少し前の話になりますが、スポーツカー女子会というイベントを覚えておいででしょうか?
そう、クルマ好きの女子ばかりが集まったイベントです。これは彼女たちが、夢の実現へ向けて放った活動のひとつの到達点でした。あれから約半年、スポーツ女子たちは東京・秋葉原の街に再び集結したのです。
女子会パワーは地下駐車場を別の何かに変える⁉
11月3日(金)、場所は秋葉原UDX地下駐車場。恥ずかしながら、筆者がこの地に通ったころはまだ電気の町として名が通ったころであり、秋葉原の街の変化にまずは驚きました。そして恐る恐るエレベーターから地下駐車場に降り立つと、2度目の驚きに会います。
某アメリカのカー映画でも見るかのような空間が広がっていました。少しだけ違うのは、アウトローな感じの漂うドライバーたちではなく、そこにいたのは華やかな姿の女の子たちだということです。もちろん女子会とはいえ男性陣の姿もありますが、あくまでもサポートスタッフ(機材の搬入や設置、車両誘導等々)のメンバーで、参加者の家族を除いて男子禁制とのこと!
地下駐車場だからできたクルマのファッションショー
午後4時、外の世界では街並みが朱く夕景に染まるころ、駐車場にスポーツカーがずらりと並ぶと、スタッフが大きな赤いロールを出してきました。「これは何だ?」と思っていると理由が判明、自動車用のレッドカーペットだったのです! そうです、彼女たちは地下駐車場にランウェイを作り上げたのでした。
クルマによるファッションショー、それこそが彼女たちの地下ならではの目論見でした。主催者のひとりであるNAOさん(トヨタ・スープラ)は「普通に人生でランウェイを歩くなんてそうそうないじゃないですか。だからやってみたかったんですよ!」と語ります。たしかにレッドカーペットの上を歩く(走る?)なんてそうはないこと。クルマも自分もこの日は特別なんだと思ってもらえる日を作り上げたのでしょう。
1台、そしてまた1台と、ランウェイにクルマを止めてポーズをとるスポーツカー女子たち。最初の方は躊躇する姿も見られたものの、徐々に前を進むメンバーの姿から緊張の糸がほどけてきたのか、しっかりとポーズをキメるメンバーも。
最後はファッションショーならではの表彰式。カーイベントでも表彰式やシャンパンファイトはよくありますが、そこは最後までファッションショーのスタイルです。グランプリに輝いたメンバーには、ティアラが被せられての表彰式となっていました。
もともと数人で始めたという活動がこれだけ大きくなったことに感心することしきりですが、「夢は世界にこの活動を伸ばしていくこと」だそう。この勢いのパワーがあれば、本当に届いてしまうかもしれませんね。彼女たちによってこの日、秋葉原の地下空間が、また新たな聖地となったことは間違いありません。最後が、彼女たちの華々しい姿をご覧いただきましょう。
もうひとりの主催者、アグさん。NAOさんが「光と影」の光だとすると、アグさんは影担当だとか。実務を一手に引き受けたという<
このスイフト・スポーツは新潟からのエントリー。横転を期にポルシェをイメージしたグリーンに全塗装したとのこと
グランプリに輝いたのは、ランサー・エボリューションⅥ。スポーツカー女子会でも見かけた1台
購入してまだ1年というFC3Sの彼女は、大のロータリー好き。「もしこのクルマに出会っていなかったらSA22だったかも」
text & photo by きもだこよし+Bucket
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