マセラティ・ジャパンは、2017年11月7日、都内にてミッドサイズセダン「マセラティ ギブリ」のマイナーチェンジモデルを初披露しました。
今回のマイナーチェンジでは、フェイスリフトを実施。新しいアダクティブLEDヘッドライトを含む新フロントマスクなどデザイン変更と共に、エアロダイナミクスも改善。Cd値は従来の0.31から0.29へ向上し、空力性能も7%向上されています。
また「ギブリS」と、AWD仕様である「ギブリSQ4」向けの3.0LのV6ツインターボエンジンは、+20ps/+30Nmの性能向上が図られ、430ps/580Nmへと進化。これにより最高速度286km/h、0-100km/h加速4.7秒(SQ4)を実現しています。
注目の先進運転支援システムは、電動パワーステリングの初採用などの改良により、従来機能アップデートに加え、新機能も追加。主な装備として、「アダクティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」や「レーン・デパーチャー・ワーニング(車線逸脱警告)」、「360°サラウンド・ビューカメラ」、「アクティブ・ブラインド・スポット・アシスト」、「レーン・キーピング・アシスト」、「交通標識認識」などを備えています。
さらに自動車専用道路での自動運転レベル2を実現する「ハイウェイ・アシスト・システム」が新たに加わったことも大きなニュースです。
またビジュアル面では、標準仕様に加え、新たに2種類のトリムオプションを設定しています。「グランルッソ」は、イタリアンラグジュアリーの魅力をより強調した仕様で、エルメネジルド・ゼニアのシルクとレザーのコンビネーションのインテリアが最大の特徴です。
もうひとつの「グランスポーツ」は、マセラティに息づくレーシング・スピリットを体現した仕様で、よりスポーティなエクステリアやピアノブラックトリムやスポーツシートを備えたインテリアなどが与えられています。これにより異なる3タイプから選べるようになりました。
グレード構成は従来同様で、クリーンディーゼル仕様の「ギブリ・ディーゼル」、3.0LのV6ツインターボを搭載するガソリン仕様の「ギブリ」「ギブリS」「ギブリSQ4」を用意。新価格は、¥9,530,000~¥13,000,000となっています。
このほか、フラッグシップサルーンの「クワトロポルテ」、SUVの「レヴァンテ」、パーソナルカーの「グラントゥーリズモ」と、そのオープン仕様の「グランカブリオ」も改良が加えられ、2018年モデルへと進化しています。
text & photo by OHTO Yasuhiro