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【最新ニュース】ジャガー初のSUVである「F-PACE」に試乗!

ジャガー初のSUVとなるF-PACEに試乗してきました。

今年6月より本格的に受注が開始されたばかりの、ジャガー最新モデルです。

SUVでありながらも、デザインとメカニズムに、ジャガーのスポーツカー「F-TYPE」の要素を取り入れたスポーティなモデルに仕上がっているのが特長で、ボディの80%にアルミニウムを使用した最新世代の軽量モノコックボディを採用しています。高いオンロード性能が与えられているだけではなく、SUVらしいオフロード性能には、同門であるランドローバーの技術も活用されているといいます。

開発時の想定ライバルは、BMW X4ということからもスポーティなキャラクターが連想できますが、開発の仕上げの段階でポルシェマカンが登場したことから、改めて設計やチューニングの見直しなどを図り、最後まで妥協なく開発することで同じカテゴリーのスポーティなSUVに引けをとらない高いポテンシャルが与えられています。

パワートレインは、実用からスポーティな走りまでカバーするオールマイティな最高出力180psの2.0L直列4気筒クリーンディーゼルターボと、ハイパフォーマンスモデルに搭載される最高出力340psと380psの3.0LV6スーパーチャージャーエンジンを設定。トランスミッションは、全車に8速ATが搭載されています。

試乗したのは、クリーンディーゼルのラグジュアリーモデル「PRESTIGE」と、ハイパフォーマンスモデル「S」の2モデル。最上級グレードでもある「S」が見せる圧倒的なパワーによる加速と軽量ボディによる軽快な身のこなしは、まさにスポーツカーのよう。ジャガーが究極の実用的スポーツカーを目指したというコメントも納得の仕上がりです。

このキャラクターは、クリーンディーゼルを搭載した「PRESTIGE」にも共通するもので、加速やエンジンフィールはガソリンモデルに及ばないものの、価格や燃費などの経済性と、低回転で最大トルクを発揮しつつもコンパクトなエンジンによる鼻先の軽さや運動性能など、トータルバランスで見てもクリーンディーゼルモデルはかなり魅力的。また、ノーマルサスペンションの乗り心地のよさも特筆すべきところ。スポーツとラグジュアリーの絶妙なバランスで、ジャガーらしい乗り味が楽しめる一台となっています。

ジャガー初となるSUVカテゴリーへの挑戦は、好意的に受け止められているようで、日本での新たなジャガーユーザー獲得に大きく貢献しています。

text & photo by OHTO Yasuhiro