マイカーローンの金利相場どのくらい？金利が違うと利息はどのくらい変わる？

マイカーローンの金利相場がどのくらいなのか、皆さんは気にしたことがあるでしょうか。

自身の契約するローン金利が高ければ嬉しいものではありませんし、相場感養うことは契約を見直す機会になるかもしれません。

今回はマイカーローンの金利相場はどのくらいなのか、また金利が違うことで支払い利息はどのくらい変わってくるのか、具体例を交えてご紹介します。

マイカーローンの金利相場どのくらい？

マイカーローンの金利相場について、金融機関ごとにみていきましょう。
時期や機関、あるいは商品によっても違いがありますので、あくまで参考としてご覧ください。
　

自社ローンの金利相場

自社ローンというのは、販売店が独自に扱うローン商品を指します。
特徴としては、自車が取り扱うローンの為、銀行や信販系のような厳しめの審査ではない点です。

勿論、審査が無いという訳ではなく、販売店ごとに基準を設け審査が行われます。

一般論としての特徴は、審査が通りづらいであろう学生や主婦といった定職が無い人、審査に通らない傾向にある人でも利用しやすいローンです。

また外部の金融機関のシステムや商品を通さない自社ローンであれば、貸金業の資格を所有していない場合、金利はありません。

金利が無い＝お得、と食いつきたいところですが、その代わりに販売価格に対し10~20%程度の手数料が設けられます。

この金額は他のマイカーローンに比べれば、総支払額は高い傾向ですし、支払回数も12~24回までと少ないの設定なので、注意が必要です。
　

ディーラーローンの金利相場

ディーラーローンはその名の通り、ディーラーや中古車販売店が信販会社と提携し提供している商品です。

車両の購入時に利用した方も多いのではないでしょうか。
商談の中で書類の作成ができるので、車両の購入とローンの書類作成が切り離されず手間の少ない、とても利便性のよいシステムです。

また早ければ商談中、あるいは翌日～数日中には審査結果がわかるスピーディさも特徴です。

相対的に金利は高めであり、4~10%前後が多く見られます。
ローンの完済まで車両の名義が自身にならず、所有者は販売会社か信販会社になります。

支払い途中で、勝手に車両の売却や譲渡ができないことも、覚えておきましょう。
　

金融機関ローンの金利相場

金融機関が取り扱うのが金融ローンです。
都市銀行や地方銀行、農協などが主に取り扱います。

先のディーラーローンに比べると金利が安めの2~5%程度が多く、相談に行った経験がある方も多いのではないでしょうか。

また車の購入以外にも融資金を利用できるので、関連商品やアフターパーツの装着などの購入にも当てられます。

審査は厳しめで、源泉徴収票や所得証明書など書類の準備が必要です。

そして審査にかかる時間も長いので、急ぎの人には不向きと言わざる得ません。
　

消費者金融ローンの金利相場

消費者金融ローンは、金融機関やディーラーローンに比べて審査手続きが迅速に行われます。

早い審査と資金が必要な場合、選択肢として有効かもしれません。

融資資金は車両購入だけでなく、整備や運転免許取得費用に利用できる場合もあり、そういった事項とセットで資金の確保を考えているならば、なおおすすめです。
金利としては、3~10%で高めの設定となります。
審査が比較的緩めといえるでしょう。

マイカーローンの金利が違うと利息はどのくらい変わる？

次にマイカーローンの金利が違うことで、利息はどのくらい変わってくるのでしょうか？
具体的に金利相場に当てはめて利息や支払総額の違いをみていきましょう。
　

ディーラーローンの金利相場8%の利息

まずはディーラーローンで借入額300万円、支払期間5年（60回）の借り入れを検討しているとしましょう。

金利はオーソドックスな相場である8%とし、支払総額や利息についてシミュレーションしてみます。

支払総額：3,649,717円　利息総額：649,717円　月返済額：60,829円となります。

カーローンを利用している方で、同程度の支払いに心当たりがある方もいらっしゃるでしょう。
　

金融機関ローンの金利相場3%の利息

では次に金融機関ローンです。
借入額は同様に300万円、支払期間5年（60回）の借り入れを検討しているとしましょう。

金利は金融機関ローンとしては相場といえる3%でシミュレーションしてみましょう。

支払総額：3,234,333円　利息総額：234,333円　月返済額：53,906円となります。

具体的な例を比べてみると、中々違いがあるものだと実感できるはずです。
ただし、金融機関ローンについては、実際これだけの低金利で借りられるかはそれぞれです。

またディーラーローンの金利の高さにフォーカスしてしまうかもしれませんが、商品として魅力がない、と言いたいわけではありません。

商談と同時に申し込みが出来、審査も早く、窓口が同様の営業マンという利便性と安心感は何物にも代えがたいものです。

自身にとってどちらが良いのか、車の検討を始める際、ローンの検討先も複数用意するというのも大事ではないでしょうか。

人気金融機関ローン2社の金利比較

金利による支払いの差について、イメージが持てたところで人気金融機関ローン2社で、金利の比較をしてみましょう。

より具体的に金融機関を考える資料になるはずです。

　

りそな銀行「りそなマイカーローン」の金利

最後にりそな銀行「りそなマイカーローン」、金利は1.20%～の変動金利、低金利かつEV・FCV購入時には定期用金利から0.3%引き下げられます。

また住宅ローンの借り入れがある方は0.90%より利用可能と、サービスが充実している強力な商品です。（住宅ローンとEV・FCV金利優遇は併用できません。）

例外はあるものの、契約までネットで完結できるので来店不要というアクセスの良さも魅力です。

りそな銀行マイカーローン
公式HP

　

損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」の金利

次は通常1.50%～3.95%、エコカー割1.40%～3.85%、さらにバイク割引中は適用金利より0.05%優遇の損保ジャパン「ジャパンダ・ネットマイカーローン」です。

こちらは固定金利の商品ですので、家計の計算・管理が楽な点も魅力的です。

通常金融機関ローンは自社口座を持っているか、新規に開設する必要がありますが、この商品は新規口座の開設は不要です。

また収入印紙代、手数料がかからずに、借入金額全額が口座に振り込まれる点も有用です。

まとめ

実際に支払総額をみてみると金利がいかに重要かわかってきますし、実感できたのではないでしょうか。

また今回の記事では、一部の商品しか紹介しておりませんが、実に多種多様なマイカーローン商品が出され、市場で競われています。

また少しの紹介でしたが、こんなに魅力的なローンがあったのかと、気づいてもらえたはずです。

一度支払いを見直してみようと思っていただけたのであれば、是非以下の記事もご一読ください。

より多くのマイカーローンをランキング形式でご紹介しています。

まずは読んでみるだけでも、家計の見直しの第一歩となるはずです。

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