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【最新ニュース】MEGA WEBで「自動車文化を語るトークイベント」開催

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11月26日(土)に開催される「2016 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in 神宮外苑」に先立ち、11月19日(土)、東京お台場のMEGA WEBにて「自動車文化を語るトークイベント」が開催されました。

「愛すべきクルマ – 文化としてのクラシックカーの愉しみ」と題して開催されたトークショーの進行役は、トヨタ博物館布垣直昭館長。ゲストにはグッドデザイン賞などを多数受賞し、家電、文具、自販機など幅広く活躍するプロダクトデザイナー柴田文江さんと、2016年8月に「オートモビルカウンシル」を開催した、カーグラフィック加藤哲也社長が登壇されました。

今どきの子どもはクルマを四角く描きます

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柴田さんのこんな投げかけと作品紹介から、トークショーはゆったりとスタート。最近の子どもたちは、世の中にはミニバンが多いためクルマといえば四角を思い浮かべるんだそう。それを表現した作品も作られたことのある柴田さんですが、初めてクルマに関する作品を作ったのは小学生のとき。チョコレートの空き箱をボディ、蛇腹の包装紙を幌に見立ててオープンカーを作ったら先生に誉められたという逸話も披露されました。

クラシック ミーツ モダン「オートモビル カウンシル」

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続いて加藤社長は布垣館長との話の中で、「日本は自動車生産大国であるが、文化面ではプアな状態が続いている。誌面の中で自動車文化を訴えることにも限界がある。文化と生産の両面を育てることで、日本は真の自動車大国になれる。」と熱く語りました。新型車に至る文脈を大切にし、そこへ至る過程にきちんとスポットライトを当てることで、単なる消費財では無い、文化としての価値が自動車に生まれるとのことです。

トークショーでは初代「ホンダ シティ」や「トヨタ 2000GT ボンドカー」、「モーリス ミニ」が登場

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26日のクラシックカーパレードに登場する車たちにもスポットライトをあてたこのトークショーでは、布垣館長から、当時の資料を交えた興味深い解説がありました。初代「シティ」ではカタログに写る「モトコンポ」、ボンドカーとして登場した「2000GT」のワンシーン、小さい車の常識を変えた「モーリス ミニ」が紹介されました。

いよいよ11/26(土)は「神宮外苑 クラシックカー・フェスティバル」

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今回で10回目を迎える東京開催。明治神宮外苑聖徳記念絵画館前をメイン会場とし、一般参加のクラシックカー約100台によるパレードをはじめ、トヨタ博物館が収蔵するクラシックカーの展示や走行披露など、多彩なプログラムが展開されます。

企画展示のテーマは、「見て、聴いて、感じる 突き抜けたクルマたち-’50s、’60s」。世界中の車に影響を与えた、テールフィンの頂点を極めた「キャデラック エルドラド ビアリッツ(1959・米)」、大衆車の既成概念を変えた「モーリス ミニ マイナー(1959・英)」、第1回日本グランプリクラス優勝を飾った「ダットサン フェアレディ SP310(1963・日)」、3つの世界記録と13の国際記録を樹立した「トヨタ 2000GT“スピードトライアル”「レプリカ」(1966・日)」など、実際の走行やエンジン音を楽しむことができます。

今から本当にイベント当日が待ち遠しいですね。

(イベントホームページ)
2016 トヨタ博物館 クラシックカー・フェスティバル in神宮外苑
https://www.toyota.co.jp/Museum/exhibitions/data/ccf_gaien2016/

text by くるトピ編集部