2017年6月1日~30日の間に発表された新型車やマイナーチェンジモデル、特別仕様車、限定車をメーカーごとにまとめました。
アウディ
4月に日本導入を発表したアウディ初のコンパクトSUV「Q2」が、発売となりました。レギュラーラインナップは、「1.0 TFSI(299万円)、TFSIスポーツ(364万円)」、「1.4 TFSIシリンダーオンデマンド スポーツ(405万円)」の3タイプの他、Q2のデビューを記念した280台の限定車「Q2ファーストエディション(490万円)」も用意されます。
3月に日本導入が発表されていた新型R8スパイダーが、当初の予定より1ヶ月早く発売に。5.2L V10エンジンに7速Sトロニックの組み合わせ。価格は2618万円となっています。
RS 3スポーツバックが、3月に登場したRS 3 セダンに準じたアップデートを実施。2.5Lガソリンターボは400psの大台に。「ホイールセレクティブトルクコントロール」などの採用によりコーナリング性能も向上しています。内外装も一新され、価格は767万円。
A5クーペ/S5クーペが2代目となったのに合わせて、ハイパフォーマンスモデルのRS 5 クーペも新型にスイッチ。4.2L V8エンジンは新たに2.9L V6ツインターボとなり、最高出力/最大トルクは450ps/600Nmに向上。「アウディバーチャルコックピット」や「アウディプレセンスシティ(歩行者検知機能付き自動ブレーキ)」といった先進安全装備も新たに設定されました。1257万円。
キャデラック
トランスミッションを6速ATから8速ATにアップデート。セレクタブル4WDの走行モードにローレンジ「4WD Low」を追加し、快適性と走破性アップが図られました。また、「プレミアム」グレードは7人乗りから8人乗りに変更。「オートマチックパーキングアシスト」や「カメラレンズウォッシャー付きリアカメラミラー」も新たに装備されています。「プレミアム(1260万円)」と「プラチナム(1360万円)」の2グレード設定。
ジープ
「ロンジチュード」をベースに、内外装をブラックでコーディネートした特別仕様車。専用のチューニングが施された「Beats Audio」の高音質スピーカーや、「Lane Sense車線逸脱警報プラス」を始め「リミテッド」に装備される安全装備も搭載され、309万9600円。限定台数は200台。
4ドアモデルの「アンリミテッド サハラ」をベースに、「ホワイトハードトップ」や「フードパワードーム」「WRANGLERフードデカール」「ユタ州モアブの座標入りスポーツバーカバー」などのアイテムを特別装備。モデル名は、現行ラングラーのコードネームである「JK」に由来したもの。ボディカラーは、「チーフ」(ブルー)と「ゴビ」(カーキ)の2色で427万6800円。
ジャガー
ワールドカーオブザイヤー2017やワールドカーデザインオブザイヤー2017など、Fペースが34の自動車賞を受賞したことを記念した特別仕様車。2.0Lディーゼルターボ「プレステージ」に、アダプティブクルーズコントロールやパークアシスト、360度パークディスタンスコントロール、プライバシーガラスを追加装備し、683万円。66台の台数限定です。
スズキ
新デザインのフロントマスクが採用されるなど、内外装をリフレッシュ。最低地上高が200mm→185mmになった他、トランスミッションがCVTに代わり6速ATとなりました。1グレードのみのラインナップで、FF車が206万2800円、4WD車が227万8800円。
トヨタ
運転支援システム「Toyota Safety Sense P」を標準装備。パワートレインには、新たに2.0Lガソリンターボが追加されました。また、フロントグリルやバンパーのデザインを始め、内外装の各部も変更されています。
ヘッドランプやバンパー、フェンダーなどを変更し、エクステリアを一新。ボディ剛性強化やタイヤサイズアップ(175/65R1→185/60R15)など、走行性能もアップデートされました。また、従来あった「X-URBAN」は、デザインなどが変更され「Crossover(クロスオーバー)」となりました。178万5240円~208万9800円。
日産
内外装がリフレッシュされた他、セレナに初搭載された運転支援システム「プロパイロット」を搭載するなど、大きくアップデートされました。価格は219万7800円から309万8520円。同時にオーテックジャパンが手がける「モード・プレミア」と「エクストリーマーX」もマイナーチェンジが施されています。
インテリジェントエマージェンシーブレーキ、インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)、インテリジェントBSI(後側方衝突防止支援システム)/BSW(後側方車両検知警報)、インテリジェントアラウンドビューモニター(移動物検知機能付き)、インテリジェントBUI(後退時衝突防止支援システム)が搭載され、安全装備がアップデートされました。794万6640円~902万6640円。
BMW
昨年10月にフルモデルチェンジした、5シリーズのワゴンモデルとして登場。仕様や装備はセダンに準じており、ワゴンならはでの装備としてセルフレベリング機能付きエアサスペンションが全車に採用されました。650万円~1069万円。
フィアット
「500Cツインエア ラウンジ」をベースとした特別仕様車で、カタログモデルには設定のないボディカラーやルーフカラーのコンビネーションが選べる他、12スポーク16インチアロイホイール、クロームミラーカバー、リヤプライバシーガラスも装備。282万4200円。
ツインエアエンジンに5速MTを組み合わせたスポーティな特別仕様車。グレイ ポンペイ、ブルー イタリー、アルピ グリーン(マットカラー)の3色が設定され、236万5200となっています。新デザインの16インチアロイホイールも装備。100台の限定です。
フォルクスワーゲン
「TSIコンフォートライン」をベースに全車速追従機能付きアダプティブクルーズコントロールとプリクラッシュブレーキシステム「フロントアシスト」、駐車支援システム「パークアシスト」を標準装備。バイキセノンヘッドライトや純正インフォテインメントシステム「716SDCW」など、装備の充実を図ったモデルです。150台限定で432万9000円。
「TSIコンフォートライン」をベースに安全装備を充実。さらに、純正インフォテインメントシステム「Discover Pro」や、挟み込み防止機能とイージーオープン機能付パワーテールゲートなども装備されました。150台限定で384万円。
up!シリーズのマイナーチェンジ以来、ラインナップから姿を消していたSUVテイストの「cross up!」が、300台の限定車として登場しました。「beats sound system」や「Composition Phone」も搭載。コスタアズールメタリックとトルネードレッド、それぞれ150台が用意され、207万9000円となっています。
「ザ・ビートル Rライン」をベースに、車高を18mmアップ。18インチアルミホイールやアンダーガード付き専用バンパーを装着した、クロスオーバーモデルです。ディープブラックパールエフェクトのボディカラーに、サンドストームイエローメタリックのホイールが特徴的。フォルクスワーゲン純正ナビゲーションシステム”716SDCW”なども装備され、326万9000円。300台の限定です。
プジョー
3008の日本導入時に180台が限定販売された「GTライン デビューエディション」がレギュラーモデルとして導入したもの。3008としては安全・快適装備を充実させたモデルとなります。価格は、1.6Lガソリンターボの「GTライン」が396万円。2.0Lディーゼルターボの「GTブルーHdi」は426万円。
ホンダ
Gグレードをベースに、「あんしんパッケージ」や「14インチアルミホイール」「運転席&助手席シートヒーター」などが特別装備されて、充実装備の特別仕様車(131万1000円~144万1000円)。同時に、N-WGN カスタムに特別仕様車「SS 2トーンカラースタイルパッケージ」に、「ルナシルバー・メタリック&ブラック」「プレミアムベルベットパープル・パール&ブラック」の2色のボディカラーが追加されました。
2013年9月に登場した3代目フィットのマイナーチェンジで、内外装のリフレッシュや安全支援システム「Honda SENSING(ホンダセンシング)」の設定が主なポイント。パワートレインに変更はなく、1.3Lガソリン、1.5Lガソリン、ハイブリッド(1.5ガソリン)の3タイプが設定されます。142万8840円~236万7360円。
マセラティ
マセラティが1957年にF1でワールドチャンピオンを獲得してから、60年目となることを記念した限定車。F1タイヤ由来のラベル技術を用いたタイヤ「ピレリPゼロ カラーエディション」を採用した他、シフトパドルやスポーツレザーシートを装備。ボディカラーは「ネロ リベーレ」のみで価格は950万円。60台の限定となっています。
マセラティ初の量産車である「3500GT」のデビュー60周年を記念した限定モデル。ボディカラーは専用の「ブルー・インキオストロ」で、エンブレムやブレーキキャリパーもブルーでコーディネート。「MC ストラダーレ」と同様の「アルミニウム製エンジンフード」や「カーボンファイバー製リアスポイラー」なども特別装備されます。価格はグラントゥーリズモが2017万円、グランカブリオが2097万円で、それぞれ限定5台と10台です。
マツダ
先進安全技術「i-ACTIVSENSE」を全車標準装備にした他、新型CX-5で採用された「ソウルレッドクリスタルメタリック」のボディカラーを新たに設定。さらに、今までなかったガソリンエンジン(2.0L)搭載モデルが追加されました。210万6000円~279万6400円。
MINI
2月に導入された新型MINIクロスオーバーの「ジョンクーパーワークス」モデル。2.0Lガソリンターボエンジンは、170kW(231ps)/350 Nmの最高出力/最大トルクを発揮。専用スポーツサスペンションやエレクトリックデファレンシャルコントロールの他、ジョンクーパーワークス専用デザインの内外装が施され、価格は556万円。
メルセデス・ベンツ
これまで左ハンドルのみのラインナップだった「G63」に右ハンドルモデルが登場。GクラスのAMGモデルとしては、初めての右ハンドル仕様車となります。価格は1971万円。
「SLC180スポーツ」の内外装にレッドのアクセントを入れた特別仕様車。インテリアは、ナッパレザーシートとカーボンデザインアルミニウムインテリアトリムが採用され、快適性を向上させるエアスカーフも装備。オブシディアンブラックとダイヤモンドホワイトの2色展開で、616万円。8月31日までの期間限定受注です。
SLC180スポーツ RedArt Editionと同様、レッドアクセント入りの専用パーツが内外装の施された特別仕様車。「AMG RIDE CONTROLスポーツサスペンション」、「ナッパレザーシート(ナッパフルレザー仕様、レッドパイピング入り)」「AMGカーボンインテリアトリム」など、AMGらしさが際立つ装備も。価格は984万円。
「Handcrafted by Racers.」をコンセプトとし、SUPER GTなどで戦うレーシングカー「AMG GT3」のノウハウが投入されたハイパフォーマンスモデル。4.0L V8ツインターボエンジンは75psアップの585psに。メルセデスAMG初となる四輪操舵システム「AMGリア・アクスルステアリング」も採用されました。価格は2300万円。
ミツオカ
モダングレー、モダンレッド、モダンホワイト、3色のシックなボディカラーにダークレッドの本革シートを組み合わせた、モダンなデザインの特別仕様車。グリルバッジは専用の七宝焼きタイプに。287万2800円~360万1800円。
ビュート・モダンと同様、モダングレー、モダンレッド、モダンホワイトのボディカラーにダークレッドの本革シート、専用七宝焼きグリルバッジなどを装備。274万5000円~389万3400円。
ランドローバー
さまざまな装備を付与することで、レンジローバー イヴォークの定評あるデザインと先進性をさらに際立たせた限定車。FREE_STYLEは、エントリーモデルの「SE」に「SEテクノロジーパック」や安全装備を追加しながら、ベースモデルより安い499万円としたモデル。COOL_STYLEは、ルーフとリアスポイラーをコリスグレーとした「コントラストペイント」や「18インチスタイル506アロイホイール」、「フィギュアドマカッサルウッド」などを装備し、549万円。
96台だけの限定車で、HSEをベースに「5+2シート」「アダプティブキセノンヘッドランプ(ヘッドランプパワーウオッシャー付き)」「防水・滑り止め加工を施した「LAND ROVER」バッジ付きラバーフロアマット」などを装備。5色用意されるボディカラーのうち、サントリーニブラック以外にはブラックデザインパックとブラックコントラストルーフが組み合わされます。649万円。
ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、2017年3月に読売巨人軍とオフィシャルカー契約。その第1弾コラボレーション企画として登場したのが、アランチョ・ネロです。高橋由伸監督の背番号にちなんで、24台が限定販売されるこのモデルは、「HSEダイナミック」をベースに、読売巨人軍を連想させるフェニックスオレンジ×ブラックルーフのボディカラーが特徴。先進安全装備なども装備され、777万円となっています。
ランボルギーニ
ウラカンのハイパフォーマンスバージョンで、アクティブ・エアロダイナミクス「エアロダイナミカ・ランボルギーニ・アッティーヴァ(ALA)」を採用。40kgの軽量化や30psアップとなる470kW(640PS)エンジンの採用により、パフォーマンスを向上させています。価格は3416万9904円。
ルノー
1.2Lガソリンターボの6速MTモデル「アクティフ6MT」をベースに、クラシックアロイホイール(ホワイト)とマルチルーフレールを標準装備。「グリ メタン」「ブラン ミネラル」の2色が設定され、価格はベースモデルから据え置きの235万円。
1983年からルノーがサポートする、カンヌ映画祭のオフィシャルカーをイメージした特別仕様車。「キャプチャー・カンヌ」は毎年登場する恒例モデルとなっており、今年は「インテンス」をベースに、ブランナクレ/ノワールエトワールのツートンボディーカラーやブルーフィニッシャー付きのブラックドアモール、エンブレムデカールなどが装備されました。価格は289万円で50台限定。
「パリの夏の夕暮れをロマンティックに過ごす特別な時間」をイメージして、ブルーノクターンのボディカラーが採用された特別仕様車。ボディカラーとコーディネートされた16インチアルミホイールや専用サイドストライプも装備。インテリアは、レザー調×ファブリックのコンビシートやブルーノクターン内装トリムとなっています。100台限定で、199万円。
text by 木谷宗義+Bucket
photo by アウディ・ジャパン、FCAジャパン、スズキ、ジャガー・ランドローバー・ジャパン、トヨタ自動車、日産自動車、ビー・エム・ダブリュー、フォルクスワーゲン グループ ジャパン、プジョー・シトロエン・ジャポン、本田技研工業、マツダ、メルセデス・ベンツ日本、ルノー・ジャポン
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