2017年5月1日~5月31日に日本国内で発表された新型車、限定車、特別仕様車をまとめました。
ベントレー・ベンテイガ「オニキス エディション」
標準仕様の装備内容を一部変更して、よりカジュアルな仕様と廉価な価格設定とした新グレード。エクステリアでは、ボディ下端が「グロスベルーガブラック」仕上げとなり、ホイールが21インチから20インチにインチダウン。インテリアでは、標準仕様に装備される「マリナードライビングスペック」をオプションにしています。また、「ベントレーダイナミックライド」「カラースペシフィケーション」もオプションにした他、内外装色のバリエーションが限定されています。2017年の販売台数は30台で、価格は2399万円。
ジープ・グランドチェロキー「トレイルホーク」
オフロード性能を高める装備が施された100台の限定車。265/60R18のオールテレインタイヤやスキッドプレート、「セレクスピードコントロール(ヒルディセントコントロール/ヒルアセントコントロール)」、四輪駆動システム「クォドラドライブII」で、オフロード走破性をアップしています。またエクステリアは、ナチュラルグレーのパーツやマットブラックのボンネットデカール、レッドの牽引フックなどでドレスアップ。インテリアには、レッドステッチ入りのアクセントや「TRAILHAWK」ロゴ入りレザーシートが採用されています。価格は599万4000円。
DS 3 INES DE LA FRESSANGE(イネス・ド・ラ・フレサンジュ)
「INES DE LA FRESSANGE(イネス・ド・ラ・フレサンジュ)」は、モデルやデザイナーとして活躍するイネス・ド・ラ・フレサンジュ氏とのコラボモデルで、フレサンジュ氏のテーマカラーであるブルーとレッドが採用されたもの。ボディカラーは、ブルーアンクル/ブランオパール(ルーフ)で、INESレッドのミラーカバーを採用。リアサイドガラス下には「エアメールストライプ」を装備しています。インテリアは、レッドのダッシュボードとブルーのレザーシートを装用。価格は299万9000円。カブリオレモデルが329万9000円で、それぞれ50台、30台の計80台が販売されます。
ランドローバー・ディスカバリー
先行発表されていた「ファーストエディション」に続き、カタログラインナップの受注が開始されました。HSEとHSEラグジュアリーの2グレード、ガソリン/ディーゼルエンジンの計4タイプが設定され、価格は779万円~901万円。
ダイハツ・ミラ イース
ダイハツのセダン型軽自動車、ミライースが2代目にフルモデルチェンジ。従来の低価格・低燃費を重視したモデルから、動力性能や快適性、安全性といった「+αの魅力」を重視したモデルに生まれ変わりました。運転支援装備「スマートアシストIII」装着車には、軽自動車のコーナーセンサーを標準装備。車線逸脱警報、オートハイビームなども装備されています。価格は、84万2400円~133万9200円。ミライースのOEMモデルとなる、スバル・プレオ プラスと、トヨタ・ピクシス エポックも同様にフルモデルチェンジしています。
BMW 4シリーズ クーペ/カブリオレ/グランクーペ
4シリーズの3モデルが同時にマイナーチェンジを実施。エクステリアに新デザインのLEDヘッドライトやLEDテールライトが採用されたの他、インテリアではマルチディスプレイメーターパネル、テレビチューナー、HiFiスピーカーシステム(205W/9スピーカー)が新たに標準装備されました。価格はクーペが573万円~851万円。カブリオレが929万円~947万円。グランクーペが580万円~859万円。
BMW M3/M4
3シリーズセダン/4シリーズクーペのハイパフォーマンスモデルであるM3/M4がマイナーチェンジ。LEDヘッドライトや新デザインのアロイホイール、ハーマンカードン「サラウンド・サウンド・システム」、カーボンファイバー・トリムが新たに装備されました。同時に、14kW(19ps)増しとなる331kW(450ps)に出力が高められた、M3コンペティション/M4コンペティションを設定。従来の「コンペティションパッケージ」に準じた仕様が施された、スパルタンなモデルとなっています。1185万円(M3)~1279万円(M4コンペティション)。
BMW 320d グランツーリスモ
3シリーズ グランツーリスモ初となるディーゼルモデル「320dグランツーリスモ」が登場。搭載されるエンジンは、3シリーズセダンと同様の4気筒2.0Lディーゼルターボで、四輪駆動の「xDrive」もラインナップ。価格は669万円~706万円。
BMW M4 CS
ハイパフォーマンスクーペ「M4」に出力アップや軽量化を施し、「究極のサーキット走行性能」を与えたモデル。6気筒3.0Lターボエンジンは10psアップの460psに。「アダプティブMサスペンション」と「アクティブMディファレンシャル」も装備し、走りを強化しています。内外装にも専用アロイホイールやディフューザー、バケットシートなどを装備。1598万円。
メルセデスAMG G63 50th Anniversary Edition
AMGの設立50周年を記念して、メルセデスAMG G63の内外装を豪華に仕立てた50台の限定車。ボディカラーは「designoモーリシャスブルー」で、フェンダーやアルミホイールをブラック仕上げに。インテリアは3色の「designoエクスクルーシブ」が用意されました。「AMGカーボンファイバーインテリアトリム」も装備。価格は2220万円。
ルノー・キャプチャー エクスプレッション/プレミアム
ルノー・キャプチャーに2タイプの特別仕様車を同時発売。「エクスプレッション」は、専用アプリ「R&Go」でスマートフォンと連携する「R&Go対応ラジオ」とクロームハブキャップを装備したもので254万円。プレミアムでは、さらにレザーシートやレザーハンドルが装備され、266万円となっています。
BMW 318iクラシック
318iをベースに、「専用17インチダブルスポークスタイリング395アロイホイール」や「専用サテンアルミニウムサイドウィンドウフレームモールディング」「専用ベネトベージュSensatecシート」などが装備された限定200台の特別仕様車。ボディカラーは3色で、472万円。
ルノー・カングー アン プロヴァンス
カングージャンボリーで発表された今年の特別仕様車は、「ゼン」をベースに、南フランス・プロヴァンス生まれのコスメブランド「ロクシタン」とコラボした「アン プロヴァンス」。夏のプロヴァンスをイメージした「オランジュ エタンセル メタリック」のボディカラーに、ロクシタンを代表するハーブ「ヴァーベナ」をイメージしたグリーンのCABANA製シートカバーが組み合わされます。70台の限定で264万円。
キャデラックCTS、シルバームーンライトエディション
キャデラックのミドルサイズゼダン「CTS」を一部改良。フロントグリルのデザイン変更し、リアカメラミラーを採用するとともに、インテリアカラーに新色の「コナブラウン」を設定。同時に、シルバーのボディカラーとジェットブラックのインテリアを採用した特別仕様車「シルバームーンライトエディション」を発売しました。標準ラインナップの「プレミアム」は745万円。シルバームーンライトエディションは755万円(限定5台)。
ホンダS660 Bruno Leather Edition
上級グレードの「α」のインテリアを、「ジャズブラウン」でコーディネートした特別仕様車。ボディカラーは、特別色のベルベットマルーンメタリックとプレミアムスターホワイトパール、アドミラルグレーメタリックの3色。6速MTとCVTが用意され、ともに228万円。11月30日までの期間限定受注となります。
ジープ・チェロキー リミテッドスペシャル
チェロキー「リミテッド」に、デイタイムランニングライトとプレミアムフロアマットと標準装備としながら、価格を約30万円抑えた限定50台の特別仕様車。ボディカラーは、はブライトホワイト(20台)、ダイアモンドブラッククリスタル(28台)、ディープチェリーレッドクリスタル(2台)が用意されています。
キャデラックATS シルバームーンライトエディション
CTSに設定された「シルバームーンライトエディション」と同様、シルバームーンライトメタリックのボディカラーと、ジェットブラックのインテリアを採用した特別仕様車。ブラッシュドアルミナムトリムやサンシェード付き電動スライディングルーフ、ETC車載器も装備されています。限定5台で585万円。
ジープ・レネゲード トレイルホークBeats Edition
オーディオブランド「Beats by Dr.Dre」とコラボした、レネゲードの特別仕様車。9スピーカーで計506W、8チャンネルのパワーアンプによる臨場感あふれるサウンドを楽しめる仕様となっています。ボディカラーは、標準仕様の「トレイルホーク」にはない「オマハオレンジ」と「ジェットセットブルーメタリック」を含めた4色。限定200で台が、346万6000円で販売されます。
フェラーリ812スーパーファスト
V12エンジンを搭載するF12ベルリネッタの後継モデル「812スーパーファスト」が日本国内で初披露されました。6.2Lの排気量は6.5Lに拡大され、最高出力は588kW(800ps)に。フェラーリ初となる電動パワーステアリング(EPS)が採用された他、後輪操舵機構の「バーチャルショートホイールベース2.0システム(PCV)」も搭載されています。価格は3910万円で、年内にデリバリー開始予定。
スバルWRX STI
スバルのスポーツセダン「WRX STI」が大幅改良。6月20日より発売されます。「新電子制御マルチモードDCCD」や新開発の「ブレンボ製18インチベンチレーテッドディスクブレーキ」などを採用。フロントバンパーやインテリアも変更されました。386万6400円~406万800円。
フィアット500 Super Pop Coccinella
「コッチネッラ」は、イタリア語で「てんとう虫」という意味。Super Pop Coccinella は、1.2Popをベースに、てんとう虫のエンブレムとステッカーが装着され、ベースモデルより14万5800円安い185万2200の価格とされた限定車。ボサノバホワイトとブルーヴォラーレの2色は、それぞれ100台ずつ用意されます。
フォルクスワーゲン・ゴルフ
フォルクスワーゲンの中核モデル、ゴルフがマイナーチェンジ。LEDヘッドライトの採用やバンパーデザインの変更など、エクステリアはリフレッシュされた他、インテリアではインフォテイメントのディスプレイサイズを拡大。「Discover Pro」にはフォルクスワーゲン初のジェスチャーコントロール機能も採用されました。先進安全運転支援システムには、渋滞時追従支援システムの「Traffic Assist(トラフィックアシスト)」も追加。249万9000円~569万9000円。
キャデラックCTS-Vカーボンブラックパッケージ
CTS-Vの上級グレード「スペックB」がベースの特別仕様車で、「専用ブラッククロームグリル」や「19インチアフターミッドナイトダークフィニッシュアルミホイール」「ローグロスカーボンファイバーインテリアトリム」などを採用。セーブルブラックとクリスタルホワイトトゥリコートの2色が設定され、価格は1490万円。4台限定で販売される。
日産・セレナ Vセレクション
「X Vセレクション」は、「X」をベースに「快適パック」や「日産オリジナルナビ取付パッケージ」、左右両側「ワンタッチオートスライドドア」を標準装備に。「ハイウェイスター Vセレクション」は、「ハイウェイスター」をベースに、「X Vセレクション」と同様の装備と「LEDヘッドランプ」「16インチタイヤ&アルミホイール(FF車のみ)」が標準装備とされた特別仕様車です。価格は267万4080円~319万4640円。同時にオーテックジャパンが手がける「ライダー」「ステップタイプ」にも「Vセレクション」が設定されました。
ジャガーXF KEI NISHIKORI EDITION
ジャガーのブランドアンバサダーを務めるテニスプレイヤー、錦織圭選手の名を冠した特別仕様車。「プレステージ」がベースで、ボディカラーにはウインブルドン選手権の象徴である天然芝に通じるブリティッシュレーシンググリーンと、ウインブルドン参加選手に着用が義務付けられる白のウエアを想起させるグレイシャーホワイトの2色を設定。フロントグリルやアロイホイールがブラックでコーディネートされました。50台限定で697万円。
シボレー・キャプティバ パーフェクトブラック エディションII
昨年発売された特別仕様車「パーフェクトブラック エディション」の第2弾。今回は、新色「ブラックミートケトル」のボディカラーに、専用デカールでドレスアップ。19インチホイールもブラックでコーディネートされます。ダークチタニウムのステッチが入るレザーシートなども特別装備。価格は409万円。
メルセデス・ベンツ Eクラスクーペ
先にモデルチェンジしていたセダンに続き、クーペもフルモデルチェンジを実施。クーペ専用の「ダイヤモンドグリル」やサッシュレスドアを採用したサイドビューで、エレガントなスタイリングとなっています。バリエーションは「E200クーペ(682万円)」から「E400 4MATICクーペ スポーツ(1037万円)」まで、4タイプ。
日産・キューブ My cube
「15X Vセレクション」をベースに、「日産オリジナルナビ取付パッケージ」や「バイキセノンヘッドランプ」を装備しながら価格を抑えた特別仕様車。これまでメーカーオプションだった5種類のインテリアも標準装備となり、11色のボディカラーを組み合わせることができます。価格は185万4360円。
メルセデスAMG E63 S 4MATIC+
4.0Lツインターボエンジンを搭載するメルセデスAMG E63 S 4MATIC」を、612psまでチューンアップしたトップパフォーマンスモデル。トランスミッションには、63シリーズ初となる「AMGスピードシフトMCT」を組み合わせています。ボンネットやフェンダーも含めたフロント周りは、通常のEクラスとは異なる専用デザインに。「E63 S 4MATIC+」はセダンのみの設定で、1774万円。
text by 木谷宗義+Bucket
photo by FCAジャパン、ジャガー・ランドローバー・ジャパン、ダイハツ工業、ビー・エム・ダブリュー、フェラーリ・ジャパン コミュニケーション、フォルクスワーゲン グループ ジャパン、プジョー・シトロエン・ジャポン、本田技研工業、メルセデス・ベンツ日本
<関連記事>
2017年4月に登場した新型車まとめ
https://car-days.fun/blog/article/5451
2017年3月に登場した新型車まとめ
https://car-days.fun/blog/article/4880
2017年2月に登場した新型車まとめ
https://car-days.fun/blog/article/4583
2017年1月に登場した新型車まとめ
https://car-days.fun/blog/article/3918