筆者は大のレーシングゲーム好き。自宅の“プレイ部屋”には、愛車・初代スバル・インプレッサWRX STIの純正シートを設置し、ゲーム用のステアリングコントローラーで暇さえあればウデを磨いています。そんな筆者の元に、「セガがSUPER GT公認のゲームセンター向けレーシングゲームを稼働させる」という情報がやってきました。タイトルは「SEGA World Drivers Championship(以下SWDC)」です。
セガでレーシングゲームといえば、真っ先に思い浮かぶのが「デイトナUSA」と「セガラリー」ですよね。どちらも名作です。その後もセガを含め、さまざまなゲームメーカーがレーシングゲームを開発しましたが、今となってはゲームセンターでレースゲームの筐体を見かけることが少なくなってきました。家庭用ゲーム機向けレーシングゲームのコンテンツ充実度が、非常に高くなっているのも一因でしょう。
SWDCに話を戻すと、7月28日(金)~30日(日)の3日間、池袋と秋葉原にあるセガのアミューズメント施設で「テスト走行会」を実施するとのこと。さっそく初日に「セガ 秋葉原1号館」に向かいました。
1時間以上の行列!そしてBRZでテスト走行
筐体は建物地下一階に設置されていましたが、開店前から行列ができており1時間以上並んでようやく自分の番がやってきました。シートに座ると目の前にはレーシングカーのそれをモチーフにしたステアリングホイールが、その上にはシフトインジケータと一体になっているデジタルメーターが設置されています。
シートボジションを決めて100円を投入。ゲームデータを記録する「Aimeカード」を所定のカードリーダーにかざして分身となるドライバー登録をすると、最初にドライブするマシン選択画面に移ります。テスト走行の今回、選べたのはVivaC86、apr PRIUS、R&D SPORT BRZのGT300マシン3台。スバリストの筆者は、迷わずBRZを選択しました。
用意されたコースは3種類で、これを1シーズンとして戦います。全国の筐体とオンライン対戦になっているのが特徴。より激しいレースバトルが味わえます。
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最新鋭のゲームエンジン「Unreal Engine 4」によって描かれた美しいBRZは、レーススタートとともにあっという間に200km/h、250km/h……と、加速していきます。アーケードゲームなので、レースゲーム初心者でも快適に楽しめますが、攻め込んでいけばシビアな挙動が顔を出すので、レースゲーム好きでも楽しめるものでした。レースが終了すると、その成績に応じた経験値が得られ、レベルが上がっていきます。それによってマシンをアップグレードしたり、新しいマシンが解放されたりします。
https://www.youtube.com/embed/0KbcENkOwYM
本稼働が今から楽しみ!
3日間の短いテスト走行会でしたが、これだけ多くの人がテストに参加したということは、本稼働がスタートすれば全国のアミューズメント施設で熱いバトルが日夜行われるのだろうと期待できます。本稼働の際は、テスト走行会から得たデータをフィードバックし、車種やコースをより充実した形でスタートするそうです。本稼働が今から楽しみ!
Text & photo byクリハラジュン+Bucket
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