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仮免許練習中のプレートはDIYして大丈夫?注意することとは?

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仮免許中の方の中には、自動車学校以外でもたくさん練習したいと考えている方がいらっしゃるかもしれません。
条件を満たせば、仮免許練習中のプレートを装着して公道を運転できます。

ただし、仮免許中に自動車学校以外で運転することにはリスクや注意点があります。

この記事では仮免許中に公道を運転する条件、仮免許練習中プレートの仕様や注意点を解説します。

仮免許での運転練習を検討している方は、この記事を読んで正しくルールを守ってください。

仮免許練習中のプレートで運転できる条件は3つ


仮免許練習中に公道を運転するために必要な3つの条件を解説します。

家族や知り合いの車を借りる

仮免許で公道を運転するためには、まず車を入手しなければいけません。

レンタカーやカーシェアの業者は、規約で仮免許での運転を禁止しています。
自身で車を所有していない方がほとんどのはずなので、家族や知り合いの車を借りましょう。

免許を取得して3年以上経過した人に同乗してもらう

指導者として、免許を取得してから3年以上経過した人に同乗してもらわないといけません。
指導者には助手席に乗ってもらう必要があります。

ナビや安全運転支援システムなどの、運転技術に直接関係ない機能のトラブルにもすぐ対応できるよう、車の持ち主に乗ってもらうことをおすすめします。

車両の前後に仮免許運転中のプレートを提示する

車両の前後に、法律で規定された仕様の「仮免許練習中」と記載されたプレートを装着する必要があります。

仮免許練習中のプレートはDIYして大丈夫?

法律通りの仕様にすればDIYしてもよい

仮免許練習中のプレートはDIYしても構いません。

ただし、仕様が法律で以下のように細かく決められているので、必ず守ってください。

プレートの素材

プレートの素材は、金属や木など、雨や風ではがれたり破損したりしないものでなければなりません。

紙を用いるのであれば、防水テープを使って雨や風に耐えられるよう頑丈に作り、走行中に落ちないよう十分に固定する必要があります。

プレートのサイズ

プレートのサイズは、縦17cm×横30cmです。

プレートに必要な文字要素

一段目に「仮免許」、二段目に「練習中」と記載する必要があります。

文字の大きさ

一段目の「仮免許」の文字はそれぞれ縦4cm×横4cm、二段目の「練習中」の文字はそれぞれ縦8cm×横7cmです。

文字の太さ

「仮免許」の文字の太さは0.5cm、「練習中」の文字の太さは0.8cmです。

文字の色

文字の色は黒、下地の色は白です。

プレートの表示場所

地上から40㎝以上120㎝未満の範囲で、車からはみ出さないように掲示しなければなりません。
車体の前後に掲示が必要です。

ナンバープレートやライトを覆い隠したり、窓の内側に貼ったりしてはいけません。

法律通りの仕様でない場合の罰則

仮免許練習中のプレートが法律通りの仕様ではない場合、道路交通法第87条第3項違反により5万円以下の罰金が科せられます。

高くないので購入することをおすすめ

仮免許練習中のプレートは1,000円程度で購入できます。

需要が少ないためカー用品店やホームセンターでの入手は難しいですが、ネット通販では多く販売されています。

法律で規定されている通りにプレートを作成する自信がない方は、決して高価なものではないので、市販品を購入しましょう。

仮免許練習中のプレートで運転する際に注意すること


仮免許練習中のプレートで運転する際の注意点をいくつかご紹介します。

条件をしっかり満たしているか

上記の条件を満たしていないと、道路交通法違反に問われます。

同乗者が免許を取得してから3年以上経過していない場合、道路交通法第87条第1項違反により、6ヶ月以下の懲役または10万円以下の罰金が科せられます。
3年の免許所有期間の中には、免停期間は含まれないので注意しましょう。

仮免許運転中のプレートを付けていない場合やプレートの不備がある場合は、道路交通法第87条第三項違反で5万円以下の罰金が科せられます。

条件を満たさないことに関しては、同乗者が罪に問われることはありません。

事故があった場合は同乗者も責任に問われる場合がある

万が一事故があった場合、基本的には運転者の責任です。
しかし、運転者から、同乗者の指導が不十分であったと損害賠償請求がされたケースがあります。

同乗者が居眠りしていたりよそ見していたりといった不備があれば、損害賠償請求が認められる可能性が高いでしょう。

事故があった場合の保険は対象か

事故があった場合に、同乗者の保険が適用されるか事前に確認してください。

任意保険の保険料を決める条件の中には、21歳以上、26歳以上といった「年齢限定」と、本人限定、家族限定といった「運転者限定」があります。

仮免許運転者が、「年齢限定」や「運転者限定」で定められた条件を満たしていないと、保険は適用されません。

保険の条件を満たし、かつ、法令違反をせず正しく走行していたのであれば、多くの場合保険が適用されますが、前もって保険会社に問い合わせて確認することをおすすめします。

仮免許練習中のプレートで運転するリスクを考えよう


仮免許中に公道を運転する条件、仮免許練習中プレートの仕様や注意点を解説しました。

条件を満たせば、仮免許中に公道で練習できます。
仮免許練習中のプレートの仕様は法律で細かく決められているため、作成する際は注意してください。

リスクがあるのは運転者だけではないことを事前に車の所有者、同乗者に説明しないと、後々トラブルに発展します。

自動車学校以外にて仮免許で運転練習をする場合は、この記事で解説したリスクを頭に入れ、必ずルールを守りましょう。

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