くるまマイスター検定公式応援団メンバーでもあるモータージャーナリストの竹岡圭さんが、「圭 rally project」として2017年の全日本ラリー選手権に参戦することを表明。その発表会が、3月10日(金)東京都渋谷区にある「フィアット松濤」で行われました。
ラリー参戦は長年の夢だった!
昨年、KURUTOPiで「圭rally project出動開始!」と、人生初のダートトライアル参戦の模様を伝えてくれた竹岡さんは、ずっとラリー出場を夢見てきたそう。この長年の夢を叶えるため、自ら「圭 rally project」を発足し、全日本ラリー選手権への参戦を実現しました。
竹岡さんは「いつかやりたいと思っていたけれど、思っているだけでは始まらない。年齢も重ねてきて、そろそろ本当にやらないとできなくなってしまう」と、夢を実現しようと思ったきっかけを話しました。
チーム監督には、WRC(世界ラリー選手権)でクラス優勝の経験もあるラリードライバーの小西重幸さんが就任。全日本ラリー選手権JN2クラスでチャンピオンを獲得した、箕作裕子さんがコ・ドライバー(ナビゲーター)を務めるという万全の体制での参戦となります。
「圭さんは、ラリードライバーとしてはまったくの素人。これからどうやって戦い、成長していくのかを知ってもらえたら」と小西監督。箕作さんは、「この人、ラリーのことは本当に何も知らないんですよ(笑)」と言いながらも、「女性ふたり二人三脚でやっていくので、心あたたかく見守ってください」と参戦への想いを語りました。
6速シーケンシャルMTを搭載するラリー仕様アバルト
参戦マシンは、「ムゼオ チンクエチェント レーシングチーム(mDrt)」が所有するアバルト500ラリーR3t。
このクルマは、市販のアバルト500をベースにしたFIAのR3規定に適合するマシンで、ロールケージが備えられるなど競技車両としての装備が施されたもの。ノーマルのアバルト500と同じ1.4Lのターボエンジンは、180psまで出力アップされ、6速シーケンシャルトランスミッションが組み合わされます。
竹岡さんとアバルト500を結びつけたのは嶋田智之さんだった!
イベントの後半には、自動車ライターの嶋田智之さんとのトークショーも実施されました。実はこのアバルトと竹岡さんをつないだのは、嶋田さんだったそう。「ラリーに出たいという話は聞いていて、ふとミュゼオ チンクエチェントにラリーカーが眠っていることを思い出した」と嶋田さん。
また嶋田さんは、「圭さんは、いつもニコニコしているから苦労知らずに見えるかもしれないけど、ものすごく努力家。自分のやりたいことをやるためには、苦労を苦労と思わない人」と竹岡さんの意外な(?)一面を教えてくれました。
2017年シーズンはターマックステージを中心に5戦に参戦
竹岡圭×箕作裕子ペアが参戦するのは、ターマック(舗装路)の大会をメインに5戦。「目標は完走」と控えめに語る竹岡さんが、どんな活躍を見せてくれるのか期待が持たれます。ぜひ、一緒に「圭rally project」を応援してくださいね!
●全日本ラリー選手権2017
Rd.2 4月7~9日:ツール・ド・九州 2017 in 唐津
Rd.5 6月8~11日:モントレー 2017 in 嬬恋
Rr.7 9月15日~17日:RALLY HOKKAIDO(ルノー・ルーテシアRS2.0)
Rd.9 11月3~5日:新城ラリー2017
●TOYOTA GAZOO Racing ラリーチャレンジ2017
Rd.1 4月2:富士山すその/西シリーズ(ルノー・ルーテシアRS2.0)
<関連リンク>
圭rally project
http://www.kei-rally.com/
フィアット松濤
http://shoto.fgaj-dealer.jp/fiat/
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【圭rally project】 いよいよスタ~ト! ふじてんダートトライアルに参戦
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text & photo by 木谷宗義+Bucket