BMWは、MINIの中核モデルであるハッチバックシリーズとその派生車であるコンバーチブルのマイナーチェンジを行い、5月16日(水)より発売を開始しました。価格は、3ドアが238万円~450万円、5ドアが271万円~407万円、コンバーチブルが373万円~523万円となります。
さらにミニの世界観を高めるアイテムを採用
2014年3月に日本上陸を果たした3世代目MINI。今回の改良が実施されたのは、3ドアハッチバック、5ドアハッチバック、コンバーチブルの3タイプ。大きな変更はありませんが、MINIの世界観を高めるアイテムの採用や機能向上などが図られています。
エクステリアの変更点は前後のライトユニットが中心で、LEDデイライトを全車に標準化。これによりウィンカーの点灯方式も変更されました。リヤテールランプは、ユニオンジャックをデザインに取り入れたユニークなものに進化しています。またMINIのエンブレムも新デザインとなったのもトピック。ボディカラーには新色も採用されました。
同様にインテリアも変更点は僅かですが、ダッシュボードの装飾にユニオンジャックをデザインのイルミネーションパネルが新たなオプションとして登場。マルチ・ファンクション・ステアリングが全車に標準化。またエントリーグレードのONEを除き、MINIコネクテッドを標準化。これによりBMW同様の緊急時の「SOSコール」や様々な情報提供が受けられる「コンシェルジュデスク」などのサービスが利用可能になりました。
メカニズム面の注目は「7速DCT」の搭載
メカニズムでは、ガソリンエンジンの「ONE」、「クーパー」、「クーパーS」のオートマチックトランスミッションが、6速ATから7速DCTに変更。よりダイレクトな変速を可能とし、MINIらしいゴーカートフィーリングを高めてくれるといいます。
3ドアハッチバックには6速MTが継続設定されるほか、3ドア及び5ドアハッチバックのクリーンディーゼルエンジン搭載車は6速ATを、高性能モデルのジョンクーパーワークスも8速ATを引き続き搭載しています。ATの違いは、エンジン性能に最適な組み合わせとしたことから、グレードによる違いがあるとのことです。
昨年のMINIクロスオーバーの登場により全てが3世代目に進化したMINI。アナウンスはありませんが、スタイルだけでなく、初のマイナーチェンジでどのような熟成が進んだのかも気になるところですね。
text & photo by OHTO Yasuhiro,edit by 木谷宗義
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