昨年、9月にマイナーチェンジを行ったフォルクスワーゲン ザ・ビートルに早くも新グレードが追加されました。それが「ザ・ビートルR-Line」です。
R-Lineは、スポーティな専用の内外装に、これまで限定車のみに採用されていた1.4L TSIエンジンを組み合わせた新たなスポーティモデルです。ザ・ビートルは、211psの2.0L TSIエンジンを搭載し、走りを強化した「2.0R-Line」という高性能モデルの弟分的存在で、こちらはスポーティなスタイルと楽しい走り、そして高い経済性を兼ね備えたバランスの良さが自慢です。
ビジュアル的には最上級グレードでスポーツモデルでもある2.0R-Line<に近い内容の仕上げとなっており、数々のR-Line専用アイテムが内外装に装着されています。(※3連メーターは、オプション)
カタログモデル初搭載となる1.4 TSIエンジンは、BuleMotion Technologyの採用により、最高出力150psを発揮しながら、18.3km/Lの低燃費を両立。アイドリングストップ機能もザ・ビートルで唯一、装着されています。
スタンダード仕様のBaseとDesignが105psの1.2L TSIということもあり、150psのR-Lineの走りは見た目同様にスポーティで、力強い加速も味わえます。しかも燃費は17.6km/Lの1.2L TSIエンジンより優れているなんて、経済的な面も……。足回りは、スポーツサスペンションではなく、タイヤサイズも17インチに留められていることもあって、乗り心地もなかなか良好。毎日使えるスポーティモデルに仕上げられています。
これまでスポーティルックに憧れるものの、性能や価格は、2.0R-Lineまでのものは不要と感じていた人に、まさに打って付けの一台でしょう。またスポーティになっても、愛らしいスタイルはそのまま。なので、個性的で走りの良い輸入車を探していた人にもぜひ注目して欲しいですね。
text & photo by OHTO Yasuhiro