【豆知識】第2世代が登場!では初代リーフはどんなクルマだった?

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日産のEV(電気自動車)、リーフが第2世代へとフルモデルチェンジしました。新型リーフは、初代モデルのパッケージを踏襲しながら、他の日産車に共通する「Vモーショングリル」デザインに。バッテリー容量も40kWhに拡大され、400kmの航続距離を誇るようになりました。

アクセルペダルのみで停止まで操作可能な「e-Pedal」、駐車をアシストする「プロパイロットパーキング」が採用されたのもニュース。さらにEVの普及を促す役割を果たすことでしょう。

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初代のデビュー2010年

「電気自動車のリーフ」というと、まだごく新しいクルマに思われるかもしれません。しかし、初代リーフが登場したのは2010年のこと。すでに7年を経ていたわけです。2008年にテスラ・ロードスターが、2009年に三菱・i-MiEVがすでに発売されていましたが、本格的にEV普及を目指す5人乗り乗用車としては、先駆的な存在でした。

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全長4445mm×全幅1770mm×全高1550mmのボディは、トヨタ・プリウスとほぼ同じ。グリルレスのフロントマスク(充電口もある)やなだらかに傾斜するハッチバックスタイルが特徴で、EVらしい先進的なイメージのスタイルが与えられていました。インテリアも必要以上に加飾をしないシンプルでクリーンなデザインで、どこかコンセプトカーがそのまま市販化されたような、未来感のあるものを採用。

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アメリカやイギリスでも生産された

日本では月販2000台程度を販売。途中、何度かマイナーチェンジが実施され、航続距離アップや値下げ、新グレード追加、バッテリー容量アップなどが行われました。オーテックジャパンが手がける「エアロスタイル」も登場しています。このエアロスタイルは、「EV=エコカー=おとなしいスタイリング」のイメージを覆し、EVが一般化してきたことを物語る仕様だなと感じたものです。

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海外では、アメリカ(スマーナ工場)やイギリス(サンダーダンド工場)で生産され、これまでに累計28万台以上が販売されています。南アフリカでは、リーフの発売によって日産が同国初のEVメーカーとなりました。また中国でも生産され、現地の合弁会社「東風日産」が展開する「ヴェヌーシア」ブランドで、「e30」の名で販売されています。

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「リーフの販売は失敗した」などという意見を聞くことがありますが、EVを一般化し、7年間で28万台も販売してきたことは紛れもない事実。初代リーフの功績は大きなものだといるでしょう。未来的で電気自動車らしさを追求したデザインからより一般的なスタイリングに生まれ変わった2代目リーフが、どんな風に受け入れられ、街の中でどのように映るようになるのか。これから注目していきたいところです。

text by 木谷宗義+Bucket
photo by 日産自動車

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