運転免許証の取得期間はどのくらい?有効期限に注意しよう

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普通自動車免許を取るとき、大部分の方は自動車学校に入学し運転について勉強・練習をします。
運転について丁寧に教えてくれる人や環境はとても有益なものになるでしょう。

ただ、丁寧なだけありある程度の期間が必要なのも事実。
そして、自分でカリキュラムを調整できるため、だらだらと先延ばしにしようと思えばできてしまいます。
先延ばしにした結果、免許証の取得期限がきて入学金と時間を損してしまうことも。

そこで今回は、普通自動車の運転免許証について取得期間や有効期限、よくある質問を解説します。
免許の取得期間は長めに設定されているので、無事に合格できるか不安な方も安心してください。

目次

運転免許証の取得期間はどのくらい?


運転免許証を取得するため自動車学校に入校する場合、下のように技能・学科教習を受けなければいけません(1時限は50分)。

  • MT:最短60時限(学科教習26時限、技能教習34時限以上)
  • AT:最短57時限(学科教習26時限、技能教習31時限以上)

なお、大型または普通二輪免許をすでに取得している人は大部分の学科教習と数時限の技能教習が免除されるため、MTは最短33時限、ATは最短31時限です。

また、1日に受けられる教習の数は第一段階(仮免取得前)では2時限、第二段階(仮免取得後)では3時限と決められているため、1日で10時限など一気に消化はできないことに注意してください。

なお、自動車学校は通学と合宿の2パターンがあります。
カリキュラム自体は同じですが、それぞれどのくらいの期間で免許を取得できるか異なります。

通学で運転免許証を取得する場合

通学の場合は最短1ヶ月、普通に通うと2ヶ月程度はかかるでしょう。
大学やバイトを優先させて、時間ができたときに教習を受けられる柔軟さが魅力です。
ただ、入りたい時間の教習が埋まっていたり、なんとなく面倒で受けられるけど受けなかったりして取得期間は長めになる傾向があります。

合宿で運転免許証を取得する場合

合宿ではAT限定で最短14日、MT限定で最短16日のカリキュラムをこなして取得できます。
大学のない長期連休に集中して教習を受けられるため、通学より取得期間は短くなります。

運転免許証の取得期間の有効期限


自動車学校で免許を取得する流れは、以下のようなものです。

  • 1.最初の教習を受ける
  • 2.仮免許学科試験を受ける
  • 3.卒業検定を受ける
  • 4.運転免許センターで学科試験を受ける

卒業検定に合格したら、運転免許センターでの技能試験が免除されます。
また、それぞれには有効期限があることに注意してください。

  • 教習の有効期限:9ヶ月
  • 仮免許学科試験の有効期限:3ヶ月
  • 仮免許証の有効期限:6ヶ月
  • 卒業検定の有効期限:3ヶ月
  • 卒業証明書の有効期限:1年間

まず、自動車学校は最初の教習を受けた日から9ヶ月以内に全ての教習を終えなくてはいけません。
9ヶ月経過の時点で卒業または卒業検定を残すのみの状態にしないと、入学が無駄になってしまいます。

第1段階の教習を終えると仮免の試験です。技能検定を受けて合格したら筆記試験を受けます。
技能検定に合格後、3ヶ月以内に筆記試験に合格しないと技能検定のやり直しです。

第1段階の技能・筆記試験に合格したら仮免許が発行され、路上教習を受けられるようになります。
この仮免許は有効期限が仮免許発行日から6ヶ月です。
この期間内に第2段階のカリキュラムと卒業検定を受け、合格を目指してください。

第2段階のカリキュラムの最後は、受講者が卒業検定を受ける技能を持っているか評価する「みきわめ」です。
教習員のチェックをクリアしたら、3ヶ月以内に卒業検定を受けなければいけません。
なお、みきわめをクリアしていれば、教習の有効期限である9ヶ月はオーバーしていてもかまいません。

卒業検定に合格したら卒業証明書がもらえ、運転免許センターで技能試験が免除されます。
この卒業証明書の有効期限は1年間です。それまでに学科試験に合格しないとせっかくの技能試験免除が無効になってしまうので注意してください。

運転免許証の取得期間に関するQ&A


運転免許証の取得についてよくある質問を3つ紹介します。

  • 1日で運転免許証を取得できる方法があるって本当?
  • ATとMTで運転免許証の取得期間に差はある?
  • 有効期限に間に合わないときはどうなる?

1日で運転免許証を取得できる方法があるって本当?

本当です。
自動車学校に行かず、最初から運転免許センターに行って学科と技能試験を受け合格すると1日で運転免許証を取得できます。

自動車学校代を節約できるメリットがありますが、合格率は5%程度と難関です。

ATとMTで運転免許証の取得期間に差はある?

ATが最短57時限、MTが最短60時限とわずかに差があります。
そのため、MTの方が2日ほど遅く卒業することになります。

有効期限に間に合わないときはどうなる?

延長は認められず、仮免許や卒業証書の取り消しや退校になります。
支払ったお金も戻ってきませんので、どうにかスケジュールを調整して有効期限に間に合わせることをおすすめします。

自分に合ったカリキュラムで運転免許証を取得しよう


運転免許証の取得期限、有効期限について解説しました。

通学と合宿、どちらかが優れていたり劣っていたりするわけではありません。
自分に合った免許の取得方法を選んでください。

また、教習の期限9ヶ月は意外と早く過ぎます。
まだまだ余裕があると油断せず、できるだけ早くカリキュラムをこなすことをおすすめします。

それでは、余裕を持ったスケジュールで免許を取得して、はじめてのドライブに挑戦してみてください。

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