車の燃費が悪くなる原因とは?おすすめのハイブリッド車をご紹介

このページは広告PRを含んでいます

ガソリン代は車の維持費として最も馴染みがあるもののひとつです。そして、燃費はガソリン1Lを使って何km走れるかという、車ユーザーなら誰もが知っておきたい指標です。

燃費は家計に直結しており、乗り方ひとつで簡単に上下します。燃費をよくする方法はもちろん、悪くする方法も知っておきましょう。
お財布にも環境にも優しいエコドライブを実現してください。

目次

そもそも燃費とはなにか?

そもそも燃費とはどんなものでしょうか?
基本情報として、以下の4つを押さえておきましょう。

  • ガソリン1Lを使って何km走れるかという指標
  • 車の種類によって大きく違いがある
  • 乗り方によって上下する
  • 実燃費はカタログ値より小さくなる場合がほとんど

燃費は「燃費(km/L) = 走行距離(km) ÷ 消費ガソリン量(L)」で求められる数値で、ガソリン1Lを使って何km走れるかを表しています。燃費の数値が高い車は、少ないガソリンで長い距離を走れます。

燃費は車の種類や乗り方によって大きく変わります。例えば、電気で走行をアシストするハイブリッド車は、ガソリンのみを使う車より燃費がよい傾向にあります。そして、ガソリンを踏み込むときにガソリンが多く使われるので、急加速を繰り返していると燃費は悪くなります。

実際の燃費(実燃費)はメーカーが発表している値(カタログ値)より小さくなることがほとんどです。
カタログ値は実際の走行を模擬した方法で測定されます。しかし、現実では渋滞にハマって加速と停車を繰り返したり、坂道でアクセルを大きく踏み込むこともあります。
特に市街地走行がメインの場合はそれらが顕著なので、実燃費はカタログ値より小さくなる傾向があります。

車の燃費が悪くなる原因

燃費をよくする方法の前に、悪くなる原因を知っておきましょう。簡単に対策できるものばかりです。

  • スピードの出し過ぎ
  • 加速と減速を繰り返す雑な運転操作
  • 整備不足
  • スタッドレスタイヤの着用

エンジンの性能や空気抵抗の関係で、車には最も効率よく走行できる速度があります。車種によって上下しますが、80 ~ 100km/hが最適なスピードです。

しかし、より重要なことが「一定速度で走ること」です。エンジンは加速するときが最もガソリンを必要とします。ブレーキを踏むことは、ガソリンを燃やして作り出したエネルギーを無駄にするとも言えます。

整備不足にも注意してください。例えばタイヤの空気圧が低い状態で走行すると、タイヤと地面との摩擦が増えてしまいます。エンジンオイルの劣化・減少もエンジン本来の性能を発揮できなくなるので燃費が悪化します。

冬用タイヤであるスタッドレスタイヤは、ゴムが柔らかく地面をがっちりとつかみ、凍った路面でもスリップの危険を減らしてくれます。しかし、がっちりとつかむということは地面との摩擦が大きいということで、夏用タイヤと比べて燃費が悪くなります。

車の燃費をよくする方法

悪くなる原因の逆のことをすれば、燃費はよくなります。詳細を見ていきましょう。

  • 適正速度での丁寧な運転
  • 定期的な整備
  • シーズンに合わせたタイヤの履き替え
  • 不必要な荷物は載せない

正しい速度で丁寧に運転することが基本です。急加速・急減速をできるだけしないように運転しましょう。とはいえ市街地では信号や渋滞などでそうはいきません。アクセルもブレーキも踏まない惰性状態をうまく使ってエネルギーを節約してください。

また、定期的な整備もおこたらないようにしましょう。タイヤ空気圧とエンジンオイルは普段から簡単にチェックできます。適切な整備は燃費だけでなく車の寿命や安全性の向上にも役立ちます。

冬にスタッドレスタイヤを履いて、交換が面倒なのでシーズンが終わっても履き続けるという方もたまにいますが、経済的によくありません。スタッドレスタイヤは夏用タイヤと比較して10%ほど燃費が悪いと言われています。夏にスタッドレスを履くことは、お財布にダメージを与えてしまうのです。

そして、不必要な荷物は下ろしておきましょう。車の重さが100kgごとに燃費が1km/L悪化すると言われています。少し軽くしただけでは大きく影響は出ませんが、簡単にできて確実に効果が出る燃費向上策です。

人気のあるハイブリッド車5選

燃費は車種によって大きく変わります。電気とガソリンを併用するハイブリッド車は燃費が良いため人気です。各メーカーの人気ハイブリッド車を見ていきましょう。なお、紹介するグレードはどう車種で最も燃費が良いものです。

  • トヨタ:プリウス
  • トヨタ:アクア
  • 日産:ノート
  • ホンダ:フィット
  • スズキ:ハスラー

世界的に見てもハイブリッド車の高い技術を持っているトヨタ。プリウスとアクアは代表車種といえるでしょう。
プリウス(Eグレード)の燃費は32.1km/Lです。少しコンパクトなアクア(Lグレード)は38.0km/Lと高い燃費性能を誇っています。

電気自動車に強い日産からはノートをピックアップします。Fグレードで29.5km/Lです。プリウスやアクアと比べると少し低めですが、それでも他と比較すると非常に優秀です。

ホンダからはフィットを紹介します。e:HEV BASIC 2WDで29.4km/Lです。日産のノートと同程度でレベルの高いエコカーです。

スズキからは軽自動車のハスラーです。HYBRID X 2WDで25.0km/L。他に紹介した車種と比べると少々低いですが、軽自動車なので車両価格や税制面で非常に優れています。

お財布にも環境にも良い走り方をしよう

加速と減速が少ない丁寧な走り、定期的な整備、シーズンに合わせたタイヤの使用、不要な荷物を載せないことが燃費向上に役立ちます。

また、車種によって燃費は大きく異なるため、車選びも重要です。

燃費の良い走り方で、お財布にも環境にも良いドライブを実現してください。

関連記事

・CAFE規制とは一体なに?国産メーカーの状況と対応について
・エコカー減税とは何?対象期間や対象となる車を知ってお得に車に乗ろう
・EV・HEV・PHEVの違いとは?それぞれの代表的な車をピックアップ

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次