BMWは、2018年11月9日(金)に、フラッグシップクーペ「8シリーズクーペ」を発表し、同日より販売を開始しました。価格は、1714万円です。
8シリーズといえば、1990年代にフラッグシップとして活躍したモデル。リトラクタブルライトヘッドライトによるシャープなマスクを持つスタイリッシュなラグジュアリークーペでした。新型は、その復活を実現した2代目となります。
スポーツカーらしさを強調した堂々たるスタイリング
流麗かつスポーティなスタイルは、BMWらしさ満点。ロングノーズの先にあるキドニーグリルのマスクは低めに配置され、ルーフラインはフロントキャビン上を頂点としたエッジの効いたものとすることで、スポーツカーであることを視覚的に強調しています。ボディサイドもグラマラスで、トップモデルに相応しい贅沢なデザインといえるでしょう。このため、ボディサイズも大きく、全長4,855mm×全幅1,900mm×全高1,345mmと、堂々たるものです。
インテリアはBMWらしいドライバー中心の設計
キャビンは、オレンジのバックライトとスクエアなダッシュボート・センターのデザインが、往年のBMWスタイルを彷彿させてくれます。もちろん、最新のコクピットデザインを取り入れており、12.25インチのフル液晶メーターパネルと10.25インチのタッチスクリーンにより、ドライバーに必要なあらゆる情報を分かりやすく提供してくれます。
操作は、音声コントロールやタッチスクリーン、ジェスチャーコントロールに加え、手探りでの操作も可能なメカスイッチがしっかりと残されているのも、ドライバー中心のデザインを行うBMWらしいところでしょう。
530ps、750NmのV8ツインターボを搭載!
パワートレインは、新開発の4.4L V8ツインターボエンジンを搭載。かなりパワフルなエンジンで、最高出力530ps/5500~6000rpm、最大トルク750Nm/1800~4600rpmを発揮。その実力は、0-100km/h加速3.7秒を誇るものです。グレードは、Mパフォーマンスモデルの「M850i xDrive」のみ。トランスミッションは、8速ATで、xDriveの文字が示すように駆動方式は4WDとなります。
迫力と豪華さを兼ね備えた美しい新クーペ「8シリーズ」は、今後、ボディバリエーションの拡大が予告されており、4ドアクーペとカブリオレが登場するとのこと。またクリスマス特別企画として、初期オーダーの30台に限り、クリスマスの12月25日(火)に納車が可能だと言います。大切な人へのプレゼントに……というには、値段が張りますが、納車を受けるユーザーには、忘れられないクリスマスとなりそうですね。
text & photo by OHTO Yasuhiro edit by 木谷宗義
▼その他の新車情報はこちら
https://car-days.fun/blog/tag/新車情報
▼新たなクーペSUV、BMW X2登場
https://car-days.fun/blog/article/9723
▼イラストで語るクルマと衣装のナショナリズム Vol.03 BMW M635CSi × ドイツ
https://car-days.fun/blog/article/9266
▼その他、BMWに関する記事はこちら
https://car-days.fun/blog/tag/bmw