自動車ニュースが5分で分かる!先週(21年1月11日週)の最新情報まとめ

1月11日週の自動車関連ニュースを国内外問わずお届けします。

自動車業界の最新ニュースをスピーディにチェックしたい方にもおすすめ!新型車情報など、自動車業界注目のニュースをピックアップしました。

目次

TOYOTA GAZOO Racing ル・マン・ハイパーカー「GR010 HYBRID」発表 WEC2021に参戦

TOYOTA GAZOO Racingは1月15日、2021年シーズンFIA世界耐久選手権(WEC)の参戦車両であるル・マン・ハイパーカー(LMH)「GR010 HYBRID」を発表しました。

「GR010 HYBRID」はLMHレギュレーションに則ったプロトタイプカーで、搭載される3.5リットルV6ツインターボは680PSを発生させ、後輪を駆動します。

またアイシンAWとDENSOが共同開発した272PSを発生するモータージェネレーターユニットが前輪を駆動します。

「GR010 HYBRID」が活躍するWEC2021年シーズンは、3月19日のセブリング1000マイルを皮切りに3大陸6レースを予定しており、シリーズのハイライトであるル・マン24時間レースは6月12日~13日予定となります。

参考:TOYOTA GAZOO Racing、WEC2021年シーズン参戦車両 ル・マン・ハイパーカー「GR010 HYBRID」を発表

日産 「キックス AUTECH」を発表

日産自動車と関連会社であるオーテックジャパンは1月15日、小型SUV「キックス」をベースとしたカスタムカー「キックス AUTECH」を発表しました。

プレミアムスポーティをコンセプトとし、オーテックジャパン創業の地である湘南・茅ヶ崎の「海」と「空」をイメージしたブルーがアイコニックカラーとのことです。

エクステリアには、低重心とワイドスタンスを印象付けるメタル調フィニッシュの専用パーツを下部に装着し、フロントバンパーにはAUTECH専用のブルーのシグネチャーLEDを採用しています。

インテリアにはシート地に柔らかな手触りで手になじむレザレットを採用し、海面の波の動きをモチーフにした模様を施しています。

「キックス AUTECH」は3月3日に発売予定で、価格は3,114,100円です。

参考:日産キックス「AUTECH」を発表

アウディ 電動SUV「e-tron 50 quattro」を発売

アウディ ジャパンは1月13日、2020年9月に発表した電動SUV「e-tron」にバッテリー容量が71kWhのグレード「50」を追加し発売しました。

「e-tron Sportback 55 quattro」は95kWhのバッテリー容量と、システム出力300kW/664Nm、WLTC航続距離は405kmを発揮するグレードでしたが、今回追加された「50」は電池容量71kWh、システム出力は230Kw/540Nm、WLTC航続距離316kmとなります。

また、バッテリー容量が減少したことで車重が150kg軽量となりました。

「e-tron 50 quattro」の価格は9,330,000円~11,080,000円、「e-tron 50 Sportback quattro」は11,430,000円です。

参考:Audi e-tron 50 quattroを発売

ルノー コンパクトSUV「CAPTUR」をフルモデルチェンジ

ルノー ジャポンは1月14日、コンパクトSUVの新型「CAPTUR(キャプチャー)」を発表しました。

最新のルノーデザインであるアスレチックでありながらエレガンスを追及するという、相反するキャラクターを巧みに両立したデザインを採用しています。

インテリアはドライバーを中心に設計され、スイッチやディスプレイが機能的に配置され、高いアイポイントと相まってより運転に集中できる空間となっています。

プラットフォームは軽量・高剛性な最新のCMF-Bプラットフォームを採用し、154PS/270Nmを発揮する1.3リットル直噴ターボエンジンとパドルシフト付きの電子制御7速ATによりクラスを超えた余裕の走りを実現しています。

新型「CAPTUR」は2月発売予定です。

参考:ALL NEW Renault CAPTUR

アバルト 限定車「695 Anno del Toro」を発表

FCAジャパンは1月14日、アバルトの往年のレースモデルにオマージュを捧げる限定車「695 Anno del Toro(アンノ デル トーロ」の予約受付を開始しました。

イタリア語で「丑の年」を表す「Anno del Toro」を車名に取り入れたこのモデルは、アバルトの高性能モデル「595 Competizione(コンペティツィオーネ)」をベースとしています。

エクステリアには60年代のコンペティションモデル「フィアット・アバルト1000TCRにインスピレーションを受け、最大60度までウイングの角度を調整可能なリアルーフスポイラーを装着しています。

ボディカラーには限定車専用のBlu Podioを採用し、ルーフにはチェッカードパターン、オーバーフェンダーやサイドシルはグレーとし、コンペティションモデルの雰囲気が演出されています。

また、フロントデファレンシャルにコーナー立ち上がり時の加速性を向上させるメカニカルLSDが搭載されています。

「695 Anno del Toro」は20台限定販売で、価格は4,290,000円です。

参考:限定車「Abarth 695 Anno del Toro」を発売

メルセデスAMG 「GLB 35 4MATIC」を発表

メルセデス・ベンツ日本は1月12日、本格SUV「GLB」に公道での気持ちの良いドライビングに焦点を当てたハイパフォーマンスモデル「AMG GLB 35 4MATIC」を発表しました。

搭載される2.0リットル直列4気筒ターボエンジンは最高出力306PS、最大トルク400Nmを発生し、前後100:0から50:50までの範囲でトルク配分を連続可変制御可能な四輪駆動システム「AMG 4MATIC」によって路面に伝えられます。

また、標準装備となる「AMG RIDE CONTROL サスペンション」は、走行状況や路面の状態に応じて各ホイールに対する減衰力を連続可変で調整し、快適志向からスポーツ性を強調した3つのモードをドライバーが選択も可能となっています。

「AMG GLB 35 4MATIC」は1月末頃デリバリーが開始予定で、価格は7,370,000円です。

参考:「メルセデスAMG GLB 35 4MATIC」を発表

レギュラーガソリン価格 7週連続の値上がり

経済産業省資源エネルギー庁は1月14日、1月12日時点の石油製品価格調査結果を公表しました。

その中で、レギュラーガソリンの店頭小売価格は1リットルあたり136.5円と、前週の136.1円から0.4円値上がりし、7週連続の値上がりとなりました。

また、軽油は1リットルあたり117.0円と前週から0.4円値上がりし、こちらも7週連続の値上がりとなりました。

参考:1月14日(木)結果概要版(doc形式:55KB)

フォルクスワーゲン 2020年自動車販売でシェアアップを果たす 電動化攻勢に取り組む姿勢をアピール

フォルクスワーゲン グループは1月14日、2020年における同グループの車両販売近況を公表しました。

新車販売台数は930万5,400台と前年比15.2%の減少となりましたが、ヨーロッパや南米での市場シェアが増加したことにより、全世界の乗用車の市場シェアを拡大できたとしています。

その中で、電気自動車の販売台数は23万1,600台と2019年の3倍以上となり、電動化攻勢が大きく進展しました。

フォルクスワーゲンは、電動化攻勢に全力で取り組み、新たな電動化モデルを充実させていくとしています。

参考:フォルクスワーゲン グループ、2020年に市場における ポジションを強化し、電動化攻勢を全力で推進

スバル 3工場の操業を一時停止 部品供給に支障の見込み

スバルは1月14日、国内生産拠点の一部の操業を一時停止すると発表しました。

操業停止の経緯としては、取引先から調達している半導体を使用する部品の一部で、供給に支障が出る見込みとなったとしています。

操業を停止するのは群馬製作所の本工場および矢島工場、大泉工場で、停止期間は1月15日から1月16日とのことです。

参考:当社国内生産拠点の操業停止について

JVCケンウッド 彩速ナビゲーション「TYPE S」シリーズの新商品を発表 3Dマップを新採用

JVCケンウッドは、AVナビゲーションシステム「TYPE S」シリーズの2021年モデルとして、彩速ナビゲーション「MDV-S708L(8V型)」「MDV-S708W(200mmワイドモデル)」「MDV-S708」の3モデルを発表しました。

3D地図表示を5つの俯角で見ることができるドライビング3Dマップや、地図情報の背景を黒基調にできるダークモードを新たに搭載するなど、地図表示の見やすさを強化しています。

また、ハイレゾ再生に加え、ナビ連動型ドライブレコーダーにも対応したハイコストパフォーマンスモデルとなっています。

「彩速ナビゲーション TYPE S」シリーズの発売は1月中旬予定で、価格はオープンです。

参考:AVナビゲーションシステム彩速ナビゲーション「MDV-S708L」「MDV-S708W」「MDV-S708」を発売

まとめ

海外メーカーの電気自動車のニューモデルが続々と発表されています。

国内メーカーの電気自動車の発売に関しては、昨年ではホンダeと、レクサスのUX300eが135台の限定販売されたのみで、今年発売は今のところ日産アリアとマツダMX-30、トヨタのシーポッドのみとなっており、少し寂しい状況です。

原子力発電のさかんな欧州に比べ、火力発電に頼っている日本では環境性能面でのメリットが少ない電気自動車ですが、化石燃料から脱却する流れは今後加速していくと予想できますので、国内メーカーの電気自動車の新型車には期待したいものです。

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