検討をするという手段もあり、必ずしも悲観するのは早いかもしれません。
とはいえリースの利用であってもブラックリスト情報は審査に強く影響します。
今回はブラックリストでもカーリースの審査に通るか？またその5つの対策を徹底的に解説していきます。
ブラックリストでもカーリースの審査は通る？
そもそもブラックリストに掲載されているとして、カーリースの審査に通るのでしょうか。
カーリースの審査が通るor通らない、それぞれについて概要を解説していきます。
ブラックリスト掲載者がカーリースの審査が通る場合
前提としてカーリースを提供する会社は、申込者が毎月リースを支払う能力があるのか、判断をした上で審査の可否を決定します。
つまり毎月リースを支払い完済するに問題がない、と判断されれば審査が通るか通りやすいはずです。
またカーリース会社ごとに審査の基準は、詳細には違いがあります。
ベースとなる基準はやはり近い傾向にありますが、仔細については若干の違いがあるということです。
審査基準のベースとしては、年齢・職業などの雇用形態・年収・住居・債務履歴です。
実際には、より多くの情報から判断するものの、他社がダメでも審査の基準が違う会社なら、審査が通る可能性があります。
また後ほど詳しく追記しますが、保証人を付けるなどの対策を行い審査を通過するというパターンが現実的であり、道筋といえるでしょう。
ブラックリスト掲載者がカーリースの審査が通らない場合
基本的には、申込者がお金や資金繰りに困っているという印象を持たれれば、カーリース会社としては審査を通しづらいはずです。
そして審査なしでカーリースは利用できません。
その為、ブラックリスト掲載者の審査通過は基本的に難しいという点を認識しておく必要があります。
ブラックリストに載るということは、いわゆる金融事故情報が信用情報機関に登録されることを指します。
例えば長期延滞・代位弁済・強制解約・任意整理・自己破産などが当てはまります。
またこういった大きな事案だけでなく、携帯電話やクレジットカード引落しなど、少額の支払い延滞・未払いから掲載に至るケースも多いのです。
また短期キャッシングの多重申込なども、申込記録が残るので、お金や資金繰りに対する申込者の印象は良くないと言わざる得ません。
こういった点を鑑み、カーリース会社が拒否すべきと判断し、審査は通らないという結論に至ります。
ブラックリスト掲載者がカーリースの審査に通るための5つの対策
次にブラックリストに掲載されてしまったが、カーリースの審査に通るための対策を考えてみましょう。
有効な手立てとして5つをピックアップしています。
①自社審査のカーリースを選ぶ
カーリース会社は外部の信販会社を通し審査を行うことが多いのですが、自社で独自に審査する自社審査リースも存在します。
審査基準が全く違うわけではありませんが、ブラックリスト掲載を調査しない場合もあるとされます。
その場合、ブラックリスト掲載者であっても審査を通る可能性がアップするはずです。
ただし自社リース提供会社は多くありませんし、選べる車両が限られる、支払いに問題があれば車両が引き取られてしまうといったリスクもあります。
②連帯保証人を立てる
連帯保証人を立てることで、審査が通る可能性があります。
連帯保証人は契約者がリース料の支払いが出来なくなった場合、代わって支払う義務があります。
保証人は安定した収入や金融事故がないかといった条件が必要になります。
基本的には、親族などに依頼することが多いでしょう。
また最初に保証人無しで審査をし、リース会社から保証人を付けるよう依頼され、保証人を付け再審査というケースもあります。
③頭金を用意する
車のリース代は、車種により変わるものの、100万円～と決して安くありません。
その支払いがきちんと行えるか、貸してよいか、これはリース会社にとって死活問題です。
その為、総支払額を減らす頭金を準備できれば、少しでもリース代を減らすことで審査が通りやすくなります。
また頭金を準備するという事実も審査にはプラスの作用をもたらします。
④ブラックリストから外れるのを待つ
ブラックリストは新規に滞納や未納といった金融事故が無ければ、5～10年で解除される傾向にあるとされます。
急がないならば、ブラックリスト掲載が解けてから審査を申し込むのが良いですし、確実性が増すでしょう。
⑤一番安い車種を選ぶ
乗りたい車種があるかもしれませんが、最低限の費用で済む車を検討する手段もあります。
高額な車種リース代が必要な車種より、比較的安いリース代で済む車種のほうが審査には通りやすくなります。
軽自動車のように比較的安価な車種にすることで、リースのランニングコストを下げ、審査に通りやすくする手段も有効です。
ブラックリスト掲載者におすすめなカーリース車種3選
ブラックリストに掲載されてしまった場合、検討におすすめな車種3台をご紹介いたします。
おすすめの車種はいずれも軽自動車ですが、維持費負担の軽減と操作性の良さが魅力です。
リース代を抑えつつ、審査通過を優先させるのであれば有効な選択肢となるはずです。
①ダイハツ ミライ―ス
新車価格が80万円台からとお手頃価格からチョイス可能です。
当然値段の魅力だけでなく、優れた低燃費性能と軽快な走り、クセの無いエクステリアと使いやすいインテリアを両立した、さすがダイハツといえる一台です。
②トヨタ ピクシスエポック
次はトヨタの軽自動車ピクシスエポックです。
こちらは上記のミライ―スのOEM車両で、基本的には同じ車となります。
価格帯も同様ですが、トヨタディーラーからの購入となり、入庫などトヨタ系列を利用したいという方には、利点があるといえるでしょう。
部品も共通ですので、いざとなればダイハツ系販売店や工場での修理も問題なく、メンテナンスの利便性も非常に高いといえるでしょう。
③スズキ アルト
最後にスズキの軽自動車アルトです。
スズキを代表する軽自動車アルトですが、106万円前後からの購入が可能です。
歴史も長く、安定した人気のある車両です。
日常利用しやすいデザインと優れた燃費性能はさすがのスズキ製、おすすめの一台です。
まとめ
ブラックリストに掲載されたから絶対に審査が通らない、と断定はできません。
リースなら可能性があるとはいえ、実際には通らない可能性も高いのも実情です。
それでもリース利用を検討するのであれば、可能な限りの準備と条件を整えたうえで審査に挑むべきです。
車両の選択も、必要な点だけをチョイスする、といった合理的思考も必要になるかもしれません。
またカーリースの検討を進める中で、より審査に通る可能性を高めたり、自身の条件に合っているか判断する材料が必要です。
その為には、リース料金が安い会社がどこか？といった具体的な資料の収集が望ましいでしょう。
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