光岡自動車は、9月1日、特別仕様車「Himiko 乱<RAN>」を発表しました。4台限定で価格は638万円です。
HIMIKOは、光岡自動車が製造するオープンカーで、NC型マツダロードスターRHTをベースに開発されたもの。外観は、ホイールベースをストレッチし、作り上げたショートオーバーハングのクラシカルなスポーツカースタイルに仕上げられています。
HIMIKOの新たな限定車「乱<RAN>」は、日本古来の「武の美」をテーマにデザインされたもの。ボディカラーは、日本の伝統色である漆黒(ブラック)と藍鼠(グレー)のふたつの専用色を設定。どちらもルーフパネルとボディサイドには、同じく日本の伝統色である朱殷(レッド)を組み合わせています。さらに塗装面に「花吹雪」と名付けた1%未満の金色のフレークを塗布する技巧を用いることで、まるで空に煌めく星々のごとく、煌びやかな立体感を表現しているといいます。専用エンブレムが装着されるほか、足元には、甲冑の一部を連想させるマットグレーの専用18インチホイールを装着するなどの特別仕様が施されています。
インテリアには、かつて織田信長が愛用した「片身替」をイメージした、漆黒(ブラック)と朱殷(レッド)の半身ずつからなる「片身替」シートを採用し、異なる素材を組み合わせた華やかで斬新なイメージに仕上げられています。さらにダッシュボード漆黒(ブラック)と朱殷(レッド)の2色を取り入れた専用インパネデコレーションパネルの表面には、金沢の純金箔をちりばめた豪華な仕様となっています。
光岡自動車によれば、HIMIKOのベース車であるNC型ロードスターは既に生産が終了しているため、新車ベースとしたHIMIKOは今回がラストなる可能性が高いとのことです。
text & photo by OHTO Yasuhiro