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【新車情報】「グランツーリスモSPORT」のために生まれた「イソ・リヴォルタ・ザガート・ビジョンGT」を日本初披露!

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ソニー・インタラクティブエンタテインメントジャパン(SIE)は、「第45回東京モーターショー2017」で、PlayStation®4用リアルドライビングゲーム「グランツーリスモSPORT」のために設計・開発された「Zagato IsoRivolta Vision Gran Turismo concept(ザガート イソ・リヴォルタ ビジョン グランツーリスモ コンセプト)」の1/1サイズ車両をお披露目しました。このクルマは、ドリームカーシリーズ「ビジョングランツーリスモ(VGT)」の最新作。

「イソ・リヴォルタ」とは、あのミニカー「イセッタ(のちにBMWがパテントを購入、BMW イセッタとなる)」を生み出した伊・イソ社(1974年に倒産)が1962年~1974年の間に生産していたグラントゥーリズモ(スポーツクーペのリヴォルタ・グリフォもあった)。今回、40年以上の時を経て、同じ名を持つクルマが発表されました。

山内一典氏やアンドレア・ザガート氏が登壇!

プレスカンファレンスでは、「グランツーリスモ」シリーズプロデューサーの山内一典氏と、再来年で100周年となる名門、カロッツェリア・ザガート社のCEOアンドレア・ザガート氏、このクルマのデザインを担当した原田則彦副社長が登壇しました。

イソ・リヴォルタVGTについて、ザガート氏は「イタリア名門メーカーであった『イソ』の復活を目指した1台です。『GT=グランツーリスモ』の概念は、ザガートの拠点であるミラノで生まれました。今回のコラボレーション、そして東京モーターショーでアンヴェイルできることを嬉しく思います」と力強く語りました。

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「グランツーリスモSPORTでは、現実のような自由な速度への欲求、快感を感じられた。今回の素晴らしいコラボレーションをさせていただいて、とても感謝しています」と原田氏

山内氏はアンヴェイルにあたり、「最初の『グランツーリスモ』が発売されてから20年になります。今の時代、放っておいてもスポーツカーが生まれるとか、今あるモータースポーツが10年後、20年後にも存在するということが、自明ではない時代です。
“ビジョングランツーリスモ”というプロジェクトは、少しでも世の中に素敵なスポーツカーが生まれてほしい、人にスピードへの純粋な憧れを持ち続けてほしいという想いからやっています」とVGTの意義について語り、

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また、「ザガートという名門ブランドが、この東京モーターショーの場で、しかも『グランツーリスモ』ブースでアンヴェイルイベントを行うなんて、20年前にはまったく想像できませんでした。このクルマを作ってくださったアンドレアスさんと原田さんには、とても感謝しています」と述べていました。

ついにイソ・リヴォルタVGTがアンヴェイル

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オープニングが終わるとともに3人によって隠されたベールが取り去られ、マットシルバーでエッジの効いた、果てしないスピードへの自由を追い求める姿が現れました。エムブレムには空を司る鷲(あるいは鷹)と地を駆ける獅子の合わさった伝説の生物・グリフォンを採用しています。

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イソ・リヴォルタVGTは、オリジナルに倣ったFRスポーツクーペ。搭載されるエンジンも、オリジナルがシボレー製を採用していたので、このクルマにもシボレー・コルベットの6.2L V8エンジンをツインターボ化して搭載。その出力は、なんと997馬力! 最高速は360km/h以上にもなるとか。

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グランツーリスモ SPORTで早速運転してみた!

プレスカンファレンス後、ステージ上に設置されている「グランツーリスモ SPORT」の試遊機でイソ・リヴォルタVGTが体験できるということで、早速テストドライブに。コースは首都高速環状線をモチーフにした「東京エクスプレスウェイ」。

スペックだけを見ると、じゃじゃ馬なように思えますが、ザガートの見事なボディデザインによるエアロダイナミクスで路面にビタッと貼り付いて、ドライバーの意のままに操ることができました。

イソ・リヴォルタVGTは、近日中にグランツーリスモSPORTがアップデートされた際に配信予定だそう。さらになんと極めて少ない台数ですが、限定生産も予定しているとか。どちらも楽しみでなりません!

text & photo byクリハラジュン+Bucket

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