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【最新ニュース】プジョーのクリーンディーゼルモデル「BlueHDi」登場

プジョー・シトロエン・ジャポンは、クリーンディーゼル「BlueHDi」を搭載したプジョー308とプジョー508を発売しました。価格は、308シリーズが299万円~378.8万円、508シリーズが434万円~464万円となります。

PSAグループが開発した「BlueHDi」は、DPFとAdBlue式SCRを備えた最新のクリーンディーゼルエンジンで、同じ性能のガソリン車と比較してCO2排出量を15%軽減し、燃費消費量は約25%改善を実現。さらにNOx(窒素酸化物)を90%、PMを99.9%除去する高い環境性能を誇り、最新の欧州排ガス基準Euro6と日本のポスト新長期規制に適合しています。

日本に導入されるパワートレインは、120ps/300Nmの1.6L直列4気筒SOHCターボと180ps/400Nmの2.0L直列4気筒DOHCターボの2タイプ。トランスミッションは、全車に最新の6速ATが搭載されています。

308シリーズは、ハッチバックの308とワゴンの308 SWにそれぞれクリーンディーゼルエンジンを搭載し、1.6Lの「Allure BlueHDi」と2.0Lの「GT BlueHDi」の2グレード4モデルが用意されています。

ディーゼルエントリーとなるAllure BlueHDiは、308の最量販グレードAllure の充実装備はそのままに、21.0km/Lというクラストップレベルの燃費性能と最大トルク300Nmの力強い走りを両立させた、最新の1.6Lクリーンディーゼルエンジンを搭載したもの。性能や価格などトータルバランスに優れたグレードで、2.0Lに比べスペックはおとなしいものの、音は2.0Lより静かな特徴があります。近年のディーゼルエンジンは、どれも静かですが、その中でも静かな一台。ディーゼルエンジン車とは、気がつかない人もいることでしょう。

上級グレードのGT BlueHDiは、パワフルな2.0Lクリーンディーゼルエンジンのキャラクターを活かしたスポーティグレードで、エアロを加えたエクステリアと18インチアロイホイール、アルカンタラとレザーのコンビシートなどを備えています。もちろん、燃費性能も20.1km/Lと優秀です。

クイックなステアリングと粘る足回りを持つ308とトルクフルなエンジンの組み合わせは、まさにスポーツ。トップモデルGTIには敵いませんが、ATでスポーツしたい人は要チェックな一台でしょう。

プジョーのフラッグシップである508シリーズには、パワフルな2.0Lクリーンディーゼルを搭載した「GT BlueHDi」が設定されました。ボディタイプはセダンの508とワゴンの508SWのどちらも選択可能です。既存の1.6Lガソリンターボモデルと比べ、パワートルク共に優れているのはもちろんのこと、燃費性能も18.0km/Lとガソリン車の13.6km/Lを大きく上回っているのが特徴で、さらに力強い走りが楽しめるGTカーへと進化しています。

トルクを活かした走りは、508のキャラクターにもピッタリ。上級サルーンでありながら、ワゴンが選べるのも嬉しいところですね。

プジョー・シトロエン・ジャポンでは、同じPSA傘下であるシトロエン、DSでも、積極的に最新クリーンディーゼル「BlueHDi」を展開していく予定ですが、公表されている導入車種でエンジンが選べるのは、プジョー308だけという情報も加えておきましょう。

text by OHTO Yasuhiro