ジャガー・ランドローバー・ジャパンは、7月11日、都内にて新たなミッドサイズSUVの「レンジローバー・ヴェラール」を日本初披露しました。
4番目のレンジローバーとなるヴェラールは、コンパクトSUVのレンジローバー・イヴォークとスポーツSUVのレンジローバー・スポーツの間に位置する新型車です。
エクステリアは、SUVでありながら、力強さよりも美しさを意識させる特徴的なデザインを採用しています。ボディサイドの流麗な面に仕上げるために、ランドローバー初の電動格納式ドアハンドルも採用しています。
シンプルな機能美が追求されたインテリアは、インフォテイメントシステムのタッチスクリーンに操作系を集約させることで、すっきりしたデザインを実現。またキャビンも広々としており、大人5名がゆったりと過ごせるスペースに673Lのラゲッジスペースを備えています。シートアレンジで2名乗車仕様とすれば、ラゲッジスペースは1731Lまで拡大可能です。
先進機能も充実。全車にコネクテッドなインフォテインメントシステム「Touch Pro Duo」を搭載。これは、ふたつの10インチ高解像度タッチスクリーンを備え、ナビやオーディオ機能などを上下のモニターで個々に表示させることで、高い視認性と優れた使いやすさを実現したもの。もちろん、安全面も強化されていて、歩行者対応の自動緊急ブレーキや車線逸脱警告機能、車両周囲360度を映すサラウンドカメラシステムなどを全車に標準化。さらに、オプションとして全車速対応ACCや後方からの接近車両を知らせるブラインドスポットモニター、車内維持支援機能のレーンキープアシストなど一通りの機能は選択することができます。
パワートレインは、2.0L直列4気筒ターボの新世代「インジニウム」エンジンを中心に4タイプ設定。180ps/430Nmの2.0Lのクリーンディーゼルターボ、250ps/365Nm仕様と300ps/400Nm仕様と出力が異なる2.0Lのガソリンターボ、そして、唯一のV6仕様となる3.0Lのスーパーチャージャー付きガソリンエンジンは、380ps/450Nmを発揮します。トランスミッションは、全車8速ATとなり、電子制御AWDシステムも備わっています。
7月11日より受注が開始され、価格は699万円~1526万円となります。世界的ヒットとなったイヴォークに続く、モダンラグジュアリーSUVということで、こちらも大人気となりそうです。
text & photo by OHTO Yasuhiro