BMWは、2018年1月16日、サブブランド”BMW i”の主力モデルi3の改良型モデルを発表し、同日より発売しました。新価格は、538万円~644万円です。
電気自動車であるi3の今回の改良は、フェイスリフトがメイン。より先進的な印象と存在感を高めるために、横長のLEDターン・インジケーターとマットクロームの加飾を加えたワイドフォルムの新フロントバンパーを採用。さらにLEDヘッドライトも全モデルに標準化されました。
リアバンパーも、同様にマットクロームの加飾を取り入れた新デザインに変更。また特徴的なシルエットを際立てるために、Aピラーからルーフに沿って、シルバー加飾も加えられています。
アナウンスによると、メカニカルな部分の変更はなく、2016年より採用している33kWh 大容量リチウムイオンバッテリーを搭載し、一回の充電走行距離は390km。搭載されるモーターの最高出力も125kW/170ps、最大トルク250Nmを発揮する点も同様です。
また647ccの発電用エンジンを搭載したレンジ・エクステンダー装備車についても、性能に変更はなく、エンジンによる発電で、航続距離が121kmプラスされ、511kmの走行が可能となります。
設定されるグレードは、エントリーの「ATELIER(アトリエ)」、レザーとウールのコンビシートを持つ「LODGE(ロッジ)」、フルレザー仕様となる「SUITE(スイート)」 の3タイプなのも同様で、外観上の装備と変更以外は、基本的に従来通りとなりますが、 「LODGE」の内装に、ソラリック・ブラウンのウール地にナチュラル・レザーを組み合わせたシートを新採用しています。
昨年の本国のマイナーチェンジでは、モーター出力を強化し、スポーツサスペンションなどを備えるスポーツ仕様の「BMW i3s」が登場していますが、現時点で、日本の投入は未定とのことです。
text & photo by OHTO Yasuhiro