JAFとは?メリットって今でもあるの?実は会員が増え続けているという噂の真相はいかに!?

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ドライバーであればなじみ深いJAFですが、若い方の中にはあまりご存じない方もいるかもしれません。

JAFといえばロードサービスですが、現在はカーライフの形も変わり、ロードサービスは任意保険に無料で付帯する時代となりました。

似たようなサービスが無料で受けられる時代に、有料でJAFに入るメリットはあるのでしょうか?

この記事では、JAFに入るメリットが本当にあるのか、実は今でも会員が増え続けているというのは本当なのかをご紹介していきます。

目次

JAFとは?の基本をおさらい


JAFとは、会員の乗り物に関する事故やトラブルを、いつでも、利用回数の制限なく救援してくれるサービスです。
車両ではなく人が対象なので、マイカーはもちろんのこと、自動車保険ではカバー仕切れないレンタカーや会社の車、更にはバイクや原付にも使う事が出来ます。

ロードサービスの定番でもあるJAFは、そもそもいつから始まったどういった組織なのか、JAF会員であってもあまり知らないこともあるかもしれません。

ここではJAFの基本をおさらいしてみましょう。

JAFの歴史は1963年からスタート

JAFは1963年に誕生した組織で、正式名称を「一般社団法人 日本自動車連盟」といいます。
JAPAN AUTOMOBILE FEDERATIONの頭文字を取ってJAFという略称で呼ばれています。

1963年といえば、前回の東京オリンピック開催の前年にあたります。この国際的な大イベントに合わせて、自動車に関する様々な課題の解決を念頭にまず東京地区にてロードサービスが開始されました。

その後は全国へロードサービスを拡大するほか、国際免許の申請代行やモータースポーツの公認、自動車税やガソリン代値下げの要望を政府に提出するなど、ドライバーの利益と交通安全を掲げた活動を展開しています。

JAF会員は3種類

JAFというのは会員制のサービスで、その会員には3種類あります。

1つめは「個人会員」で、一般の個人が入会し、ロードサービスや優待サービスなどを利用できます。会員になるためには入会金と年会費がかかります。

2つめは「家族会員」で、個人会員と同居または生計をともにする家族5名までが入会できるものです。こちらは個人会員に比べて、入会金や年会費がお得になっています。

3つめは「法人会員」で、法人が自家用自動車やトラック等の登録車両を対象としてサービスを受けられます。

入会金と年会費

JAF個人会員は、入会金2,000円で年会費は4,000円です。

また家族会員の入会金は無料、年会費は2,000円となっています。

たとえば夫婦で入会する場合、単純計算で初年度は年間8,000円、翌年から年間6,000円というのがJAFにかかる金額ということになります。

なお、支払い方法によってはお得な割引が適用されますが、こちらについては後述します。

ちなみに法人会員も入会費は2,000円で、年会費にあたる法人特定会費が2,000円/1法人、登録車両分の車両特定会費が年間2,000円/1台かかります。

全国で約2,049万名がJAFに入会

それでは、JAFの会員になっている人は日本全国でいったいどれくらいいるのでしょうか。

答えは、なんと2,049万4,382名。

個人会員、家族会員、法人会員の合計で、2,049万名以上の方がJAF会員となっているのです(2024年5月末時点)。

ちなみに会員数は1977年に100万名、1993年に1,000万名、2003年に1,700万名を突破。また2009年に微減するもののそこから現在まで右肩上がりとなっており、若者のクルマ離れやコロナによるお出かけ自粛などがある中でも会員数が増え続けているのです。

そして会員向けに配布している「JAF Mate」は1300万部の発行部数を誇り、なんと日本一の発行部数を誇る雑誌なんです。
危険予知の問題など安全運転の知識を始めとして、ドライバーに役立つ情報を掲載しています。

JAFと自動車保険との違い

JAFと自動車保険の違いは、サービス内容に大きな違いがあります。

車の故障や事故の際に車を助けに駆け付けてくれるのがJAFで、自動車保険は人や物の損害に対して補償をしてもらえます。

そしてJAFは人に対して契約しますが、自動車保険は車に対して契約をするのです。

また自動車保険のロードサービスとJAFを比較すると、JAFは一般的な自動車保険のロードサービスよりも適用範囲が広い特徴があります。

自動車保険ではカバーできないパンクの応急修理などにもJAFは対応可能です。

このようにJAFと自動車保険では、サービスの対象者やロードサービスに内容に大きな違いがあります。

JAF公式HP

JAFと言えばやっぱり「ロードサービス」


JAFと言えばロードサービス。クルマで困った時には条件反射的に「JAFを呼ぼう」と考える方も多いことでしょう。

ただ、昨今は任意保険のロードサービスも充実してきており、あえてJAFでなくてもよいのではないかと思う方もいるかもしれません。

そこで、JAFならでは、JAFでなくては出来ないロードサービスのポイントをご紹介しましょう。

何度でも無料で利用可能

JAFのロードサービスは、JAF会員であれば「何度でも無料で」利用することができます。

JAFは会員ではなくても有料でサービスを受けられますが、入会費と年会費を払っている会員であれば、基本的なサービスは全て無料となります。

ロードサービスを無料で利用するために会員になるのだから、何度でも無料で利用できるのは当たり前と思われるかもしれませんが、実はそうではありません。

任意保険のロードサービスでは、たとえば燃料切れやバッテリー上がりなど、無料で利用できるサービスの回数に制限が設けられている場合が多くあります。

何度でも無料のロードサービスは「当たり前」ではないのです。

マイカー以外にも対応

自動車保険に加入する時は、まず対象となるクルマを登録し、その車を運転するドライバーを指定します。

それに対してJAFは、対象となるのは「会員本人」であり、会員がどの車に乗っているかは関係ありません。

自動車保険は「クルマ」にかけますが、JAFは「人」にかかるもの。

そのため、車やバイクを複数台所有している方でも車両ごとに会費を払う必要はありません(個人会員・家族会員の場合)。

またマイカー以外のレンタカーや友人の車やバイクを運転している時でも、自分が会員であればサービスを利用できるのです。

同乗しているだけでもOK

前述のように、JAF会員であればマイカーに乗っている時はもちろんですが、自分で運転せず友人の車に同乗している時であってもサービスを利用することができます。

たとえば仲間4人でアウトドアに行く場合、4人の中の誰か1人がJAF会員であれば、車両トラブルの際にJAFのサービスを無料で利用することができるということです。

また家族会員で、自分では運転しないという人ももちろんサービス内容は同じ。誰の車に乗っているか、誰が運転しているかに関係なく、トラブルの際にJAFが呼べるのは心強いものです。

自然災害もロードサービスの対象

そして、JAFのロードサービスで特筆しておきたい点が、自然災害に起因するトラブルにも対応してくれることです。

一般的な任意保険のロードサービスは、バッテリー上がりのような突発的なトラブルを主な対象としており、台風やゲリラ豪雨といった自然災害によるトラブルは対象外となってしまうことがあります。

このため、身近で自然災害の被害があるなどすると、やはりJAFに入っておこうという人が多くなるのです。

また、自然災害以外でも、パンク修理やタイヤチェーンの取り付け、エンジンの異音など、JAFは車のトラブルについて幅広く、親身に対応してくれます。

JAF公式HP

JAF会員は「優待サービス」が充実


JAFと言えばロードサービスがメインですが、実は、優待サービスが非常に充実していることをご存じでしょうか。

車に乗っていない時でも、毎日の生活がお得になるサービスが用意されているのです。

優待施設数は全国約47,000ヶ所

JAFの優待サービスというとサービスエリアやドライブスポット等に限られるとイメージしがちですが、実は日常的に使える施設が全国に約47,000ヶ所もあります。

もちろんドライブ関連も充実していますが、車に乗らなくてもお得に使える割引が多くあります。意外と知られていないことが多いので、会員であれば「JAFスマートフォンアプリ」を使って、この優待サービスを利用しない手はありません。

ジャンルが多彩

優待サービスの対象は、カー用品店やガソリンスタンドはもちろん、大手全国チェーン店のファミレスやファーストフード、紳士服から美容院まで驚くほど多彩なジャンルが揃っています。

ドライバーだけでなく、普段は車を運転しない家族会員でも日常的に利用するお店が多いため、使い勝手がいいのが特徴です。

何度も利用が可能

膨大なの優待サービスの中には期間限定のものもありますが、何度でも利用できるお得なクーポンもたくさんあります。

スマホで使える「JAFスマートフォンアプリ」であれば紙のクーポンのようになくしてしまうこともなく、また現在地から近隣の優待サービスが使えるお店を検索することもできるため、お得なクーポンの使い忘れを防げます。

2022年度のアプリクーポンの利用者数は前年度より81万名増となる約594万名にのぼり、人気となっています。

年会費の回収が簡単にできる

様々なお店で使える優待サービスは、たとえば旅館やホテルでの割引、紳士服やデパートでの買い物で5%引き、ファーストフードやコーヒーチェーン店でドリンク1杯無料や50円引きなど、年に数回使うものから毎日のように使うものまで多岐にわたります。

これらを余すことなく使えば、年間を通して数千円はあっという間にお得になるでしょう。

JAFの年会費は個人会員が4,000円、家族会員が2,000円であることを考えれば、年会費の回収は簡単にできるといっても過言ではないでしょう。

JAF公式HP

JAFが選ばれ続けている3つのメリットまとめ


それではここで、多くの類似サービスがある中でもJAFが選ばれ続けているポイントをまとめてみましょう。

JAFが選ばれ続けている3つのメリット
  • 1:ロードサービスの充実
  • 2:車だけでなく人にかかるサービスという安心感
  • 3:日常で使える優待サービスが盛り沢山

ロードサービスの充実

JAFのロードサービスは、「何度でも無料で」利用できます。

また「自然災害に起因するトラブル」や、パンク修理やタイヤチェーンの取り付けなど初心者には難易度の高い事柄でも駆け付けてくれます。

任意保険のロードサービスよりも内容が幅広いため、安心してサービスを利用することができます。

車だけでなく人にかかるサービスという安心感

JAFは車にかかる補償ではなく、人にかかるサービスです。

自分を起点としてサービスが受けられるため、誰が運転していたか、誰の車なのかを問わずに、自分がトラブルに遭った時はJAFの無料サービスを利用できます。

日常で使える優待サービスが盛り沢山

JAF会員になると、日常生活で誰もが利用する様々なお店で優待サービスを受けられます。

ロードサービスをほとんど利用しなかったとしても、これらのお得なサービスを使うことで、年会費の元を取れてしまうほどです。

優待はドライブ関連施設やガソリンスタンド等に限らないため、普段は運転しない家族会員であっても十分に利用価値があります。

JAF公式HP

JAFにお得に入会しよう


上述のとおり、JAF会員になるには入会費と年会費がかかりますが、支払い方法によって、その金額がお得になります。

お得に入会してお得な優待サービスを利用し、万が一の時には安心してロードサービスを利用しましょう。

JAF個人会員の入会金をお得にする方法
  • クレジットカードの自動振替で入会金500円割引
  • 年会費を2・3・5年分まとめ払いで入会金500・1000・2000円割引

クレジットカード払いで割引

JAF個人会員の入会金は2,000円です(家族会員は無料)が、入会の際、クレジットカードでの年払い(自動振替)にすることでこの入会金が500円割引され、1,500円となります。

複数年一括払いで割引

個人会員の年会費4,000円を年払いではなく、複数年分まとめて払う場合も入会金割引が適用されます。

たとえば年会費を入会時にまとめて2年分払う場合、入会金が500円割引となり、1,500円の入会金+年会費8,000円となります。

3年分一括払いなら入会金は1,000円割引で、1,000円の入会金+3年分の年会費12,000円。

5年分の一括払いなら入会金は2,000円割引で無料となり、入会金0円+5年分の年会費20,000円がかかります。

20,000円で5年間というのは、月額に直せばわずか333円。

しかもお得な優待サービスで元も取れるとなれば、非常に安い金額と言えるでしょう。

JAF公式HP

まとめ


今回は、JAFの基本やメリット、任意保険のロードサービスとの違い、JAFのお得な優待サービスなどをご紹介しました。

近年はお出かけ自粛のため旅行や遠出などをする機会が減って、車に乗る機会も減ったようにも見えます。しかし近隣への買い物は電車やバスでなく、密を避けてマイカーを使うという方も増えており、車の需要自体が減っているとは言えません。

また、近年はマイカーでなくカーシェアなどのサービスを使って所有せずに車に乗る方も増えました。

しかし慣れない車でトラブルが起きた時、そのサービスの保険がどうなっていたか慌てて調べるより、どの車に乗っていても使えるJAF会員の方が安心感があります。

自然災害への備えも含め、「JAF+任意保険のロードサービス」はサービス重複ではなく、いいとこ取りでもあります。

月額にすると出費はわずか数百円で、優待サービスもたくさんついてくるとあれば、JAFはぜひおすすめしたいサービスと言えるでしょう。

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