9月14日週の自動車関連ニュースを国内外問わずお届けします。自動車業界の最新ニュースをスピーディにチェックしたい方にもおすすめ!新型車情報など、自動車業界注目のニュースをピックアップしました。
日産 「フェアレディZ プロトタイプ」をワールドプレミア
日産自動車は9月16日、「フェアレディZ プロトタイプ」をオンラインイベントで発表しました。歴代フェアレディZよりインスピレーションされたと言われるデザインはレトロ感も漂いつつ、現代風にアレンジされています。
インテリアではフェアレディZのアイコンとも言えるセンターコンソールの3連メーターを継承しながら、12.3インチのフルデジタルメーターディスプレイを採用し最新技術とオーセンティックの融合を実現しました。
パワートレインはV6ツインターボに注目の6速マニュアルトランスミッションを採用。走りの楽しさを予感させる仕様となっています。
ダイハツ 「トール」をマイナーチェンジ
ダイハツ工業は9月15日、コンパクトハイトワゴンの「トール」をマイナーチェンジし同日に発売しました。先進安全技術「スマートアシスト」は新型のステレオカメラを搭載し、衝突警報機能、衝突回避支援ブレーキ機能を、夜間歩行者検知、追従二輪車検知に対応しました。
外装ではフロントのグリルやバンパー開口部のデザインを変更し、内装ではホールド性を向上させたシート形状への変更や内装色の見直しが行われました。また、ダイハツのコンパクトカー初採用の電動パーキングブレーキを採用し、使い勝手を向上させています。価格は1,556,500円~2,090,000円です。
ホンダ 全国のホンダカーズの中古車を最寄りのホンダカーズに取り寄せで購入ができるサービスを開始
ホンダは9月17日、全国のホンダカーズ店の中古車在庫から、最寄りのホンダカーズ店に取り寄せて購入、納車ができる「お取り寄せ車両」の販売を開始しました。
全国各地の販売会社ごとに管理されていた中古車情報をホンダカーズが運営する「U-Selectコーナー」で公開し、全国の店舗に配送可能とすることで、購入者がその在庫を所有する店舗に来店する手間や、遠方にある希望車の購入を断念されるケースを無くし、ユーザーの好みの1台が見つかりやすい環境の構築を目指すとしています。
アウディ 同ブランドで日本初のEV「e-tron Sportback」を発売
アウディは9月17日、スタイリッシュなクーペスタイルのミッドサイズSUVの電気自動車「e-tron Sportback」を同日に発売開始しました。アウディブランドでは日本初導入の電気自動車となります。
前輪後輪それぞれを駆動する2つのモーターを搭載し、最高出力は300kwで0-100km/h加速は5.7秒を実現。95kWhの大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、一充電あたりの航続可能距離はWLTCモードで最大405kmを誇ります。
また、基本骨格やボディ外板にアルミを多用し、アウディ初となるバーチャルエクステリアミラーで空気抵抗を低減するなど、航続可能距離を伸ばす為に様々なテクノロジーが採用されています。価格は13,270,000円~13,460,000円です。
参考:アウディとして日本市場初の電気自動車 Audi e-tron Sportbackを発売
アルファロメオ 俳優の西島秀俊さんがアンバサターに就任
FCAジャパンは9月16日、俳優の西島秀俊さんをアルファロメオの公式ブランドアンバサダーに起用すると発表しました。
10月に発売するアルファロメオの新型「ジュリア」、「ステルヴィオ」の登場にあわせ、アルファロメオブランドの新たな魅力を多くの方に知っていただくにあたり、映画やテレビを中心に柔と剛を兼ね備えた演技で様々な役を演じてきた、性別、世代を超えて高い人気を集める西島さんが抜擢されたとのことです。
西島さんがナレーションを務める新型ジュリア・ステルヴィオのTVCMは9月21日より全国放映されます。
参考:アルファロメオ新型ジュリア、ステルヴィオ登場に際し、俳優の西島秀俊さんアンバサター就任
レクサス 「RC」「RC-F」を一部改良し発売
レクサスは9月17日、ラグジュアリークーペの「RC」「RC-F」を一部改良し発売しました。「RC」はLEXUS独自の乗り味“Lexus Driving Signature”をより高い次元へと昇華させることを目指し、走行性能や快適性能の向上とした変更がされました。
スポット溶接打点の追加によりボディ剛性を向上や、スタビライザーバーの高強度鋼材採用、リヤアッパーアームの高強度アルミ材採用によりばね下質量の低減を実現しました。
また、モデルに応じた出力特性の変更により、パワフルなフィールとリニアな反応を追及しています。「RC-F」ではマルチメディアシステムがSmartDeviceLink、Apple CarPlayやAndroid Autoに対応し、スーマートフォンとの連携でリモートタッチや音声操作による利便性を向上しました。
また、クリアランスソナー&バックソナーを全車標準装備としたほか、外板色に新規色「ソニッククロム」を含む全6色を設定しました。価格は「RC」で5,769,000円~7,307,000円、「RC-F」で10,420,000円~14,320,000円です。
VW 欧州にて「新型ゴルフ・ヴァリアント」の予約を開始
独フォルクスワーゲンは9月17日、ゴルフ8をベースとしたステーションワゴン、新型「ゴルフ・ヴァリアント」の予約販売をドイツにて開始しました。全長は4633mm、ホイールベースは2686mmと、先代比でそれぞれ66mm延長されており、後席の足元を中心として室内空間が拡大しています。
パワートレインは115PSと150PSの2リットルディーゼルターボエンジンの「2.0TDI」に、1リットルガソリンターボエンジンと48Vマイルドハイブリッドを組み合わせ110PSを発生する「1.0eTSI」の3種類です。価格は2万8566.21ユーロ(約355万円)~3万6817.80ユーロ(約458万円)です。
参考:ゴルフ8ベースの新型VW「ゴルフヴァリアント」登場! 車両価格は約355万円から
スノコ 最新規格に適合した高性能オイル「Sveltシリーズ」「Qualiaシリーズ」を発売
日本サン石油は9月14日、最新規格に適合した「Svelt(スヴェルト)シリーズ」、「Qualia(クオリア)シリーズ」を9月23日に発売すると発表しました。
「API:SP」「ILSAC:GF-6」は省燃費性能向上、早期着火による異常燃焼の抑止、摩耗対策など、近年増加傾向にある直噴ターボエンジン等に要求される性能の規格です。
「Sveltシリーズ」は、ストリートユースのプレミアムモデルのコンセプトのオイルで、「0W-20」「5W-30」が新規格に対応。
「Qualiaシリーズ」は、「高品質で頼れるオイル」というコンセプトのスタンダードモデルとした新製品。
新規格に対応したラインナップは「0W-16」「0W-20」「5W-30」「5W-40」となります。
参考:最新規格製品「Sveltシリーズ・Qualiaシリーズ」新発売のお知らせ
BMW 3シリーズツーリングに新グレード「318i」を追加
BMWジャパンは9月17日、ステーションワゴンの「3シリーズツーリング」に新グレード「318i」を追加し発売しました。318iは156馬力・250Nmを発生する2L直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載したエントリーモデルとなります。
安全性能では高性能3眼カメラ、高性能プロセッサーおよびレーダーによる最先端の運転支援システム「ドライビング・アシスト・プラス」や、車両が直前に前進したルート最大50mまでを記憶し、その同じルートをバックで正確に戻ることが可能となる「リバース・アシスト機能」も標準装備と、エントリーモデルながら安全装備は充実した仕様となっています。
また、車載通信モジュールによるサポートデスクとのやり取りやスマートフォンアプリとの連携にが可能となる総合テレマティクス・サービスの「BMWコネクテッド・ドライブ」も標準装備されています。価格は「318i」で5,230,000円、「318i M Sport」は5,840,000円です。
参考:BMW 3シリーズ ツーリングのラインアップにBMW 318iツーリングを追加
メルセデス・ベンツ 全モデルに安全運転支援システムを標準装備に
メルセデス・ベンツ日本は9月17日、メルセデス・ベンツのコンパクトモデルである「Aクラス」「Aクラスセダン」「Bクラス」「CLA」「CLAシューティングブレーク」に、先進安全支援システム「レーダーセーフティパッケージを標準装備し、同日より予約注文の受付を開始すると発表しました。
これにより、メルセデス・ベンツの全てのモデルラインナップに安全運転支援システムが標準装備となりました。今回、コンパクトモデルに採用された「レーダーセーフティパッケージ」は、高度化されたステレオカメラとレーダーセンサーの組み合わせにより、周囲の交通状況をより的確に把握できるようになったことで機能が強化されています。
参考:A クラス、A クラスセダン、B クラスおよび CLA(クーペ/シューティング ブレーク)に先進の安全運転支援システム「レーダーセーフティ パッケージ」を標準装備
まとめ
今週は世界的に注目が集まった新型「フェアレディZプロトタイプ」の初公開や、GRヤリスの発売など、新型スポーツモデルの話題で盛り上がりました。
新型コロナウィルスが蔓延する中でも、各メーカーが魅力あるスポーツモデルを開発・発売することは自動車業界の明るい話題となり、喜ばしいことだと思います。
先進安全も自動車社会にとって重要な技術ですが、走りの楽しさの追及も次の世代に自動車の興味を繋げる大切な要素だと感じました。