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夏休みは高速道路を使ってのロングドライブが増える時期。ロングドライブを安全に楽しむためにも出かける前に必ず行っておきたい6つのポイントを紹介します。
①バッテリー、冷却水、エンジンオイルはOK?愛車のセーフティチェックを受けよう
高速道路を使って移動する際は、マイカーの安全点検が必須です。これは道路交通法第75条の10、自動車の運転者の遵守事項にも定められています。自動車を運転する人は、高速自動車国道等において、事前に燃料、冷却水、エンジンオイルの不足などによって車が停止することがないように気を付けなければいけません。
- 燃料の量は十分か
- 冷却水は規定の範囲内か
- エンジンオイル量は不足していないか
- ファンベルトの張り具合は適当か
- タイヤの溝は十分にあり、傷などがないか
- ライトまわりの点検 等
これらの点検はカー用品店などで実施している、マイカーのセーフティチェックを活用すると安心です。ロングドライブ前に愛車点検を受けましょう。意外と油断してしまうのが燃料です。途中のサービスエリアで入れようと思い、燃料ぎりぎりの状態で高速に乗ってしまうと、思わぬ渋滞やサービスエリアを見逃したときにガス欠の心配が起こります。ドキドキしながら運転するよりも、事前に燃料満タンで高速にのりましょう。
②停止表示器材の用意
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写真は停止表示器材のひとつ、三角停止板。マイカーに搭載されているか今一度確認をしましょう!
高速道路上で、車の故障などで停止した際は、停止表示器材などを表示する義務があります。これも道路交通法第75条の11で定められているルール。車が停止していることを後続車に知らせ、二次被害を防ぐための大切なルールです。新車でも標準でついていない場合もあり、また中古車を購入したかたは装備されていないケースもあるので、停止表示器材が車に入っているかどうか確認しましょう。無い場合は購入を。
③適切なドライビングポジションを合わせよう
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ふだんの運転から必要なことですが、改めてドライビングポジションを確認しましょう。シートに深く座り、シートの背はハンドルに両手をかけたときに肘が軽く曲がる程度がポイント。ペダルはかかとをつけた状態でブレーキペダルを踏み込んだときに、膝が軽く曲がる程度です。シートの背を倒し過ぎていると緊急時に運転操作が遅れる問題もありますし、長時間の運転では腰回りが疲れやすくなります。シートに深く座り、なるべく腰まわりとシートの間のすきまがないことが、腰痛予防にも安全運転にもつながるポイントです。正しい運転姿勢がとれたら、改めてミラーもチェック。ルームミラー、ドアミラーがきちんと正しくあっているかも確認しておきましょう。
④高速道路に乗る前に燃料満タン。ETCはOK?
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高速道路に乗る前に燃料を満タンにしておくことは先に述べた通り。そして次にチェックしたいのがETC。ETCカードは正しく入っているか、ETCカードの有効期限の確認、ETC車載器は正常に動いているか確認しておくと安心です。ETCカード+車載器を搭載していれば、高速道路は割引特典が受けられ、料金所ではスムーズに通過できるので、用意したほうがお得です。また平日朝夕割引、休日割引、深夜割引などがあるので、ロングドライブに出かける際は、時間帯や曜日も確認してお得に移動しましょう。
⑤飲み物、目薬、サングラスなど必要なものを用意しよう
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車内は乾燥しやすいので、ロングドライブに出かける前は飲み物の用意もしておくとスマート。とくに夏場は知らず知らずのうちに水分不足になっている可能性もあるので、水分補給がすぐにできるように飲み物を用意してから出かけましょう。また常備薬が必要な方は忘れずに。そのほか目薬やサングラスなど、自分にとって必要なアイテムを用意してから出かけましょう。またコンタクトレンズを使用している方は、いざというときにメガネを用意しておくと安心です。
⑥ドライブの小休止スポットをピックアップしておこう
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ロングドライブに出かける前は小休止スポットを事前にピックアップしておくといいでしょう。ロングドライブでは1時間半に1度、休憩をとることが理想的。新鮮な集中力を維持するためにも、定期的に休憩を挟んで体と心をリフレッシュして、安全運転でドライブを楽しんでください。
text by カーライフアドバイザー&ヨガ講師 鈴木珠美/beecar編集部