ロータスの正規輸入元であるLCIは、2018年モデルの日本初披露を行いました。
2018年モデルの特徴は、「LESS MASS MEANS MORE LOTUS ~より軽く、よりロータスらしく~」のテーマに、全モデルで徹底した軽量化が図られたこと。そして、日本モデルの最大トピックは、エントリーモデルのエリーゼの価格が500万円を切る496.8万円まで引き下げられ、ロータスへの距離が縮められたことがあります。
注目のエリーゼは、エアコン、オーディオ、フロアマットなどを省く装備を簡素化。これにより価格の低減に加え、約15kgの軽量化が実現され、車両重量は、856kgに。軽量なピュアスポーツカーを作り続けるロータスの魅力が最もダイレクトに伝わるモデルになっています。もちろん、省かれた装備は、オプションで装着可能でカスタマイズの幅も広がりました。なお、省かれた装備を加えても価格は従来型よりお得になるとのこと。
この他、それぞれのモデルレンジを象徴する性能向上が図られた3台を日本初披露されました。
エリーゼレンジからは、もう一台を展示。伝統のスプリントの名が与えられたエリーゼ・スプリント220は、220psを発揮する1.8L直列4気筒スーパーチャージャーエンジンを搭載。さらにカーボン素材のパネルやシート、ポリカーボネート製リアウィンドウなど軽量素材を積極的採用した超軽量化モデルです。
エキシージレンジからは、エキシージ・スポーツ380。性能向上が図られた380psを発揮する3.5LのV6スーパーチャージャーエンジンを搭載。軽量化に加え、エアロダイナミクスの改善も実施され、ダウンフォースが高められています。
フラッグシップとなるエヴォーラレンジからは、エヴォーラ・スポーツ410。416psを発揮する3.5LのV6スーパーチャージャーエンジンを搭載。さらに軽量化とエアロダイナミクスの改善、足回りの再チューニングなどの改良が加えられています。エヴォーラのトップモデルですが、近い将来、さらに高性能化を図ったGT430も上陸予定とのことです。
ピュアスポーツであるロータスも、改良と為替の影響により価格が年々、上昇していますが、ロータスエントリーとなるエリーゼの価格が引き下げられたことはファンには朗報。日本ではマストアイテムのエアコンですが、日本仕様の中で、エリーゼ標準車のみをエアコンレスとしてみたとのこと。軽量とパワーダウンの影響がなくなるため、エアコンレスを味わってみるのもありかもしれませんね。
text & photo by OHTO Yasuhiro