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警察官は運転免許証の何を見てる?見せないとどうなる?免許番号とは?

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交通取締り時あるいは身分証明書として、運転免許証の提出を求められることがあります。
何気なしに免許証の提出に応じることが多いですが、実際のところ警察官は運転免許証の何を見ているかご存じですか?

運転免許証はシンプルな作りに見えますが、実は多くの情報が記されています。

また事態が好転するイメージは湧きにくいですが、警察官の要求に応じず、提出しないとどうなるでしょう。

今回はそんな、ふとした疑問についてお答えする記事になります。
また免許証番号から読み取れる情報についてもご紹介しますので、豆知識として覚えておきましょう。

警察官は運転免許証の何を見てる?

そもそも警察官は運転免許証の何を見て、どのような情報を読み取るのでしょうか。
 

有効期間

有効期間内であることで、まずは免許証事態が有効か確認します。
またクルマの運転をしているのに有効期間が切れていれば、無免許運転となります。

つまり更新を忘れて運転している場合、早い段階で運転を止めさせることで、無免許状態での事故やリスクを食い止めます。
 

免許の種類

免許の種類をみることで、運転可能な車種を確認します。
自動車免許のみで大型自動車は運転できませんし、第二種免許が無ければタクシーを運転できません。

条件に眼鏡等の記載があれば、ドライバーが眼鏡等を装着して運転していたか確認できます。
 

免許を取得した年月日

免許を取得した年月日で違反が発覚する例もあります。
普通免許の取得1年未満であれば、初心者マークの着用が義務付けられます。
小型・普通・大型二輪免許は取得1年経過又は通算1年以上経過していなければ、2人乗りはできません。

こういった違反を見抜くには取得年月日を見逃せません。
 

交通違反の切符を切る場合は隅々まで

上記の事例を見てみると、警察官側はひとつたりとも見逃すことができない重要な情報ばかりです。

特に交通違反で切符を切る際には、より注意深く免許情報を確認する必要があります。
スピード違反で検挙したつもりが、取得1年未満で初心者マークがついていない上に眼鏡装着の条件すら守っていない、という可能性があるのです。

切符を切る際に要素を見逃せば、完全に違反者側の逃げ得になってしまうのです。

警察官は1つの情報すら見逃さないように、隅々まで免許情報を確認しています。

運転免許証の免許番号からは何が分かる?

運転免許証には12桁の数字が割り振られます。
これは免許保有者ごとに異なりますが、数字には意味があるのです。
桁ごとの情報を左から順にご紹介しますので、自身の免許証をみながら読み進めてみてください。
 

1、2桁目

この桁には、最初に免許が交付された公安委員会の番号(都道府県ごと)が記されます。
東京都で免許を取得していれば東京都公安委員会の30が、大阪府では62、北海道だと10といった具合です。
 

3、4桁目

3,4桁目は最初に免許を交付された西暦下2桁が記載されます。
2015年であれば15の数字が入っているでしょう。
 

5〜10桁目

5~10の6つの数字は公安委員会が管理する数字が記載されます。
我々一般ユーザーにとっては意味を解することはできない、人それぞれ異なる独自に割り振られた数字となります。
 

11桁目

これは「チェックディジット」の為の数字です。
データ・入力ミスがないかチェックする為で、検証用の桁になります。
 

12桁目

 12桁目は紛失や盗難で免許証を再発行した回数になります。
再発行の履歴がなければ「0」ですが、1度再発行すれば「1」と記載されます。

警察官に運転免許証を見せないとどうなる?

さて交通違反の取締りを受けた際に、納得がいかず免許証提示を拒否するとどうなるのでしょうか。

心情としては、そういったこともあるかもしれません。
しかしおすすめはできません。
その理由についてみていきましょう。

運転者には免許証の提示義務がある

まず運転者には免許証の提示義務があるということです。
提示したくないとゴネたところで、運転者には提示義務違反が突きつけられ、最悪逮捕されるだけです。

自身の違反理由についてしっかり聞きたいとしても、まずは免許証を提示してからにするべきでしょう。

免許証の提示しなかった場合の罰則

免許証を提示しなかった場合の罰則について、より詳細に確認してみましょう。

・道路交通法第67条第1項において、飲酒・無免許・過労運転、大型普通二輪の高速道路2人乗り、大型車・中型車・準中型車の各無資格時。

・道路交通法第67条第2項において、上記以外の違反と交通事故時に引き続き当該車両を運転させることができるか確認する必要が認められる場合。

・道路交通法第95条第2項において、警察官に求められたとき。
以上に当てはまれば、運転者は運転免許証の提示に応じなければなりません。

違反する場合、罰則は5万円以下の罰金(道路交通法第120条第1項第9号)となります。

道交法を読む通り、提出をするという選択肢以外は基本的にはありません。
免許の提示を拒むことで、住所氏名の隠匿と判断され身柄確保=逮捕とつながることも有り得るでしょう。

まとめ

今回は警察官が免許証の何を見ているかにスポットを当てました。
免許証を詳細にチェックすることが、違反を見逃さない為に重要とわかっていただけたと思います。

安全運転を厳守し、違反をしないことが前提です。
もし取締りを受けた際には、運転免許証を提示し違反内容を確認し、次の安全運転につなげるようにしましょう。

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