10月5日週の自動車関連ニュースを国内外問わずお届けします。
自動車業界の最新ニュースをスピーディにチェックしたい方にもおすすめ!新型車情報など、自動車業界注目のニュースをピックアップしました。
カロッツェリア 助手席の足元に設置する小型パワードサブウーファーを発表
パイオニアは10月8日、カロッツェリアブランドのサブウーファー「TS-WX010A」を発表しました。
業界最小サイズにより、助手席の足元に設置することで得られるコーナー音響効果を最大限に利用し、小型サイズでありながら量感のある低音再生を可能としたほか、フロントスピーカーとの音がスムーズにつながり、自然な前方定位で一体感のある豊かな音場を実現します。
また、重低音再生よりもビート感のある歯切れの良い低音での楽曲の低域を補強することを目的とした新しいスタイルのサブウーファーとなっています。
発売は11月予定、価格はオープンです。
参考:助手席の足元に設置する業界最小サイズ※の パワードサブウーファーを発売
トヨタ・日野 北米向け燃料電池大型トラックを共同開発へ
トヨタは10月5日、トヨタ自動車の北米事業体であるToyota Motor North America, Inc.と、日野自動車株式会社の米国における販売子会社の日野モータース セールス U.S.A.、生産子会社の日野モータース マニュファクチュアリング U.S.Aが、北米向けに燃料電池で走行するトラックの開発に共同で取り組むと発表しました。
大型電動トラックへの関心の高まりに向けての動きとのことです。
日野が北米で投入している新型「HINO XL」シリーズのシャシーをベースにトヨタの燃料電池技術を搭載し、CO2を排出せずに走行する大型トラックを開発します。
日産 エクストレイルをマイナーチェンジ
日産自動車は10月7日、「エクストレイル」を一部変更し11月5日に発売すると発表しました。
外装のフロントグリル、フロント・リアバンパー下部、ドアロアモール、バックドアフィニッシャーをダーククロームに変更、アウトドアハンドルは外装色と同色に変更され、アルミホイールを全車ダークカラーに変更し、落ち着きのある上品な外観となりました。
快適装備では運転席、助手席にパワーシートを標準装備しています。
また、「エクストロニック マニュアルモード付CVT」を全車標準装備し、ワインディングロードなどの走行時における操作性の向上につながりました。
価格は2,482,700円~4,125,000円です。
マツダ 両側観音開きドアを採用したコンパクトSUV「MX-30」を発売
マツダは10月8日、新型車の「MAZDA MX-30」を発売しました。
創造的な時間と空間を提案するコンパクトSUVとして、親しみやすさや温かみを感じるデザイン、開放的で創造性をかき立てるフリースタイルドア、そして心地よい室内空間を提供します。
内装にはサスティナブルな素材を採用した他、直観的に安全に操作が可能なタッチパネル式エアコン操作パネルを採用し、心がととのう室内空間を実現しています。
パワーユニットは2.0リットルエンジンにマイルドハイブリッドシステム「Mハイブリッド」を組み合わせた「e-SKYACTIV G」を搭載し、最大出力115kW(156PS)、最大トルク199Nmを発生します。
価格は2,420,000円~3,393,500円です。
参考:マツダ、新型コンパクトSUV「MAZDA MX-30」を発売
アウディ A4シリーズをマイナーチェンジ
アウディジャパンは10月7日、アウディラインナップのミディアムミッドサイズである「A4シリーズ」をマイナーチェンジし発売しました。
エクステリアデザインはフルモデルチェンジに匹敵する程の大幅改良が行われ、フェンダー部はブリスターフェンダー化に伴い全幅は5mm拡大されました。
先進技術では最新のインフォテインメントシステム「MIB3」を搭載し、センタースクリーンはタッチパネル式により操作性を向上させています。
パワーユニットでは、「35TFSI」「45TFSI」のモデルにベルト駆動式オルタネータースターターと12Vリチウムイオンバッテリーを用いたマイルドハイブリッドドライブシステムを採用しています。
価格は4,550,000円~9,240,000円です。
参考:新型Audi A4シリーズを発売 - ベストセラーモデルを大幅にアップグレード
「キャリイ」「スクラムトラック」「NT100クリッパー」「ミニキャブトラック」がリコール 燃料タンクに亀裂が入るおそれ
スズキは10月9日、軽トラックの「キャリイ」のリコールを国土交通省に届け出ました。
同様に、キャリイのOEMであるマツダ「スクラムトラック」、日産「NT100クリッパー」、三菱「ミニキャブトラック」においてもリコールの届け出が出されています。
燃料タンクにおいて、車体への取付部位の強度が不足しているため、走行中の振動により当該取付部位付近に亀裂が発生するものがあります。
そのため、そのまま使用を続けると、亀裂が進行し燃料がにじみ出ることがあり、最悪の場合、滴下するおそれがあります。
リコール対象車は平成25年9月4日~平成26年8月19日に生産された車両で、対象台数はキャリイで68,961台、スクラムトラックで3,701台、NT100クリッパーで6,484台、ミニキャブトラックで3,444台となっています。
参考:
キャリイのリコールについて
スクラムのリコールについて
NT100クリッパーのリコールについて
ミニキャブトラックの燃料タンクについて
ヨコハマタイヤ ストリートスポーツタイヤ「ADVAN A052」の19インチサイズラインナップを拡大
横浜ゴムは10月7日、ストリートスポーツタイヤ「ADVAN A052」に19インチの4サイズを追加し10月8日に発売する発表しました。
「ADVAN A052」は高いグリップ力とハンドリング性能を発揮しつつ、騒音や燃費も配慮した次世代のストリートスポーツラジアルタイヤです。
先進のレーシングテクノロジーから生まれた構造技術を採用するとともに専用プロファイルを開発し、コーナリングフォースの最大化を実現しています。
また、ウェットグリップ性能・騒音・転がり抵抗に係る規制を定めた国際基準「UN/ECE Regulation No.117 02 Series(R117-02)」をクリアしています。
参考:横浜ゴム、ストリートスポーツタイヤ「ADVAN A052」に19インチの4サイズを追加
メルセデスベンツ 「Eクラス クーペ/カブリオレ」をマイナーチェンジ
メルセデス・ベンツ日本は10月5日、「Eクラスクーペ/カブリオレ」を大幅改良し発売しました。
フロントエンドのヘッドライトに最新メルセデス・ベンツのスポーティモデル群に共通するデザインを採用し、ラジエターグリルは下部に広がる大径となるとともに、クローム仕上げのダイヤモンドグリルを採用しています。
インテリアでは手元でナビゲーションやインストゥルメントクラスター内の各種設定、安全運転支援の設定を可能にする新世代ステアリングホイールを採用。
また、ナビゲーションではAR(拡張現実)を採用し、目的地を設定するとフロントウィンドウ上部に設置されたカメラがとらえた車両の前面に広がる現実の背景がナビゲーションに映し出されてルート案内をアシストします。
価格は8,320,000円~13,640,000円です。
独BMW 「1シリーズ」の新しいスポーツグレード「128ti 」を発表
独BMWは10月7日(現地時間)、「1シリーズ」のスポーツグレード「128ti」を発表しました。
「ti」とは「Turismo Internazionale」の略で、代表的モデルは1966年に発売された「2002 TI」ですが、スポーツグレードの1990年後半に設定されていた「325ti Compact」以来の復活となります。
搭載される2.0リットルターボエンジンは265HPを発生し、前輪駆動を介して路面に伝えます。
トップモデルで4輪駆動である「M135i xDrive」からは約80kg軽量であり、トルセンLSDやMスポーツサスペンションによりアクティブなドライビングプレジャーが可能となります。
ドイツでの発売は11月で、価格は4万1575ユーロとなります。
参考:BMW、1シリーズにFFホットハッチ「128ti」が登場 「ti」モデルが復活! 265ps!
ホンダ 「シビックタイプR」がマイナーチェンジ
ホンダは10月8日、「シビックTYPE R」をマイナーチェンジし、10月9日に発売すると発表しました。
同時に国内200台の限定販売となる「シビックTYPE R Limited Edition」(11月30日発売)も発表しました。
フロントグリルの開口面積を従来モデルから大きくすることで冷却性能を向上させ、フロントバンパーの形状変更でダウンフォースも増加しています。
また、ブレーキでは2ピースフローティングディスクを採用し、サーキット走行時のブレーキフィールを向上させています。
また、アダプティブダンパー制御の見直しやサスペンションブッシュ・ボールジョイントの採用により乗り心地と走行性能を両立しています。
価格は「シビックTYPE R」が4,752,000円、「シビックTYPE R Limited Edition」は5,500,000円です。
参考:「CIVIC TYPE R」をマイナーモデルチェンジし発売
まとめ
最近は、メルセデス・ベンツのEクラスやアウディA4など、外装を大幅改良に加え、インフォテインメントシステムや先進安全技術を搭載するなど、フルモデルチェンジ並みのテコ入れが加えられる欧州車が多くみられます。
国内ではレクサスISが大幅にアップデートされ発表されました。
自動車産業も100年に1度の変革の時期と言われていますが、各メーカーは現行車種も大幅に手を加える必要に迫られています。
また、フルモデルチェンジ周期も速いため、市場が目まぐるしく変化しているのを感じることができます。