【イベント】横浜から車山高原へ!若者が集まる「ゆーるピアンミーティング」

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「ゆーるピアンミーティング」というイベントをご存じでしょうか? このイベントは、10~20代の若いクルマ好きが集まって構成されるカーイベント。若者のクルマ離れがいわれる昨今、私があまり危惧せずにいる理由のひとつに、こうした若者たちの集まりが定期的に行われていることにあります。

このイベント、普段は横浜・新山下にある「イエローハット新山下店」を中心に開催されているものですが、今回は長野県は車山高原での開催となりました。果たしてその理由とは? 今回、会場にきていた名車や珍車とともに、お伝えしましょう。

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まずは2台並んだ赤いプジョー308から。左のクルマは「GTi by Peugeot Sport」

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若者が集まるイベントは素直にうれしい

8月、いつものようにFacebookでイベントの告知を見ていると、「ゆーるピアンミーティング」が開催の告知をしていました。「ああ、やるんだ。9月10日ならスケジュール的にも行けそうだな、顔ぐらいは出してみよう」くらいにスケジュールチェックを入れておりました。正直、行けるかどうかはまだまだこの時点で微妙、「参加できても午前中かな?」だけとさえ思っていたのです。

そして開催が近づいた9月に入ったころ、あらためて会場の確認をしようと見直すと、会場が長野県車山高原スキー場」に……。「なんですと!」と思わず声を上げてしまいました。

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青空とのコントラストも美しい、アルファロメオ147。ブラックのホイールやエアロを合わせていました

9月10日の日曜日、私はそんなわけで車山高原におりました。絶好の行楽日和の空の下、「ゆーるピアンミーティング」の会場にやってきたわけです。

これまでの“ゆーるピアン”は私にとっては近場という理由もあって気軽に参加できたのですが、車山高原までは単純に200km以上。「どうなのだろうか?」と思いつつ前日になって急遽、参加ボタンを押して向かいました。

「どうなのだろうか?」という思いはスタッフにも多少なりとあったようです。しかし、フタを開ければそれは危惧に過ぎず、それどころか普段の会場と変わらない、いやそれ以上の参加があったようにさえ見えました。その理由は、会場が首都圏から車山高原に変わったことで中部地区や新潟、北関東からの参加が増えたことです。

「若者のクルマ離れ」は、たしかにあるかもしれません。でも本当にそうでしょうか? ここにはクルマが好きで集まる人々がこんなにいるのです。これはとても喜ばしいことだと思います。

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1990年代に販売されたマツダ・ファミリアNEOが、なんと2台もきていました。貴重なツーショットです

車山開催は「瓢箪から駒」だった

スタッフの方に「なぜ、車山高原に?」伺いましたところ急遽、決まったことだったようです。「もともとは、今回もイエローハットさんでお願いする予定でいたのですが、それができなくなって、急遽会場を探す必要がありました」とのこと。

それでも諦めずに会場を探し、そしてそのときメンバーのひとりが手を挙げたそうです、「車山なんかどうだろう?」と。

聞けば彼は、生まれたときからフレンチブルーミーティングに参加している強者。ダメもとで車山高原スキー場に打診をしてみたところ快諾され、車山高原での開催が決まったそうです。まさに瓢箪からコマ、信ずれば通ず、彼らは見事窮地を脱し、新たな開催場所と参加者の開拓に成功したといっていいでしょう。

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BMW i3とi8。年式や国、ジャンルを問わずに参加できるのが、このイベントのいいところ

ゆーるピアンミーティングは、これからも基本は首都圏を中心に開催していくといいますが、今後は年に一度くらいの頻度で車山開催も検討したいとのこと。たとえ壁にぶつかっても手段を模索していく彼ら。こうした動きがますますの発展につながることを願ってやみません。

ここからは参加車両をドドっとご覧いただいて、今回のレポートを締めさせていただきましょう。

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いそうでいないロータスエスプリのSr.1。映画『007』のイメージから年配の方の中には「エスプリ=潜水艦」と結びつける方もいますが、そう呼べるのはこのモデルです

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おじさん世代にはたまらない『よろしくメカドック』仕様のセリカXX。漫画にでてくる仕様がしっかり再現されていました

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1990~1996年にかけて生産されたユーノス・コスモ。このクルマも見かけなくりましたが、さすがはゆーるピアン。こうしたクルマが多々参加しています

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参加車両は現行モデルや少し古いモデルだけではありません。ディーノのようなクラシックも参加していました

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1980年代らしいスタイリングの三菱・スタリオン。これはソリッドなフェンダーの2.0L版ですね

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ホンダ・シテイ。モトコンポとセットというのがまた珍しいところ。オーナーの自慢もそのあたりで、現在は後部デッキにモトコンポをマウントする純正パーツを手に入れるのが望みだとか

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ポンティアックのエンブレムをつけたこのクルマ、わかりますでしょうか? かつて「トヨタ・ヴォルツ」として販売されていたクルマです。本国では「ポンティアック・ヴァイブ」として販売されていました。このクルマはなんとMT!

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こちらは日本に正規輸入されなかった1990年代のランチアの「カッパ」です。セダンとクーペがあり、こちらはセダンの方。独特の5気筒エンジンを搭載していました

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1970年代に販売されたポルシェ914。フォルクスワーゲンと共同開発されたことから「ワーゲンポルシェ」とも呼ばれたモデルです。オリジナルに限りなく近く、素晴らしいコンディションの1台

text & photo by きもだこよし+Bucket

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