高速道路の基本の走り方を伝授!苦手を克服しドライブを楽しもう

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合流でうまく流れに乗れなくて怖い。すごいスピードで車が流れているから怖い。
このように感じて高速道路に苦手意識を持っている方は少なくないでしょう。

中には高速道路は苦手だから車で遠出はしないという方もいるかもしれません。

ただ、実は高速道路は信号がなく一定速度で流れているため、コツさえつかめばとても走りやすく快適です。

この記事では高速道路が苦手で不安な方に向けて、高速道路の入る前、乗っているとき、降りるときの注意点を伝授します。
高速道路を使い行動範囲を広げて、週末のちょっとしたお出かけや長期旅行をより充実したものにしましょう。

目次

高速道路に入る前の基本チェック

まず、高速道路に入る前の注意事項です。
高速道路は出口がないと出られなかったり有料であったり、下道とは違う性質があります。
トラブル回避のため、高速道路に入る前に以下の4つのことをチェックしましょう。

  • ガソリンの残量
  • タイヤの空気圧
  • 高速道路の道順
  • ETCカードを挿入したか

それぞれ解説します。

ガソリンの残量

ガス欠防止・コスト削減のため、高速道路に入る前にガソリンが十分に残っているか確認してください。

高速道路では50km間隔を目安に給油所があるサービスエリアが設置されていますが、全ての区間でその通りではありません。
なんと、給油所がない最も長い区間は175.1km(北海道 足寄IC〜由仁PA)もの長距離です。

また、高速道路上のガソリン販売価格は下道のものと比較して10~20円/Lほど高価。
どんなに採算の合わない地域でも原則24時間営業で、車検などの利益率の高いサービスもできないのでどうしても価格を上げざるを得ないのです。

タイヤの空気圧

安全に走行するため、特に高速道路ではタイヤの空気圧を適正または1割多い程度にする必要があります。

高スピードで走る高速道路ではタイヤにもそれだけ大きい負担がかかります。
圧力が低下したタイヤで長距離を走行すると、タイヤが負荷に耐えられずバーストし重大事故を引き起こす危険も。

大抵の車の場合、適正空気圧は運転席のドアを開けたときのボディ側に貼ってあるシールに書いてあります。
そして、ガソリンスタンドで簡単に空気圧測定と空気の充填ができます。測定方法や充填方法が分からなくても店員に聞けば親切に教えてくれるでしょう。

高速道路の道順

カーナビがあるとはいえ高速道路では分岐をどちらに進めばいいのか迷うことも少なくありません。
ジャンクションではどの道に入るか、どの出口から降りるかは事前に把握しておくことをおすすめします。

もし道を間違えても絶対に引き返さず、次のICで降りて一般レーンに入り料金所スタッフに間違えたことを申し出てください。
安全に戻れるように案内してくれる場合もあります。

ETCカードを挿入したか

料金所でトラブルにならないように、高速道路に侵入する前にETCカードを挿入したか確認してください。
もし入れ忘れたままETCレーンに入ってしまいバーが開かなかったら、バックせずに料金所スタッフに連絡すれば指示をくれるはずです。

ETC車載器によっては、高速道路の料金所が近くなるとETCカードが挿入してあるかアナウンスしてくれるものもあります。
音楽の音を下げたりしてアナウンスを聞き漏らさないようにしましょう。

高速道路の基本の走り方

次は、高速道路に乗っているときの注意点です。
高速道路は信号がなかったり車の流れが速かったりするため、下道と走り方が変わります。
以下のことに注意しましょう。

  • ETCゲートは20km/h以下で通過
  • 合流は十分加速し、本線へ合流
  • 渋滞時の合流は「ファスナー合流」を
  • 車間距離に気を付ける
  • アクセルで速度を調整
  • 急ブレーキはNG
  • むやみに車線変更や追い越しをしない
  • 追い越し車線を走り続けない
  • 渋滞に遭遇したらハザードを活用
  • 疲れを感じる前に休憩を取る

ETCゲートを通るときは停止不要ですが、20km/以下まで減速して通過しましょう。
実際にはもっと速くてもゲートは開きますが、何かしらの理由で開かなかったときに追突を防ぐための減速です。

本線に合流するときは十分に加速してください。他の車がいても譲ってくれるはず。
遅いスピードで合流する方がうまく流れに乗れず追突される危険が大きいです。

しかし、時には合流時に渋滞で車がノロノロとしか動いていない場合もあります。そのときは、加速車線の先頭まで進み1台ずつ本線に合流する「ファスナー合流」を心がけてください。最も効率よく車が流れる合流方法だとされています。

無事に本流に合流したら車間距離を十分に取るように気をつけます。前の車が急ブレーキをかけたときに危険を避けるためです。
標識など何か目標物を決めて、前の車がそれを通過して2秒後に自分も通過するくらいの車間距離をあけることが推奨されています。
そのとき、スピードはアクセルの踏み具合で調整します。ブレーキを踏むと渋滞の原因になったりするので、できるだけブレーキは踏まないことが高速道路の基本です。

また、一番右の車線は追越車線であり前の車を追い越すときだけに使います。2km以上続けて追い越し車線を走ると違反になるので基本的には一番右以外の走行車線を走ります。
頻繁な車線変更や無理な追い越しも危険なので控えましょう。

渋滞に遭遇したらハザードを点灯させて後続車に渋滞であることを伝えると、追突されることを防止できます。

最後に、高速道路は高スピードで走行するため集中力が必要で、思わぬうちに疲労が溜まっていきます。そのため、2時間ごとに休憩をとることが推奨されています。

高速道路を降りる時の注意点


高速道路を降りるときは以下の2点に気をつけます。

  • 「出口2km」の標識が出たら左車線に入る
  • 一般道でのスピードの出し過ぎ

出口が近づいてきたら、標識が「出口2km」などともうすぐ出口があることを教えてくれます。
標識があったら、遅い車がいても無理に追い越しをせず左車線に入りましょう。スピードが出ていると出口で曲がりきれず壁に追突する危険もあります。

そして、高速道路から一般道に降りるとスピード感覚が狂うことが多々あります。
あまりスピードが出ていないと感じても、実は制限速度を大幅に超えるスピードを出していたなんてことも。
安全のためにも、感覚ではなくスピードメーターで速度を管理してください。

高速道路を上手に使ってよい旅行をしよう!


高速道路は確かに怖いですが、慣れてしまえば恐怖は感じません。
むしろ、下道と違い交差点や信号がないぶん走りやすいと感じる方もいるでしょう。

それでは、高速道路を上手に使って、より効率よく、より快適な旅行を楽しんでください!

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