11月26日(日)に開催される第5回「くるまマイスター検定」。過去問以外にどんな新しい問題が出るんだろう?と気になっている皆さんへ、くる検応援団の方々から検定当日に向けて予想問題をいただくこととなりました!
今回は、石川真禧照さんからの出題です!
- ①3社
- ②4社
- ③5社
解答:②
正解は4社。できればそのメーカー名も考えてみて。
メーカー名は日産、ホンダ、さらにスバル、いすゞの2社が加わる。
ホンダは1960年にフォーミュラ1レースに参加したときに、排気量が1.5LのV型12気筒というエンジンをつくった。1気筒当たり125ccのそのエンジンは、まるで精密時計のよう、と海外のメディアが表現した。ホンダはその後もF1用に90年代まで3LのV12エンジンをつくっている。
日産もレース用としてV12をつくったことがある。最初は5.0Lで、これはR381でテストされたが、本番の69年の日本GPではR382に6.0Lに拡大されて搭載され、実戦に参加した。その後、90年代に入り、国内レース用に3.5LのV12を開発しているが生産車への展開はなかった。
残る2社、いすゞとスバルだが、スバルは本気で市販化を目標に水平対向12気筒をつくった。この12気筒はなんとF1用だった。1990年にスバルはイタリアのモトーリモデルナと共同開発した3.5Lの12気筒マシンをコローニと組んでF1に参戦させた。そのエンジンを服飾メーカーのワコールが出資して設立したジオットが、スーパースポーツ「キャスピタ」に搭載し、市販化しようとしたのだ。結果は、水平対向12気筒エンジンでの市販化はされず、V10エンジンで、2台だけ製作された。
最後の1社いすゞは1991年の東京モーターショーで「コモ」という4人+荷台というスーパーピックアップを展示。そのエンジンが同社製のV12、3.5Lだった。ショーモデルではあったが、エンジン単体の展示も行ない、本気度を感じさせ、当時、提携関係にあったロータスのF1に供給か、という話しも出たが、実現しなかった。
この4社が日本での12気筒エンジンの歴史の全てだ。
自動車生活探検家:石川真禧照さん( Makiteru Ishikawa )
「実はボク、クルマ好きなんです。」「アラッ、ワタシも。」
こんな会話をしていても、どのくらいクルマ好きなのかわからない。
何か基準はないのだろうか、と思っていたら、ありました!「くるまマイスター検定」が。
調べてみると、この検定試験はクルマ好きがホンモノと認定してもらえる素晴らしい資格だった。これを取得しておけば「実はボク、、、。」なんて言わずに、「ボク、この間くるまマイスターに合格したんだ」といえばよろしい。「ワタシ、まだ持ってないっ!」と会話も弾むのです。
だから「くるまマイスター検定」を受けて、くるまマイスターの資格を自分の物にしましょう。