カーシェアは車を所有せず他のユーザーと共有するという新しい利用方法です。人気が高まっている一方、どのように支払いをするのか、クレジットカードを持っていないけど借りられるのか、など不安に思う方も多いかもしれません。
事実、カーシェアの多くは本人名義のクレカでの決済が求められます。しかし、クレカなしでも利用できるカーシェアも一部存在します。
本記事では、クレカがない方がカーシェアを利用できる方法や、クレカを新たに作る際のポイントについて解説します。本記事を参考にして便利なカーシェアを体験してみてください。
カーシェアはクレカなしでも利用できる?
カーシェアはクレカなしで利用できるかを紹介します。
基本的に本人名義のクレカがないと利用できない
多くのカーシェアで、本人名義のクレカがないと利用できません。サービス提供側にとって、クレカの利用はユーザーの身元確認や未払いリスクの低減、事故や破損などのトラブル時に追跡しやすくなるというメリットがあります。
本人名義のクレカを持っていないとカーシェアの利用が難しいのが現実ですが、次に紹介する対策でクレカなしでもカーシェアを利用が可能です。
クレカがない際にできる2つの対策
自分名義のクレカなしでカーシェアを使う2つの方法を紹介します。
- クレカ決済以外で利用できるカーシェアを選ぶ
- 家族名義で利用できるカーシェアを選ぶ
一部のカーシェアリングサービスでは、クレカ決済以外や家族名義のクレカでも利用できます。具体的にどのカーシェアがクレカなしで利用できるかは後述しますが、利用業者の選択肢が限られてしまうことにご注意ください。
クレカなしでも利用できるカーシェア
具体的にどのカーシェアがクレカなしで利用できるかを解説します。
クレカ決済以外で利用できるカーシェア
以下がクレカ決済以外が利用できるカーシェアの例です。
- dカーシェア:携帯料金と合算可能
- 楽天カーシェア:楽天ポイントで支払い可能
他の代表的なカーシェア、例えば三井のカーシェアーズ(旧:カレコ)、Honda EveryGo、タイムズカーはクレカ払いのみです。デビットカードやプリペイドカード支払いもできません。
家族名義で利用できるカーシェア
家族名義のクレカで利用できるカーシェアは以下の通りです。
- 楽天カーシェア:名義は問わない
- 三井のカーシェアーズ(旧:カレコ):会員である家族の登録運転者になる
三井のカーシェアーズ(旧:カレコ)は本人名義以外のクレカは使えません。ただし、会員である家族に登録運転者として利用することは可能です。カーシェアの代金は家族のクレカに請求されます。ここでいう家族とは「会員と3等身以内の同居または生計を一にするもの」のこと。三等身は本人から見て曽祖父母、祖父母、父母、子、孫、ひ孫、兄弟姉妹、甥・姪、おじ、おばのことです。
クレカが本人名義でなかったりそもそもクレカを持っていなくても、業者を選べばカーシェアを利用可能です。最新のカーシェアおすすめランキングをチェックして、自分にあったカーシェアサービスを選んでみてください。
カーシェアを利用するためのクレカの作り方
ここまで解説したように、クレカがなくてもカーシェアを使う方法はありますが、利用できるカーシェアサービスが限られてしまいます。カーシェアを使いたいときに使うには、本人名義のクレカを作成し、複数のカーシェアサービスに登録することをおすすめします。
そこで、ここではクレカを作る手順とどう選んでいいのかを解説します。
クレカを作る手順
クレカを作る手順は以下の通りです。
- ①発行するクレカを選ぶ
- ②必要な書類や情報を準備する
- ③申し込みをする
- ④審査の結果を待つ
- ⑤クレカを受け取る
まずはどのクレカを発行するか選びます。ただ、日本で発行できるクレカの種類は合計1,000枚を超えているともいわれており、なにを基準に選んでいいか分からない人も少なくありません。詳しく後述するクレカの選び方を参考にしてください。
次に必要書類を準備します。本人確認書類はマイナンバーカードなども使えますが、カーシェアを利用したいみなさまは運転免許証が用意しやすいかと思います。クレカ利用料金の引き落としをする銀行口座の情報も準備しましょう。キャッシュカードや通帳を手元に用意しておくとスムーズです。
続いて申し込みです。インターネットまたは郵送、店頭で手続き可能です。インターネットからの申し込みは24時間対応しており、各カード会社のウェブサイトから申し込みフォームに必要事項を入力するだけなので最も簡単でしょう。
次はカード会社が申し込み者の支払い能力を確認するための審査をします。入力された収入や職業などの情報に基づき、利用者が滞りなく支払いできるかを判断します。審査結果が出るまでの期間は申請内容によって異なり、通常は数日から1週間程度かかります。
無事に審査が通ったらカードの受け取りです。クレカが申込時に指定した住所に郵送されます。到着後、必要に応じてカード会社の指示に従い利用開始手続きをすれば、クレカ発行の一連の流れが終わります。
クレカの選び方
たくさんの種類があるクレカの中からどんなものを選べばいいのかの考え方を紹介します。
- どのカードブランドにするか
- 年会費はいくらか
- ポイントなどのサービスは自分に合っているか
- ETCは発行できるか
クレジットカードには、主に「VISA」「Mastercard」「JCB」「American Express」などのブランドがあり、それぞれ特徴や利便性に違いがあります。VISAとMastercardは世界中で広く使われているブランドであるため、どちらかを持っていればカーシェアはもとより海外旅行でも困ることはないでしょう。JCBは日本発のカードブランドで、日本国内では使える店舗が多いこと、キャンペーンが多く用意されていることがメリットですが、海外では使える店舗が少ないデメリットもあります。American Expressはアメリカ発のカードブランドで、付帯サービスが充実しているメリットがあります。ただし、年会費が高めに設定されていること、日本で使えるお店がやや限られることに注意です。
クレカには年会費が無料のものがある一方、数万円するものもあります。一般的に年会費が高いほうが空港ラウンジや海外旅行保険が充実しています。年会費が無料のものでもAmazonや楽天市場などの特定のサービスでポイントが貯めやすいものがあったり、一概に無料だからお得というわけではありません。自分のライフスタイルと合致したものを選んでください。
最後に、ETCカードが発行できるかも重要です。カーシェアを利用するユーザはETCカードも使うことが多いかと思います。最新のETCカードおすすめランキングをみて、一緒にETCカードも作ることをおすすめします。
まとめ
クレジットカードなしでも利用できるカーシェアサービスはありますが、選択肢は限られています。そのため、クレジットカードを作成し、より多くのカーシェアサービスを利用できるようにすることをおすすめします。クレジットカードを作る際には、ETCカードが付帯しているか、ポイントの貯まりやすさ、年会費などの条件を確認し、自分に合ったカードブランドを選ぶと便利です。必要な手順を踏んでクレジットカードを準備し、カーシェアの利用をもっと快適にしましょう。
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