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【先週の自動車業界ハイライト】5分で分かる!『20年6月15日週』の最新ニュースまとめ

6/15週も自動車関連ニュースが盛りだくさん!国内外問わず、自動車業界の重要なニュースをハイライト形式でわかりやすく皆様にお届けします。

 

日産、アメリカにて新型SUV「ローグ」を発表 次期エクストレイルか

日産は6月15日、新型「ローグ」をアメリカにて発表しました。

ローグは現行エクストレイルと同じボディの兄弟車としてアメリカで販売されているSUVで、今回発表された新型ローグも次期型エクストレイルとも兄弟車になると噂されています。

日産は今年5月に事業構造改革計画の「NISSAN NEXT」を発表。その中で今後18か月に12車種の新型車の投入を計画しており、ローグはそのトップバッターとして今回発表された形になります。

発表されたNISSAN NEXTの新型車種の中にはエクストレイルの名前は無く、ローグと同車種であることから、次期型エクストレイルは新型ローグと同一車種の可能性が高いと言われています。

 

参考:ついに次期エクストレイルが丸裸に!! 新型ローグ 世界初公開

 

ランドローバー、新型「ディフェンダー」の日本仕様を公開 71年越しのフルモデルチェンジ

ランドローバー(ジャガー・ランドローバー・ジャパン)は、新型「ディフェンダー」の5ドアモデルである「ディフェンダー110」を日本にて初公開しました。

ディフェンダーは1948年より製造されている「ランドローバー・シリーズ」が1990年に大幅改良された際に名づけられたネーミングで、ランドローバー・シリーズを含め初のフルモデルチェンジとなります。

新型ディフェンダーはアルミニウム・モノコック構造の新アーキテクチャー「D7x」を採用し、強靭な骨格と軽量化の両立を実現しました。

3ドアのショートホイールベースモデルの「ディフェンダー90」もラインナップされ、価格はディフェンダー110で589万円~820万円、ディフェンダー90で499万円~739万円です。

 

参考:写真で見る ランドローバー「ディフェンダー 110」(日本初公開)

 

令和2年5月の自動車輸出額 前年同月比64%減に

財務省は17日に5月の貿易統計(速報)を発表しました。

自動車の輸出額は3202億円と前年同月比で64.1%マイナスと新型コロナウィルス感染拡大に伴う世界経済の停滞の影響を大きく受けた結果となりました。

特に米国の自動車輸出額は前年同月比で78.9%マイナスと大幅な減少となっています。

 

参考:令和2年5月貿易統計(速報)

 

トヨタ、バーチャル人体モデル「THUMS」を無償公開

トヨタ自動車は6月16日、自動車の衝突事故における人体障害をコンピュータ上で解析できるバーチャル人体モデルの「THUMS(サムス)」を2021年1月より無償公開すると発表しました。

安全なモビリティ社会の実現に向けた取り組みの一環として無償公開を通じ、より幅広いユーザーにTHUMSを活用していただくことで、クルマの安全性向上に貢献したいとアナウンスしています。

THUMSは人体の形状や強度を精密に再現しており、衝突による障害がより詳細に解析できるのが特徴としています。

 

参考:トヨタ自動車、バーチャル人体モデル「THUMS」を無償で公開

 

ヒュンダイ・ジャパンがTwitter公式アカウントを開設 日本市場に再進出か

ヒュンダイ・ジャパンは6月15日、Twitterにて公式アカウントを開設しました。

日本におけるヒュンダイの乗用車販売は2001年より開始されましたが、売り上げ低迷により2009年に撤退しました。

公式アカウントはグローバルブランドストーリーをお届けしていくとツイートしており、日本進出については18日現在でもアナウンスはありませんが、Twitter上でも日本再進出の示唆ではないかと盛り上がっています。

 

参考:韓国ヒュンダイが乗用車で日本再進出を示唆!? 現代ジャパンが公式Twitter開設 なぜ今なのか

 

レクサス、新型「IS」を世界初公開 フルモデルチェンジ並みの大幅改良

レクサスは6月16日、マイナーチェンジした「IS」を世界初公開しました。

「”Agile(俊敏)&Provocative(挑発的)”」をデザインコンセプトとし、最新のプレス技術や新開発の小型ランプユニットを採用しています。

走りを予感させるワイド&ローなスタンスとシャープなキャラクターデザインを目指したとのことで、前期型の面影がないほどに大幅に手が加えられています。

走りに関してもステアリングやペダルの初期応答だけでなく「戻す」際のコントロール性の向上にも取り組み、一連の運転操作をより滑らかにしたとしています。

新型ISの日本での発売は2020年秋頃の予定です。

 

参考:LEXUS、新型「IS」を世界初公開

 

カレコ・カーシェアリングクラブ、トヨタヤリスを導入

カレコ・カーシェアリングクラブは6月19日、トヨタのコンパクトカー「ヤリス」の導入を発表しました。

利用者のドライブが楽しくなるようなクルマを積極的に導入するとともに、クルマをカジュアルに試乗できる機会を創出するとの事です。

6月19日から順次、都内10ステーションに導入予定で、料金はスタンダードプランで10分140円、6時間パック4,080円、12時間パック5,700円、24時間パック7,300円、深夜パック(18時~翌6時)2,700円、距離料金16円/kmとなっています。

 

参考:トヨタの人気コンパクトカー「ヤリス」導入

 

トヨタ、2021年型「GRスープラ」北米仕様を発売

トヨタ自動車の米国部門は6月17日、「GRスープラ」の2021年北米モデルを発売しました。

3.0Lターボモデルでは新型ピストンとエキゾーストマニホールドを採用し、最高出力は382hp/5800-6500rpm、最大トルクは50.9kgm/1800-5000rpmと、従来型より47hp、0.4kgmのアップを達成しています。

足回りはフロント部にブレースを追加しボディ剛性を高め、それに合わせてサスペンションも再チューニングを施しています。

また、専用ボディカラーやカーボンパーツ、赤く塗装されたブレンボキャリパーなどを装備した「A91エディション」を1000台限定で発売します。

 

参考:トヨタ GRスープラ に2021年型、「A91エディション」も設定…米国発売

 

エヴァンゲリオンレーシングRQ2020が新コスチュームを披露

エヴァンゲリオンレーシングは2020年、ドリフト競技の最高峰であるD1グランプリにも参戦することを発表しました。

6月17日、D1参戦車両の「エヴァRT初号機GRスープラ」のお披露目イベントが開催され、その中でエヴァンゲリオンレーシングRQ2020の新コスチュームも初披露となりました。

今シーズンは綾波レイ役に優月さん、式波・アスカ・ラングレー役に引地裕美さん、真希波・マリ・イラストリアス役に渡邊海音さん、碇シンジ役に杉原枝利香さん、渚カヲル役に藤谷梨砂子さんが務め、チームを盛り上げます。

2020年のコスチュームはアシンメトリーなデザインと背中が大胆に開いたセクシーなデザインがポイントとなっています。

 

参考:エヴァンゲリオンレーシングRQ2020が新コスチュームを披露。今年はアシンメトリーがポイントに

 

スズキ、ワゴンRなど10車種のリコールを発表 サスペンション・エンジンなどに不具合

スズキは6月18日、ワゴンRなど10車種のエンジンまたはサスペンションに不具合があるとしてリコールを国土交通省に届け出ました。

エンジンのリコールの対象は、スズキ「ワゴンR」「アルト」「MRワゴン」「スペーシア」「ハスラー」、日産「モコ」、マツダ「キャロル」「フレア」「フレアワゴン」「フレアクロスオーバー」の10車種で、2012年8月21日~2016年2月3日に製造された96万9800台です。

サスペンションのリコールの対象は、スズキ『ワゴンR』『アルトラパン』『MRワゴン』『スペーシア』、日産『モコ』、マツダ『フレア』『フレアワゴン』の7車種で、2013年3月28日~2015年12月25日に製造された61万0496台となりました。

 

参考:アルト、ワゴンR、MRワゴン、スペーシア、ハスラーのリコールについて

参考:ワゴンR、スペーシア、アルト ラパン、MRワゴンのリコールについて

 

6/15週の自動車関連ニュースまとめ

自動車輸出額も前年同月と比べて大幅減など、新型コロナウイルスが日本経済や自動車業界に大きなダメージを与えています。日本では規制も解除されはじめ、今後の自動車業界の動向にも注目です。