「D1グランプリを目指すか、検定合格を目指すかだ」
皆さん、検定の勉強は進んでいますでしょうか?
私は車に詳しくなりたい!という思いの下、日々勉強に励んでおります。
とある晴れた日、いつも通りオフィスで仕事をしながら、
「いやー、良い天気だな。今日は検定の勉強なんてしてられねえよ」なんて考えていたら、
先輩M「ねえねえ、D1って知ってるよね?」
私「な、なんですか?D1?」
先輩M「ま、要はさ、D1グランプリを目指すか、検定合格を目指すか、企画としてはどっちかが良かったわけ。でもD1は難しいよな~」
今日は検定の勉強は置いといて、と思っていた私の心は、完全に見透かされていたかのようです。そもそも先輩Mの口から出た“D1”の意味がわかりませんでした。
途中で企画変更になった時のことも考えてD1の勉強もしておこう!
私流の検定勉強方法は、ハッピーに車をエンジョイです!
(第一回を参照:https://car-days.fun/blog/article/1179)
ということで、第二回≪「緊急指令、検定受検を命ず!」くるまマイスター検定受検記≫始まります!
そもそもD1グランプリって何?
ドライバーNo.1を決めるグランプリ?
ドライバーグランプリのNo.1はやはりアイルトン・セナ?
違いました。
本当は、“全日本プロドリフト選手権”です。
今回は全日本プロドリフト選手権を目指すことになるかもしれないので、ドリフトがどんなものなのかを見ていきたいと思います!
ドリフトにはまっちゃいそう!?~白煙纏う車両たち~
ドリフトと言えば白煙です。
白煙の中、颯爽と車体を振りながら曲がる姿は見惚れてしまいます。
やはり後ろの白煙がなんとも言えないですよね。ただただかっこいいです。
そこで私は気づいてしまいました。この車の前輪が、カーブなのにおかしな方向を向いていることに。
これはどういうことなんでしょうか?
とりあえず、ガイドブックを見てみましょう。
「あれ?ドリフトは?モータースポーツのところかな?」
っな!ドリフトが載っていない!?
(ってことはドリフトは出題範囲じゃないの?)
と、思ってモータースポーツのページを見てみました。
載っていました!
やはり「くるまマイスター」になるには、広大な範囲の知識を網羅しないとダメなんですね。
逆にいえば「くるまマイスター」になったということは、くるまの知識は網羅しているということです。
頑張って1級まで取ってみたいです。
さて、それでもやはりドリフトの詳しいことまでは載っていません。
ということでドリフト好きの先輩Mに恐る恐る聞いてみました!
「どうしてドリフトの前輪は変な方向を向いているんですか?」
「ん?ケツ出して手を離せばあっち向くよ(笑)」
「は……?」
「だってあれは後輪を滑らせて前輪でグリップしているから、前輪は行きたい方向に向けておかないと巻き込んでスピンしちゃうじゃん。俺も昔はさぁ~(ブツブツ)」
???
なるほど!要するに、普通に走ってるのと同じ方向に前輪は向いているんですね!
歩くガイドブック先輩Mは私の検定受験の心強い味方です。
ドリフトってかっこいいだけ?
さらに調べてみると、ドリフトは意外と使える場面もあるそうです。
4輪車だとラリー中のヘアピンカーブに使ったりします。この理由として、ラリーの路面は滑りやすくドリフトしやすいからのようです。
ではなぜ、ドリフトを使わないといけないんでしょうか?
イニシャルDで有名な「○光いろは坂」のようなヘアピンカーブは、ドリフトをすることによって車体が素早くアウトの方に向くので、すぐに加速ができるんですね。
このように後ろを早く振っておくことで、普通に曲がるよりも早くストレートラインに乗れるのです。
ドリフトの利点というものがこれで分かりました。
私にとってドリフトと言えば白煙と音のカッコ良さを楽しむものだと思っていたので、このようにレースに実用的に使われているとは知りませんでした。
カッコよく実用的、ドリフトには夢がありますね。
ドリ車と言えば?
そういえば、どんな車がドリフトでは使われるんでしょうか?
今も売っている車だと、トヨタの86がドリフト界では有名なんですね。
86が有名というよりも、この前衛であるAE86(頭文字Dの主人公・藤原拓海君も乗っていた車)が有名なんですね。
どうしてAE86がドリフトカーとして有名だったのかという明確な理由は分からないのですが、私が調べた限りですと、スポーツカーにしては安価なFR車(ドリフトができる車)で、イニシャルDの影響もあったそうです。
それほどまでに影響を与えたイニDの拓海君が乗っていたAE86を見てみましょう。
(あれ……古くさい……今の方がかっこいい……)
なんて前までの私なら思ってました。
でも勉強を積み重ねてきた私は一味違います。
リトラクタブルヘッドライトも味があってカッコイイと思うようになってきました。
こうやってライトが出てくるからこそ、照らしている感じが強調されて、夜の走りにも味が出てくるんですよ(たぶん)
このヘッドライトでドリフトしてライトがぶれる感じを想像すると、とてもカッコイイと感じます。
まとめ
検定に向けて勉強されている皆さんの中に、私ほどくるまについて詳しくない方は恐らくいないだろうと思いますが、ドリフトに詳しいという方はどれぐらいいらっしゃるのでしょうか。
ドリフトを勉強することで、ドリフトの仕組み、メリット、ドリフトマシンがどういったものかということを知ることができました。皆さんも、気になったことから調べてみましょう。それが合格への近道になるはず!?
それでは、また次回お会いしましょう!!!!
text by くるトピ編集部
第1回 https://car-days.fun/blog/life/571
第2回 https://car-days.fun/blog/life/576
第3回 https://car-days.fun/blog/life/645
第4回 https://car-days.fun/blog/life/676
第5回 https://car-days.fun/blog/life/716