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高速道路に種類があるってご存じですか?それぞれの特徴や違いを解説

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皆さんは高速道路に種類があり、制限速度や料金などに違いがあることをご存じですか?遠出やドライブの際、利用される方でも実は知らないということもあるのではないでしょうか。
いわゆる高速道路は「高速自動車国道」と「自動車専用道路」に区分されます。
今回はこの2種類の違いをご紹介しつつ、最後に有料道路についての知識もお話ししたいと思います。

「〇〇高速道路」と呼べる道路は4つのみ

まず高速自動車国道や自動車専用道路を「高規格幹線道路」と呼びます。
「高規格幹線道路」ではあまり聞きなじみがありませんが、一般的には「~自動車道」という名称を用いています。
「~自動車道」であれば、身近にあり知っているとなるかもしれません。
一方、「~高速道路」という正式名称の道路は実はあまり多くありません。
高速道路という名前はよく使われますが、名称についている道路は4つしかなく、「名神高速道路」「新名神高速道路」「東名高速道路」「新東名高速道路」だけなのです。

高速道路には2種類の区分がある

高規格幹線道路は高速自動車国道と自動車専用道路に分けられます。
速度域や料金、道路の長さなどに違いがありますが、一般道路に比べると高い速度での走行が可能です。
この項では2種類の特徴についてご紹介します。
詳細な制限速度や料金についてはさらに別の項にて解説させていただきます。

高速自動車国道とは?

高速自動車国道は都道府県をまたぎ、長距離に渡ってネットワークが展開されています。短距離~中距離だけでなく、長距離走行を可能にする重要なインフラ設備といえるでしょう。
運転をサポートするための休憩施設としてサービスエリアが約50km間隔、パーキングエリアが約15km間隔で設置されます。
通行料金は国費で建設されており、建設費を利用者から徴収することで返済しています。

自動車専用道路とは?

正式には一般国道自動車専用道路と呼ばれます。自動車専用道路の特徴ですが、名前の通り自動車走行専用の道路で、地域の交通を円滑にすることを目的に建設されています。
高速自動車国道に比べると距離は短めです。

高速自動車国道と自動車専用道路の違い

高速自動車国道と自動車専用道路の制限速度や料金、通行不可車両についての違いについても確認していきましょう。

制限速度

高速自動車国道の法定最高速度は時速100km/h以下、法定最低速度は時速50km/hとなります。
最高速度については、あくまで速度規制がかかっていない本線車道が対象となりますので、速度指定がされていないか注意しましょう。
次に自動車専用道路における法定最高速度は時速60km/h以下となります。
別に速度指定がされていればそちらが優先され、最高速度が70km/hや80km/hと高くなることもあります。
最低速度については決められていません。

料金

高速自動車国道の料金体系は、距離に応じた料金が加算され(車両区分ごとに金額に違いがあります)、ターミナルチャージ料150円も合算された金額になります。
自動車専用道路の料金は建設費の一部を地方自治体が負担しており、通行料金を無料としていることもあります。
有料としている区間距離や金額も地域、その道路により違いがあります。

通行不可車両

高速自動車国道と自動車専用道路では、通行可能な車両、不可能な車両にも違いがあります。
高速自動車国道は最低速度が50km/hですので、それ以上速度が出せる必要があります。それら条件を踏まえて通行不可車両を以下にまとめます。

高速自動車国道
  • 原動機付き自転車
  • ミニカー
  • 総排気量125cc以下の普通自動二輪車
  • 小型特殊自動車(農業トラクター等)
  • けん引車両(けん引装置・被けん引装置のある車両を除く)
自動車専用道路
  • 原動機付き自転車
  • ミニカー
  • 総排気量125cc以下の普通自動二輪車

高速道路と有料道路の違い

「高速道路」は高速自動車国道と自動車専用道路で構成されます。
他にも通行時、料金が必要な「有料道路」も存在します。
有料道路についての知識も補完することで、日本の道路事情についてより理解を深めることができるのではないでしょうか。
この記事内で既にご紹介したように高速道路は、一般道路に比べ高速で走行可能ですが、走行車両を限定していることが特徴といえるでしょう。
全国規模でネットワークを築く、まさに大きな骨格といえます。
一方で有料道路は高速道路のネットワークを補完し、そのさらに先まで車両や人々を送り込む役割を担っています。
地域生活に密着した道路だけでなく観光地へスムースに誘導する道路、観光地の景観を楽しめる道路といった具合に、地域ごとに必要とする役割も様々です。
車両だけでなく自転車や歩行者の通行可能な道路もあり、様々な利用方法、楽しみ方が存在します。
また通行料金は有料道路ごとに違います。

まとめ

さて今回は高速自動車国道と自動車専用道路の違い、また有料道路についてもご紹介させていただきました。
より遠くにより早く移動が可能な高速道路にも種類があり、制限にも違いがあることが分かっていただけたのではないでしょうか。
制限速度が違ったり、通行料金が違ったりと、何気なく走っていた高速道路の違いについて、改めて理解を広げる機会にしていただければ嬉しく思います。

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