日本の国技「相撲」の聖地、東京両国国技館にて「フェラーリ70周年記念日本イベント『Driven by Emotion』プレスカンファレンス」が行われました。イタリアのスポーツカーメーカー、フェラーリの最初の市販モデル「125S」がラインオフした1947年3月12日から70年目となる2017年は、地元イタリアを起点にさまざまなイベントが世界各地で行われており、今回のイベントもその一環として行われたものです。
両国駅前には最新モデル「812スーパーファスト」をはじめ、現行のフルラインナップが展示された
スペチアーレモデルもワンオフモデルも
両国国技館前には、「250GTB」、「288GTO」、「F40」といったフェラーリの歴史を象徴するスペチアーレモデルをオーナーの協力のもとで特別展示されました。
これだけではなく、フェラーリ・イン・ジャパン 50 周年記念特別限定モデル「フェラーリJ50」、故セルジオ・ピニンファリーナ名誉会長への敬意を込めて6台だけが限定生産された「フェラーリ・セルジオ」、「Fuori Serie(フオーリ・セリエ)」プログラムにより日本のオーナーが注文したワンオフモデル「フェラーリ SP1」という比較的新しい貴重なモデルの姿も。
フルオーダーメイドの「SP1」。ベースは430スクーデリア
世界6台限定の「Sergio」。ベースは458スペチアーレA
昨年日本限定で10台のみ販売された「J50」。ベースは488GTB
さらに5台の「70周年記念テーラメイドモデル」も並びました。これは、フェラーリの歴史を飾る代表的なクルマをモチーフに仕立て上げた5モデル×70バリエーション=350台が作られたうちの貴重な5台です。
5台の70周年記念テーラメイドモデル。貴重なモデルだ
世界限定209台「ラ・フェラーリアペルタ」が登場!
プレスカンファレンスは国技館内で開催され、フェラーリ極東・中東エリア統括CEOのディーター・クネヒテル氏 、フェラーリ・ジャパン&コリア 代表取締役社長のリノ・デパオリ氏が登壇し、フェラーリ70年の歴史に触れ、同社にとって日本が「情熱的、誠実、博識なフェラリスティが集う重要な市場である」とコメント。
https://www.youtube.com/embed/doQFSNH48OA
そして、プレスカンファレンス開始前から土俵の中心に置かれていた赤いヴェールから、世界限定209台の「ラ・フェラーリアペルタ」が現れ、プレスカンファレンスは幕を閉じました。
元々は、レーシングチームの運営費を稼ぐためにスタートしたフェラーリのクルマたち。今ではスポーツカー・スーパーカーという枠組みを超え、より情熱的で、オーナーの人生をより充実した物にしていくために新しいチャレンジしていくメーカーとなりました。
「Driven by Emotion(情熱に突き動かされて)」、これからのフェラーリがクルマ好きはもちろん、そうでもない人たちにどんな情熱を発信していくのか楽しみです!
text & photo byクリハラジュン+Bucket
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