初心者でも分かる!ETCカードの作り方とは?選び方やお得な情報を伝授します

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高速道路を使う時には必須と言っても過言ではないのがETCカードです。

ETCカードを使えば料金所でいちいち現金を出すことなく、ラクにゲートを通過することができます。

またマイレージなどのお得な割引もあるため、高速道路を利用するなら使わない手はありません。

既に普段から使っている方も多いと思いますが、今回はあらためてETCカードの作り方と、選び方やお得なカードをご紹介していきます。

目次

ETCカードの基本をおさらい


高速道路のETCシステムは2001年に導入されており、すでにETCが当たり前となっている方も多いと思います。

今回は初心者の方でも分かりやすいよう、まずはETCカードとは何なのかという基本の部分からご説明していきます。

ETCカードとは?

そもそもETCとは「Electronic Toll Collection System」の略で、無線通信を使い、有料道路の料金を自動決済するシステムのことです。

これにより、料金所で車を停めて係員に現金を支払うのではなく、無人のレーンで徐行のまま決済して進むということが可能になりました。

この時、無線で決済情報をやり取りするために必要なのが、ETC車載器とETCカードです。

ETC車載器は無線のやり取りのための機械で、後付けも可能です。

そしてETCカードは通行料金の支払いをするための専用カードとなり、個人のクレジットカードや口座情報と紐づけて利用します。

ETCカードの使い方

それでは、ETCカードの具体的な使い方をご説明しましょう。

まずは、ETCカードとセットで必要となるETC車載器を準備します。これは新車購入時にオプションで付けたり、中古車でも元々付いていることが多いと思いますが、装備されていない場合は本体を購入の上、カーショップなどで取り付けてもらいます。

ETCカードは、取り付けられたETC車載器に差し込むことでETCレーンの通過が可能になります。間違いなく差し込まれているか発車前に確認しましょう。

ETCレーンを通過すると通行料金が自動的に決済され、月毎にまとめて請求されるという仕組みです。自動決済ですので、利用ごとの特別な手続きや申し込み等は必要ありません。

ETCカードは車載器さえあれば、レンタカーやカーシェア、友人の車などでも使うことができます。これはとても便利な点ですが、逆に、なくしたり盗まれたりすると不正利用されてしまうおそれがありますので、差しっぱなしや置きっぱなしにはくれぐれも注意しましょう。

人気のETCカード5選

ETCカードを作るメリット


国土交通省によると、ETCは2020年の時点でその利用率が約93%を超えているといいます。

これほどまで多くの人たちがETCを利用するのは、メリットが非常に多く、逆にデメリットはほとんどないからです。
では、ETCカードを作るメリットを挙げてみましょう。

高速道路の利用が便利

前述のように、ETCシステムを利用すれば高速道路の料金所でいちいち車を停めたり、お財布を出して現金を払ったりせずETC専用レーンを進むことができます。

レーン内は徐行となりますがスムーズに流れるため、渋滞緩和にもなっています。

また、現金払いの際に起こるキップの紛失やお釣りの間違いなどのトラブルを防ぐこともでき、近年ではコロナ対策として推奨される非接触決済であることもメリットでしょう。

さらに、料金所や支払金額の利用履歴がWEB上でチェックできるサービスもあるため、通行の記録や家計簿、経費精算などの点でも便利。紙の領収書を管理する手間も省けます。

割引が適応される

ETCカードを使うと、支払いのスムーズさだけではなく、通行料金の点でもメリットがあります。

ETCレーンを通る際、日や時間帯によって「休日割引」「深夜割引」「平日朝夕割引」などが自動的に適用され、通行料金の割引が受けられるのです。

これは利用する高速道路によって条件や割引率などが変わってきますが、およそ30%~50%も割引されるため見逃せないポイントとなっています。

ポイントが貯まる

上記のETC割引はETCレーンを利用するだけで自動的に適用されますが、「ETCマイレージサービス」というサービスに登録すると更にお得になります。

これも各高速道路により条件は異なりますが、通行料金の支払額に応じてマイレージのポイントが貯まり、そのポイントを通行料に充当することができるサービスです。

利用頻度が多い人にとって、使えば使うほどお得になるサービスと言えるでしょう。

人気のETCカード5選

ETCカードの種類とその特徴


ETCカードは、個人向けと法人向け、またクレジットカード機能の有無などが異なる様々なカードがあります。

それらは大まかに分けて以下の3種類となっています。

ETCカードの種類とその特徴
  • 1、ETC専用カード(クレジットカードに付帯)
  • 2、ETCパーソナルカード(クレジット機能なし)
  • 3、法人用ETCカード

ETC専用カードの特徴

個人向けのETCカードとして最も一般的なETCカードが、ETC専用カードです。

これは所有しているクレジットカードに付帯するものとなり、クレジットカード会社に申し込むことで発行されます。

ETCを利用した分の通行料金はクレジットカードの料金とともに請求されます。

またETC専用カードの発行可能枚数は、基本的に1枚のクレジットカードに対して1枚です。

ただし、複数枚クレジットカードを所有している場合はそれぞれのカードで申し込みが可能です。

ETCパーソナルカードの特徴

ETCパーソナルカードとは、クレジット機能がついていない個人向けのETCカードで、高速道路会社が発行しています。

クレジットカードを所有していなくても作ることができ、支払いは口座引き落としとなります。

申し込みにあたってクレジット審査はありませんが、その代わり保証金として2万円が必要となったり、月の利用額に上限があったりします。

法人用ETCカードの特徴

法人用ETCカードは、その名の通り法人が申し込むETCカードです。

個人向けと同じく、法人用のクレジットカードに付帯するものと、クレジット機能のない、高速道路会社が発行するものがあります。

個人向けと違って複数枚のETCカードが利用できたり、運送業者などの大口利用で割引が適用されたりと、法人向けならではの特徴もあります。

人気のETCカード5選

ETCカードの作り方


それではここで、実際にETCカードを作るにはどうすればいいか見ていきましょう。

ここでは個人向けの「ETC専用カード」と「ETCパーソナルカード」の2種類をご紹介します。

ETC専用カードの作り方

ETC専用カードは前述のようにクレジットカードに付帯しているカードのため、元々クレジットカードを所有している場合と、クレジットカードを所有していない場合で作り方が異なります。

クレジットカードを所有している場合

既にお手持ちのクレジットカードがある場合は、そのクレジットカード会社の公式サイトにログインし、ETCカードの申し込み画面から申し込みを行います。

また、会社によってはインターネットだけでなく専用の自動音声ダイヤルや郵送に対応しているところもあります。

今持っているクレジットカードの付帯ETCカード以外が作りたい場合は、次項をご覧ください。

クレジットカードを所有していない場合

クレジットカードを1枚も持っていない場合、あるいは所有しているカード以外のクレジットカードを新たに作ってそこに付帯するETCカードが欲しい場合は、まずクレジットカードを作成するところからはじめます。

クレジットカードの新規申し込み方法は各カード会社によりますが、肝心なのは、クレジットカード作成と同時にETCカードの申し込みも行うことです。

クレジットカードを作ってから後でETCカードを作ることもできますが、最初から同時に申し込めば手続きの手間も減ってスムーズです。

ただ、同時申し込みをしても、ほとんどの場合は本カードより遅れてETCカードが届きますので、少し時間がかかることを覚えておきましょう。

なお、クレジットカードの審査に落ちてしまった場合は、付帯サービスとしてのETCカードも取得できません。

ETCパーソナルカードの作り方

ETCパーソナルカードを作るには、まず公式サイトにアクセスし、利用申込書に必要事項を入力します。

次に、その画面をプリントアウトして本人確認書類などとともにETCパーソナルカード事務局へ郵送し、返送された払い込み用紙で保証金を支払います。

クレジット審査はないため、入金が確認されればその後2週間程度でETCパーソナルカードが郵送されます。

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ETCカードの選び方


これからETCカードを作るのであれば、選ぶ際に意識しておきたいポイントがいくつかあります。

ETCカードの選び方で気をつけたいことをご紹介しましょう。

ETCカードを選ぶポイント
  • 年会費がかかるかどうか
  • カード発行料がかかるかどうか
  • クレジットカードのポイント還元率

年会費がかかるかどうか

ETCカードの選び方として、年会費がかかるかどうかをチェックしましょう。

クレジットカード付帯のETC専用カードの場合、親カードで年会費を払っているから付帯サービスは無料だろうと思われる方が多いのですが、実はETC専用カードにも個別に年会費がかかる場合があります。

ただし、年会費がかかるとしても、利用状況によっては無料になる会社もありますので条件をチェックしてみるといいでしょう。

カード発行料がかかるかどうか

ETCカードは年会費だけでなく、カード発行手数料がかかる場合があります。

発行手数料は発行の際に1度だけかかるものですが、こちらも年会費とともにチェックしておくとよいでしょう。

かかる場合、多くは1,000円~2,000円程度となっているようです。

ポイント還元率がどうか

クレジットカード付帯のETC専用カードの場合、高速道路の通行料もクレジットカードの利用料金と一本化されるため、クレジットカードのポイント還元に反映します。

ETCの利用頻度が高く通行料が多い場合は、クレジットカードのポイント還元率が高ければその分お得に利用することができます。

人気のETCカード5選

人気のETCカード5選


それでは、ここから人気のETCカード5選をご紹介します。

年会費などが無料だったり、ポイント還元率が高かったりとお得なカードばかりですので、ぜひこの中からご自身に合ったETCカードを見つけてみてください。

人気のETCカードその1:JCB CARD W

JCBカードW

カード名 JCB CARD W
クレジットカード年会費 無料
ポイント還元率 1.0%~10.5%
※最大還元率はJCB PREMOに交換した場合
ETCカード年会費 無料
ETCカード発行手数料 無料
ETCカード発行枚数 本カード1枚につき1枚/家族カード1枚につき1枚

JCB CARD Wは、高いポイント還元率と年会費永年無料が嬉しいクレジットカードです。

このカードは18歳~39歳までの入会限定となっており、年齢が当てはまる方が作成した場合、40歳を超えても年会費無料のまま継続利用できます。

付帯するETC専用カード「ETCスルーカード」も年会費、発行料無料のため、毎年のコストをかけずに安心して使えます。

18歳~39歳の方は要チェックのカードです。

JCB CARD W 公式HP

人気のETCカードその2:VIASOカード

VIASOカード

カード名 VIASOカード
クレジットカード年会費 無料
ポイント還元率 0.5%(ETC利用はポイント2倍)
ETCカード年会費 無料
ETCカード発行手数料 1,100円
ETCカード発行枚数 本カード1枚につき1枚/家族カード1枚につき1枚

VIASO(ビアソ)カードは三菱UFJニコスのクレジットカードで、たまったポイントを自動でキャッシュバックしてくれるオートキャッシュバック機能が魅力です。おまけに年会費は条件なしで永年無料。

またVIASOカードに付帯するETCカードは、発行手数料はかかりますが年会費は無料。本カードだけでなく家族カードについても、それぞれ1枚ずつ発行可能となっています。

VIASOカード 公式HP

人気のETCカードその3:三井住友カード ナンバーレス

三井住友カード ナンバーレス

カード名 三井住友カード ナンバーレス
クレジットカード年会費 無料
ポイント還元率 0.5%
ETCカード年会費 無料(前年の利用がない場合550円)
ETCカード発行手数料 無料
ETCカード発行枚数 本カード1枚につき1枚/家族カード1枚につき1枚

三井住友カード ナンバーレスは、カード番号がカード自体には印字されていないというクレジットカードです。カード番号や有効期限は専用アプリから把握でき、他人にナンバーを知られにくいため安全です。

付帯する「三井住友ETCカード」は発行手数料無料。また前年に利用がないと年会費550円がかかりますが、1度でも利用していれば年会費も無料です。

三井住友カード ナンバーレス
公式HP

人気のETCカードその4:エポスカード

エポスカード

カード名 エポスカード
クレジットカード年会費 無料
ポイント還元率 0.5%
ETCカード年会費 無料
ETCカード発行手数料 無料
ETCカード発行枚数 本カード1枚につき1枚(家族カードなし)

エポスカードは2021年4月から新デザインとなり、縦型でスマート、カード番号や名前は凹凸なく裏面に印字されているクレジットカードです。

年会費は無料で、新デザインのカードのほか、アニメや有名キャラクターなどの様々なコラボレーションがあり若者からも人気となっています。

付帯するETCカードは年会費、発行手数料ともに無料。ただ、エポスカードは本カードに対する家族カードという設定自体がないため、ETCカード発行枚数は1枚のみとなります。

エポスカード公式HP

人気のETCカードその5:リクルートカード

リクルートカード

カード名 リクルートカード
クレジットカード年会費 無料
ポイント還元率 1.2%
ETCカード年会費 無料
ETCカード発行手数料 JCB:無料/マスターカード・VISA:1,100円
ETCカード発行枚数 本カード1枚につき1枚/家族カード1枚につき1枚

リクルートカードは株式会社リクルートが発行する、年会費永年無料、ポイント還元率は驚きの1.2%というお得なクレジットカードです。

申し込みの際は、マスターカード、VISA、JCBの3ブランドから選びます。

付帯するETCカードは年会費、発行手数料無料ですが、本カードでマスターカードかVISAカードを選んだ場合のみ発行手数料がかかります。

ETC利用についても1.2%という高還元率なので、ETC利用が多い方にはおすすめです。

リクルートカード公式HP

ETCカードの作り方は初心者でも難しくない!


今回は、ETCカードの作り方と、選び方やお得なカードをご紹介しました。

ETCカードを作るには、所有しているクレジットカードに付帯するETCカードを申し込むか、あるいはイチからクレジットカードを作成しETCカードも同時申し込みする、その他、クレジット機能を持たないETCパーソナルカードを申し込むという3つの方法があります。

選び方のポイントとしては、ETCカードの年会費や発行手数料に注意し、またクレジットカードがある場合はそちらの年会費やポイント還元率などもあわせてチェックするとお得に利用できます。

どのETCカードもネットから簡単に申し込むことができるので、ぜひご自身に合ったおETCカードでお得なカーライフを送ってください。

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