すっかり春を感じるようになってきた3月の昼下がり、イベントや展示会ではお馴染み「東京ビッグサイト」で、自動車業界の「アフターマーケット」や「テレマティクス」のお勉強をしてきました!
訪れたイベントは、「第14回国際オートアフターマーケットEXPO2016」と、同時開催している「第7回国際自動車通信技術展」です。
商品の販売後に発生する種々のサービスのマーケット機会。 従来、産業用・業務用財では、エレベーターやコンピュータなどのメンテナンスがアフター・マーケットとしてあったが、家庭用耐久財にもアフター・マーケットが発生している。
テレコミュニケーション(Telecommunication=(遠隔)通信)とインフォマティクス(Informatics)から作られた造語で、移動体に携帯電話などの移動体通信システムを利用してサービスを提供することの総称。
おっ!こんなところに・・・
こちらのイベント、くる検もいつもお世話になっております「日刊自動車新聞社」さんが主催者の一社であるため、特別に第4回くるまマイスター検定の案内チラシを置かせていただきました!ありがとうございます!
どんな出展があるの?
一口にアフターマーケットとかテレマティクスと言ってもピンとこない方が多いと思いますが、こちらに出展している方々は、いわゆる皆さんが車を買った後でお世話になっている方々なんです!
例えば、コーティングや洗車などのメンテナンス関連、鈑金や塗装などの補修関連、乗らなくなった時の買取査定関連、そしてそんな業者さんを縁の下で支えるシステムインフラ企業に至るまで、実に様々な業者さんの“商談型見本市”なのです。さらに「国際自動車通信技術展」はと言いますと、まさに自動車と通信の融合によって新しい価値や用途を見出していこうとする最新技術の国際展示会です。
なかには、こんな小型EVも。(STYLE-D piana)東京モーターショー2015でも展示されていたそうです。どこか懐かしさを感じさせるデザインも素敵ですね。
スマホナビアプリでもお馴染みの・・・
スタッフがお話を伺ったブースの一つ、スマホナビアプリで知らない人は居ないであろう「ナビタイム(株式会社ナビタイムジャパン)」さん。こちらのブースでは、実はOEM提供もしているカーナビアプリや『アプリ走行テストソリューション』の紹介、お馴染みのスマートフォン向けでもトラックやバイクなどに機能をフォーカスしたアプリの紹介、そして利用者である私たちがこのアプリを使いながら歩き回ったビッグデータを分析した事例などが紹介されていました。
他にも、ナビアプリならではの強みで法人向けの『ビジネスナビタイム動態管理ソリューション』を構築したりと、実に様々な展示がされていました。
そんな中でスタッフが「面白い!」と思ったのは、「カーナビタイム」の“カメラ連携”機能(ARナビゲーションモード)でした!この機能が実装されると、ダッシュボードなどに設置したスマホ端末のカメラと連携し、実際のカメラ映像の上に案内を表示するというもの。デモ走行を拝見しましたが、これはわかりやすい!
http://corporate.navitime.co.jp/topics/pr/201603/16_3565.html
こんなサービスも始まっているようです!
そしてもう一つ「へ~」と目から鱗だったのがこちら、「Amanek(株式会社アマネク・テレマティクスデザイン)」さん。「あ、BRZだ~」とふらり立ち寄ったブースに待っていたのは、地デジ化によって使われなくなった周波数帯を利用した新放送サービス「i-dio(アイディオ)」上に展開する、日本初のモビリティ向け専用ラジオチャンネル「Amanekチャンネル」だったのです!
このサービス、「ナビにはないライブ性とラジオにはない双方向性で、クルマのある暮らしがより理想になっていく。」という壮大なテーマに基くもので、一言で言えば「テレビでもラジオでもない、新しい放送」。デジタルデータなら何でも送ることが可能なばかりか、放送波で送信するため、不特定多数へ向けて一斉に遮られることなく情報を送ることができるのです!
スタッフが伺ったお話によると、あの大地震の際、津波警報は携帯電話の通信網を通じてカーナビへ発信されたものもありましたが、ほとんどの車が受信できなかったとのこと。放送波であれば届いたのではないかということも、この事業の原点だそうです。他にも、GPSも利用しているためその位置の15分後の気象予報をお知らせしたり、とにかく未来を感じます!(詳しくはホームページもご覧ください)
http://amanek.co.jp/index.html
text by 編集部