
クラシックカー愛好家にとって毎年恒例の一大イベント、JCCAニューイヤーミーティングが、1月28日、青海臨時駐車場(東京都江東区)の特設会場で開催されました。40年を超える歴史があるこのイベント。主催は日本クラシックカー協会(JCCA)です。
広大な会場は、1979年までに生産された様々な車がズラリと並んだ個人展示、全国の様々な車のオーナーズクラブが集結したクラブスタンド、車関連のショップがお宝アイテムを販売したオートジャンブル、そして一般の人が参加したフリーマーケットと4つのエリアに分けられ、大勢のクラシックカーファンが訪れ賑わいました。
コンクールドエレガンスのテーマはイギリス車
今回のコンクールドエレガンスのテーマは「イギリス車」。MG、ジャガー、ミニ、ロールスロイスなど、往年のイギリス車が12台、エントリーされていました。大賞はエントリーNo.7の1963年式 ジャガーEタイプ。オーナーは48年間も所有しているそうで、積み上げた走行距離は30万km超!それでいて見事なコンディションをキープ。オーナーはこのEタイプに普段から乗っており、受賞インタビューでは「昨日もコレに乗って大根を買いに行きました」とおっしゃって、会場の笑いを誘っていました。
オリジナル賞は、新車時のインテリアをキープした、1967年式 ジャガーMk-2 3.4が、特別賞は、イギリス車の歴史を語る上で欠かせない名車、1965年式 モーリスミニクーパーがそれぞれ受賞しました。

現オーナーに半世紀近く愛されて、大賞を受賞した1963年式 ジャガーEタイプ。

オリジナル賞の1967年式 ジャガーMk-2 3.4。インテリアは新車当時をキープ。

特別賞の1965年式 モーリスミニクーパー 1275S Mk-1。
バラエティ豊かなクラシックカーがズラリ!
約120台のエントリーがあった個人出展車。くるトピ編集部員が注目した車をご紹介しましょう。

当時、世界トップクラスの高級ラグジュアリークーペだった1977年式 ロールスロイス・カマルグ。

希少!スペシャリティクーペ、1971年式 オペル・マンタSR。

「レビン1600GTじゃない」ところが逆に希少価値!1974年式 トヨタ・カローラ1200SR。

言葉で言い表せない凄みというか、オーラを放っている1970年式 日産・スカイラインGT-R。

今となっては博物館でしか見る機会が無い?このエレガントなクーペは1966年式 日産・シルビア。

ナンバー付、使い込まれた雰囲気から未だ現役と思われる1965年式 ダットサントラック。
クラブスタンドにも名車がズラリ!
「この名車を後世に残したい」「仲間と楽しみたい」等々、様々な思いで結成されたクラブが集ったクラブスタンド。グッズやパーツの販売もあって、車が見えてお宝もゲットできる!ということで常に大勢の人で賑わっていました。

既に生産を終えて半世紀が経過したコンテッサを愛する人が集う『日野コンテッサクラブ』。

1979年設立。世界各国のヒーリー愛好クラブと交流があるという『Austin Healey Club of Japan』。

ニューイヤーミーティングではお馴染み!? 昭和の居間を再現した展示で注目を集めていた、『サニーエクセレントOC+4速マニュアラーズ』。

背後にある家電製品にも注目したい!

コンバーチブル、セダン、バン、トヨグライド搭載車まで、初代パブリカが並んだ『パブリカオーナーズクラブ』。
今回も盛況だったJCCAニューイヤーミーティング
クラシックカー愛好家にとっての新春賀詞交歓会、JCCAニューイヤーミーティング。今回も盛況でした。昔の人たちは何を思ってこの車を設計したのか?そういうことを考えながら1台1台見て歩くと、なかなか興味深いものですね。2018年も全国各地でクラシックカーイベントが開催されるでしょう。ぜひ、足を運んでクラシックカーの魅力に触れてみてはいかがでしょうか?






text & photo by くるトピ編集部
日本クラシックカー協会(JCCA)
http://www.jcca.cc/
