【新車情報】「ディーゼル×四駆」BMW2シリーズ・アクティブツアラー/グランツアラーに218d xDriveが登場

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BMWのMPV(マルチ・パーパス・ビークル)、シリーズ・アクティブツアラー/グランツアラーに、ありそうでなかった新たなラインナップが加わりました。「ディーゼル×四駆」のパワートレインを持つ「218d xDrive」です。

パワフルかつ低燃費なクリーンディーゼルと走るシーンを選ばない4輪駆動システム「xDrive」の組み合わせは、「これ1台で何でもできる」MPVのキャラクターにピッタリ。7人乗りのグランツアラーには、200台限定の「218d xCountry」も登場しています。

目次

BMW初のFFプラットフォームで登場

BMWのMPV、2シリーズ・アクティブツアラー/グランツアラーは、それぞれ2014年と2015年にデビュー。「2シリーズ」の名を冠してはいるものの、FR(後輪駆動)の2シリーズ・クーペとはまったく別のクルマで、MINIとプラットフォームを共有したBMWブランド初となるFF車(前輪駆動)です。アクティブツアラーとグランツアラーの違いは、ホイールベースとシート数で、アクティブツアラーがショートホイールベースの5人乗り、グランツアラーがロングホイールベースの7人乗りです。

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BMW 2シリーズ・アクティブツアラー

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BMW 2シリーズ・グランツアラー

これまで、アクティブツアラーには「225i xDrive」というガソリンエンジンの四輪駆動モデルが設定されてきましたが、ディーゼルエンジンと四輪駆動の組み合わせはなく、また7人乗りのグランツアラーには四輪駆動自体の設定もなかったため、今回の「218d xDrive」は待望のモデルだと言えるでしょう。

ライバル不在の「ディーゼル×四輪駆動」MPV

BMWによれば、「218d xDriveアクティブツアラー/グランツアラーは、ディーゼルエンジンと4輪駆動システムを搭載したセグメント唯一のプレミアム・コンパクトMPV(多目的車)である」とのこと。たしかに、フォルクスワーゲン「ゴルフ・トゥーラン」はガソリンの二輪駆動のみだし、シトロエン「C4」ピカソにはディーゼルの「BlueHDi」の追加が発表されていますが、こちらも四輪駆動の設定はありません。「ディーゼル×四輪駆動」は“ありそうでなかった”組み合わせだといえそうです。

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BMW 218d xCountryグランツアラー

搭載されるエンジンは、2.0L 4気筒。最新のコモンレール・ダイレクト・インジェクション・システムと可変ジオメトリー・ターボチャージャーを組み合わせ、最高出力110kW(150ps)、最大トルク330Nm(33.7kgm)を発生します。組み合わされるトランスミッションは、8速ATで、JC08モード燃費はアクティブツアラーが22.2km/L、グランツアラーが21.3km/L。

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四輪駆動システム「xDrive」は、通常走行時は駆動トルクの大部分がフロントに、ステアリングの切れ角やホイールの回転速度などの車両データからオーバーステアやアンダーステアなどの兆候を察知すると、リヤに駆動トルクを配分するタイプ。
※日本仕様は右ハンドル

218d xDriveの登場によって、アクティブツアラーには「218i」、「220i」、「218d xDrive」、「225i xDrive」、そしてプラグインハイブリッドの「225xe」が、グランツアラーには「218i」、「220i」、「218d xDrive」がラインナップされることとなりました。

価格は、アクティブツアラーが「218i」の355万円から「225xe M Sports」の527万円まで。グランツアラーが「218i」の381万円から「220i M Sports」の477万円まで。「218d xDrive」は、アクティブツアラーが376万円から、グランツアラーが402万円からで、それぞれに「Luxury」と「M Sports」が設定されます。

グランツアラーの限定モデル「218d xCountry」が同時に登場!

アクティブツアラー/グランツアラー「218d xDrive」と同時に、グランツアラーの限定車「218d xCountry」も発表、1月28日より発売されることがアナウンスされました。この限定車は、「218d xDrive」の発売を記念したもので、アウトドア指向のファミリーに最適な装備や仕様を採用。専用デザインのホイールや専用Sensatecレザーの内装、アドバンスド・パーキング・サポート・パッケージ、プラス・パッケージ、専用HiFiサウンド・システムなどが装備されています。価格は492万円と少し上がりますが、内容を考えればお買い得だと言えるでしょう。

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BMW 218d xCountryグランツアラー

デビュー当初は「BMWがFFなんて…」と言われることもあったアクティブツアラー/グランツアラーですが、だからといったBMWらしさが失われることはなく、むしろ広い室内を得たことで新しいBMWの世界が生まれたといえるものでした。ディーゼルに四輪駆動が組み合わされた「218d xDrive」は、BMWのニューモデルとしてもちろん、“全部乗せ”のMPVとしても大いに魅力的に映ります。

<関連リンク>
BMW2シリーズ・アクティブツアラー
http://www.bmw.co.jp/ja/all-models/2-series/activetourer/2014/at-a-glance.html

BMW2シリーズ・グランツアラー
http://www.bmw.co.jp/ja/all-models/2-series/grantourer/2015/at-a-glance.html

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text by 木谷宗義+Bucket
画像提供:ビー・エム・ダブリュー

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