ホンダは、10代目となる新型シビックを9月29日より発売することを発表しました。新型では、標準車はセダンと5ドアハッチバック、そして、高性能モデルであるタイプRの全3タイプを設定しています。
新型では、シビック伝統の「きびきびした気持ちの良い走り」と「カッコいいデザイン」を磨き上げるだけでなく、さらにCセグメントトップクラスの「操る歓び」という高い目標を掲げて開発。そのため、プラットフォームから一新し、走行性能を高めるために、ドイツのアウトバーンやニュルブルクリンクサーキットを徹底的に走り込むテストも行ったといいます。
走りの良さを謳うだけあり、エクステリアは、ワイド&ローを基本とした力強くスポーティなスタイルに仕上げられています。さらにタイプRは、ホイールベースとトレッドを拡大した専用ボディにアグレッシブなエアロを取り入れることで、性能向上を図りつつ、標準車との差別化も図られています。
Cセグメントトップクラスを目指したというキャビンを備えたエクステリアは、黒を基調とし、こちらもスポーティさを演出。タイプRは、伝統の赤を取り入れた専用装飾となり、サーキットでの活躍を連想させてくれます。シートやステアリングなども操作系も専用仕様が取り入れられているのも大きな特徴です。
パワートレインは、セダンとハッチバックは1.5L直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載。セダンは173psを発揮するレギュラー仕様、ハッチバックは182psを発揮するハイオク仕様となります。トランスミッションは、CVTを基本としますが、ハッチバックのみ6速MTの選択が可能です。
一方、高性能モデルであるタイプRには、専用の2.0L直列4気筒DOHCターボエンジンを搭載。最高出力320ps/6500rpm、最大トルク400Nm/2500~4500rpmで発揮する。トランスミッションは6速MTを組み合わせる。その実力は、ニュルブルクリンク北コースのタイムアタックでFFモデル最速となる7分43秒80の記録が証明しています。
装備も充実しており、セダンとハッチバックには先進安全運転支援機能の「Honda Sensing」を始め、エンジンスタートボタン付スマートキーシステム、LEDヘッドライト、ETC車載器、電子制御パーキングなどを標準化。走りのタイプRは、走行性能を強化するアイテムを強化。ブレンボ製フロント4ポッドブレーキキャリパー、軽量20インチアルミホイール、専用サスペンション、専用シート、アルミ製シフトボブ、トリプルエキゾーストシステムなどが奢られています。
グレードはボディタイプそれぞれに1タイプのみとなり、価格は、セダンが265万320円。ハッチバックが280万440円。高性能モデルのタイプRが450万360円となります。発売は、9月と先ですが、既に店頭での予約がはじまっているとのことです。
text & photo by OHTO Yasuhiro